🐱

2025/6/13-14 スクラムフェス金沢に行ってきた🐈🐈🐈

に公開

Day1

出かける前に

  • Pekoeのお試し版を事前にセットアップしときました。ギャザーしているときに何話したか記録できるといいなと思って。
  • 名刺をいただく場合も何回かあったので、新しい名刺持っていきました。もちろんプレイリーカードでOKという方は従来通りそちらで情報交換と。
  • お土産はいつものところで能登ワインを購入。ワイン好きの妻によると、美味しいようです。自分も少しだけ飲んでみましたが、日本酒のように口あたりがよかったです😺

https://x.com/warumonogakari/status/1933396012657488222

雄谷さん「国土強靭化とは何か? ~能登半島地震・豪雨に学ぶ~」

  • 執行猶予の人の話、死ぬ前の病床にアルコールを持ち込んでわいわい飲み会など、管理・保安上を第一に考えたら卒倒してしまうような、何気にすごいことをさらっと写真みせながらの講演でした。
  • 終始思い出しながら笑顔で話されていたのが印象的でした。
  • この講演だけ聞くと、いかに向き合いにくい難しいことをやっているのか、そして価値ある挑戦をしているのかわからないなーとも感じたので、僭越ながら思わず翌朝以下のような記事を書いてしまいました😾

https://note.com/warumonogakari/n/n3fbdb44c0127

岡島さん 「初めてのプロダクトオーナー:エンジニア出身者が挑む、価値最大化への挑戦と学び」

  • 具体的な話の件で、家族アカウントのセットアップでいかにステップ数減らすかが出てきて興味深かったしよかったです。
  • 一方で、家族アカウントのセットアップ・体験が「価値」だとすると、本当に提供したい価値は何だろう?という問いが浮かびました。
  • 計画が、作業の計画の話しかしていないようにみえ、スプリントゴールは何だったんだろう?スプリントゴールを言語化できていたんだろうか、提供した結果ステークホルダーとの価値期待の差分はどうだったんだろう?という問いも浮かびました。
  • 開発途中で、なかなか話づらい面もあるのかもしれないけど、素で言語化されていないようにも見え、他人事ながら気になりました。。

Day2

Gold Sponsor Session KDDIアジャイル開発センター株式会社

  • 「今日は歌わない」で、最初に笑いをとって始まった講演、KAGさんの横のつながりでいろいろ相談でき素敵だなと感じました。
  • かなり大規模で LeSSを参考にしていると受け取りました。
  • 大規模すぎると、スプリントごとのゴールとレビュー、ステークフォルダーとの対話がどうしてもなおざりになって、割り当てられた「作業」を繰り返しこなすことになっちゃうよなーと思って聞いていました。
  • もちろん、この事例ではあてはまらないのかもしれません。

本多さん 「石川県のとある企業が変革し続けていく話」

  • まず、昨年のスクラムフェス金沢の基調講演を聴いたうえで、この講演を聴くとよいとおもいました。
  • 昨年の基調講演で 何気にすごいこといっているなと感じたんだけど、やっぱりすごいことやっていたんだと確認できたのがよかったです。

https://www.youtube.com/watch?v=J8UhBshHvMU&list=PL-bvtmk0kdw59hy21i-Ou8L6ayko6k2Td&index=2

  • 出島戦略の考察、外部状況の共有とよい意味での「危機感」、トップの「どんどんエスカレーションしてこい!」という姿勢、そして対話・対話の繰り返し。。野中論文 "The New New Product Development Game"で記述されている起こっていたことが、時をこえ、ここでも再現されているようにもおもえました。
  • とてもいい講演でした。お勧めです。またビデオみよう。

