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CarthageでバイナリXCFrameworkを使う
Carthageの新しいバージョン0.38.0
Carthageのバージョン0.37.0から、Xcode 12・XCFrameworkでのビルドに対応しています。
しかし、ライブラリによってはバイナリを使いたい時があると思います。特にビルド時間が長いものです。例えば、RealmやRxSwiftなどです。バージョン0.37.0では、例えXCFrameworkバイナリもあるライブラリでも、通常のFrameworkバイナリを使うという欠点がありました。
最近リリースされたCarthage v0.38.0では、XCFrameworkバイナリでのインストールにも対応しました。これでビルド時間が短縮できます。
Carthage v0.38.0のインストール
Homebrewを使う方法
Homebrewでは、最新の0.38.0が利用できます。
% brew install carthage
or
% brew upgrade carthage
Mintを使う方法
Mintを使う方法もあります。例えばBitriseなどではまだ最新のcarthageに対応していないので、Mintでバージョン指定でインストールします。
Mint自体はHomebrewでインストールできます。
% brew install mint
% brew uninstall carthage # Homebrewでインストールしていた場合
% mint install Carthage/Carthage@0.38.0
Carthageでインストール
% rm -rf Carthage # Carthageフォルダを一旦削除
% carthage bootstrap --platform iOS --cache-builds --use-xcframeworks
あとは、生成されたXCFrameworkをプロジェクトにインポートします。XCFrameworkを使うと、今までのCarthageで使っていたBuild Scriptsのcopy-frameworks
を記載しなくても良くなるので便利ですね。
参考
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