macOS Catalina zsh環境でpyenvを使ってPython 3.9.0をインストール
Pythonの環境構築
お仕事で若者に「このPythonスクリプトちょっと動かしてみてくれや」と言われたのですが、新しいMacBookにPython 3.x系が入っていなかったため環境構築しました。
Python何もわからんマンのおじさんですが「バージョン管理は必須だよな!」ってことくらい知っているのでpyenvを使います(キリッ
Mac標準インストールのPythonのバージョン確認
ちなみにmacOS Catalina 10.15.6で標準インストールされているPythonバージョンは2.7.16でした。
$ python --version
Python 2.7.16
2020年モデルのMacBook Proなのですが…そろそろ3.x系を入れてくれても良いのよ?
pyenvのインストール
複数バージョン切り替えに対応するため、まずはpyenv入れます。ここではHomebrewを使ってインストールします。
The Missing Package Manager for macOS (or Linux) — Homebrew
Homebrew未インストールの場合は、公式に記載のコマンドを叩いて入れましょう。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
すでにHomebrewインストール済みなら、アップデートをかけた上でpyenvをインストール。
% brew update
% brew install pyenv
ちょっと時間かかると思いますが、気長に待ちましょう。
pyenv にパスを通す
macOS Catalinaでは、シェルがbashではなくzshになっているので、パスを通すため.zshrc
ファイルに以下の設定を追記します。
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"
Which shell startup file do I put pyenv config in? · pyenv/pyenv Wiki
pyenvのバージョン確認
ターミナルを再起動して、pyenvコマンドでバージョン確認します。
% pyenv -v
pyenv 1.2.21
pyenvコマンドが正常に実行できていればOKです。
バージョン一覧確認
インストール可能なPythonのバージョン一覧を見てます。
$ pyenv install --list
Available versions:
2.1.3
2.2.3
2.3.7
...
3.9.0
3.9-dev
3.10-dev
activepython-2.7.14
activepython-3.5.4
activepython-3.6.0
anaconda-1.4.0
anaconda-1.5.0
anaconda-1.5.1
...
stackless-3.4.7
stackless-3.5.4
stackless-3.7.5
ズラズラーっと出てきますね。
Python 3.9.0をインストール
今回は最新の安定版である3.9.0
入れてみました。
% pyenv install 3.9.0
バージョン確認
インストールが終わったらpyenvで切替可能なバージョン一覧を確認します。
$ pyenv versions
* system (set by /Users/unsoluble_sugar/.pyenv/version)
3.9.0
システム標準のPythonバージョンに加えて、3.9.0が追加されました。
この時点では、システム標準で入ってるPython 2.7.16がカレントバージョンとなっています。
カレントバージョンの切り替え
以下コマンドで3.9.0をカレントにします。ここではglobal
指定していますが、ディレクトリ単位で切り替える場合はglobal
ではなくlocal
を使いましょう。
% pyenv global 3.9.0
バージョン確認
バージョンが切り変わったか確認します。
% pyenv versions
system
* 3.9.0 (set by /Users/unsoluble_sugar/.pyenv/version)
これでPython 3.9.0が使えるようになりました。
簡単ですね。
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