お昼 お弁当美味しかった

  • 講演後、本多さんと話ができた。関東地方から北陸金沢へ5年も行き来していた話をされていて、ただただほんとすごいなぁ(語彙不足)と感じました。
  • かつさん(@Katsu_19820825さん)に前前会社の話をちょっとしました。でもって、プラネタリウムの割引券もらった(ヤッター)。
  • Kiroさん(@haradakiroさん)に「脳に収まるコードの書き方」にサインしてもらいました。「認知負荷という切り口がいいですね」という少し感想をのべたところ、「この本を翻訳したのは、単なるコードの読みにくさ・読みやすさよりも、より認知負荷が高い、問題にむきあってほしいから」という想いを話されていた(たしか)のが印象的でした。

Asatoさん 「スクラムチームの未来を照らすラフでライトでシンプルな見通しの立て方」

  • 計画より見通しという言葉が好き、とても共感できることから始まった講演でした。
  • 見通しといえば、コロナ禍の時に、ニュージランドのアーダーン首相の毎日の会見が、起こったこと・影響を受けていること・そして未来への見通しでしめていたのを思い出しました。
  • 途中から作業ボリュームの見積もりになり、計算式が出てきて、同じ組織でPBI作るとなんとなく同じ大きさになるから、それならならしちゃえばいいじゃんという声も出ていました。
  • 開発者内としての見通しとしては、確実にこなそうという作業見積もりという意味で、これでもいいかとは思ったんですが、一方、POとしては完成した価値は何かの見通しを立てる必要があるなーとも感じました。
  • で、asatoさんがステークホルダーに見通しを説明している際、気をつけている事があれば教えてくれますか?という質問をしました。結局のところ、スプリントを重ねていく上で、信頼貯金が貯まっていく過程が大事なのかなーとあらためて思った講演でした。

粟田さん 「FASTと向き合うことで見えた、大規模アジャイルの難しさと楽しさ」

  • サイクルがタイムボックスじゃないとすると、各ネットワークのノードはどうやって同期とるんだろう?対立の火種って当時気づけたのだろうか、全員で共通認識を持つ、かなりグリーン組織ってことなのかな?と、いろいろ疑問や違和感が浮かんだ、それだけによい講演でした。
  • ただ、FASTがスケールしやすいというウリ?がまだピンときていなくて、導入にあたってまず重きをおいている価値が「学習」という、共通な価値観を持っていないとうまくいかないってことなのかなぁとも思いました。
  • より深い学習を進めるためには、やっぱり各サイクルに背景・目的、ひいてはゴールが必要なんじゃないかとも思い浮かべました。ここも何となくなんですが。
  • Discord で、つい「やっぱりワークショップかなんか実体験したいなぁ🐱」と呟いたら、Emiさん(@mienokanaさん)スクフェス大阪でワークショップやるというフォローが入りました。ありがとうございます、さっそく like押しました😺

https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka-2025/proposal/22666/fast

  • ある意味、オープンソースが出てきたときみたいに、これで役に立つのかご飯食べれるのか、いろいろ違和感はあるけど、でも楽しいからやっているというステージなのかもとも受け取りました。正直、ログラスさんにとっては、FASTをとらざる得なかった、もっと切実な理由があるのかもしれないけど、ちょっとそれはわからなかったです。
  • いろいろ出てきた大規模アジャイルの中で、一番、FASTが、応援したくなりましたし、やりたくなりそうです。今のところ、猫の直感だけなんですけど。このあたり、インターネットがまだ黎明期だった頃、OSI参照モデルより TCP/IPがいいかなと思っていた頃の感覚に似ていますね。
  • SAFe推しの人には本当に申し訳ないのですが、仮に粟田さんが SAFe 推進担当者だとして おおひらさん(@ohiraさん)がお父さんのように見守り、心配そうな顔で出てくるようになっていたか。つまり、愛ある管理になっていたかというと、たぶんそうならなかったと思うんですよね。。
  • とはいえ、これだとロジカルじゃな過ぎですし裏付けも乏しい。今後とも対話を重ねていきたいなと感じました。

中大和さん「傾聴!!コミュニケーションレクイエム☆ 〜傾聴嫌いが届ける傾聴の技術〜 完全版」

  • 聴いていることは、話し手側が「聴いてもらっている」体験ができるかどうかが重要で、そのための一般的かつ基礎的な技法について学ぶワークショップでした。
  • あらためて、自分、ページングが下手だから、明日からもっともっと意識してやろう。
  • ちなみに、妻がカウンセラーなんですが、上っ面でこの技法やっていると、確実に見透かされます。たぶん、カウンセラーでなくても傾聴技法を知っている方・カンの良い方はかえって「聴いていない」と感じる場合もあります。
  • なので、聴き手は聞かなくてよいからこの技法さえすればよいではなく、本気で聴こうとしたうえで、それでも人はいろいろなことが頭に浮かぶから聴けないこともあることを念頭に、この技法をつかいましょうという話と受け取っています。

その他、参加してみて。自分が思い浮かべたこと

情報保障アプリ Pekoe 使ってみた

  • 今のところ、とくに耳に不自由しているわけではないですが、「ええ、あれあれ?」とぱっと聞き逃したことを文字で確認できるのは便利だと感じました。
  • また、話をする際に iPhoneのブラウザ版で仕込んでやってみました。あとでブログでかくときに使えないかなーとおもって。が、マイクが話をする以外のところを拾ってしまったこともあり、正直、この目的には使いずらかったです。まあ、Pekoeが原因というよりも iPhoneのマイクの拾い方の問題だし、本来の目的からそれちゃっているから「そりゃ、そうか」という気もします。

あらためてスプリント(イテレーションでもよいけど)ゴールを設定するのが大事じゃないかと感じた

  • 4月に入って自分が実際に体験したスクラムと称している事例や、今回、スクフェス金沢で見聞きした、スクラムの各事例に対して、ずっとずっともやもやしていたんですが、帰宅後たまたま下記の資料にぶちあたりました。

https://speakerdeck.com/takufujii/supurintogorudejia-zhi-woqu-dong-siyou

  • 自分が実際に体験したスクラムと称している事例では、*このスプリント*が終わったときに何がもたらしているのか、どんな希望なり期待なりがあるのか、言語化されたスプリントゴールがありませんでした。
  • もちろん、金沢で発表されていた事例の場合、開発途中のためスプリントゴールが公にできないケースもあるかと思います。
  • ただ、もしスプリントゴールがないとすると、スプリントゴールに対する ふりかえり もできないよね、これ、単なるなんちゃって繰り返し開発じゃないかなーと。
  • それなら、シンプルに KANBANの方がお勧めのようにも思えます。
  • 一方で、大規模化してくると、本来このスプリントで全体として届けたい価値がどうしてもぼんやりしてくる、気がついたら「このスプリント、サービスとして一体全体新たに何を届ける?一言で言うと?」がなくなっていることもありえそうです。
  • 大規模アジャイルならではの失いがちなものというか。
  • このあたり、ちょっとわたし🐱のスクラムに対する理解がちょっと特殊なのかもしれませんね。。

前振りというか推しというか

  • 運営の方が前振りというか推しというか、なぜこのプロポーザルを選んだのか少し話をしてくれるだけで参加者にとって、だいぶ見どころ・興味がわいて、よりよい価値ある講演になるようにも感じました。
  • 午後最初の本多さんの話は、Discord内で、運営さんよりなぜ選んだのか、また中の人から質問をフォローしてくれたりして、より話の解像度があがり、プレミア感があがったように、自分には感じられました。
  • そういう意味では、基調講演の雄谷さんの話は、フォローがあるとより価値がますかも。。そうおもって、上記のブログをつい書いてしまった。前節なり後節が延々やってしまうとかえって価値を損なうこともあるので、塩梅が難しい面もあるけど(^^;;;;

来年に向けて

  • 昨年も、今年も、なんか疲れてしまったり、気分がイマイチだったりして、飲み会参加できませんでした。
  • 初日は移動の疲れもあるから難しいとして、2日目何とか参加したいなぁ。
  • こどもたち🐱🐱🐱のことも気になるという理由もあるけど、もう少しゆとりあるように業務を調整していければと思っています。

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