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macOS Monterey(Apple M1)zshでpyenv/Python環境構築

2022/04/24に公開

M1チップ搭載MacBookでPython環境構築

Apple M1チップ搭載のMacBookにPython環境を構築する機会があったので、手順をメモしておきます。

デバイス OS
MacBook Pro (13-inch, M1, 2020) macOS Monterey バージョン12.3.1

pyenvのインストール

複数バージョンのPythonに対応するため、pyenvで環境構築します。

https://github.com/pyenv/pyenv#homebrew-in-macos

pyenvはHomebrewを使ってインストールします。
Homebrew未導入の場合は、以下コマンドでインストールしておきましょう。

% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

Homebrewを最新にアップデートした上で、pyenvをインストールします。

% brew update
% brew install pyenv

shellの環境設定

続いてpyenvコマンドのパスを通すための設定を行ないます。
今回はzsh環境なので.zprofile.zshrcにパス設定を書き込みます。

% echo 'eval "$(pyenv init --path)"' >> ~/.zprofile

% echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zshrc

bash環境の場合や、pyenvリポジトリをフォークしたgit checkout経由の場合は、書き込み対象の設定ファイルやパス指定の内容が異なります。詳細は公式のREADMEを参照しましょう。

https://github.com/pyenv/pyenv#basic-github-checkout

shell設定の反映

sourceコマンドを実行してshell設定を即時反映させます。ターミナルの再起動でも構いません。

% source ~/.zprofile
% source ~/.zshrc

設定反映後にpyenvコマンドが実行できない場合は、前述のshell設定を見直しましょう。

指定バージョンをインストール

pyenv install -lでインストール可能なPythonバージョンを確認します。

% pyenv install -l
Available versions:
  2.1.3

  ...

  3.10.1
  3.10.2
  3.10.3
  3.11.0a6
  3.11-dev
  activepython-2.7.14

  ...

  stackless-3.7.5

今回は本記事執筆時点での安定版であるバージョン3.10台の最新版をインストールすることにしました。

% pyenv install 3.10.3

使用バージョンの切り替え

使用するPythonバージョンを切り替えます。

% pyenv global 3.10.3

pyenvバージョンの確認

pyenv versionsで、インストールしたバージョンに切り替わっているか確認します。

% pyenv versions
  system
* 3.10.3 (set by /Users/unsoluble_sugar/.pyenv/version)

先ほどイントールした3.10.3に切り替わっていますね。

Pythonバージョンの確認

最後にpythonコマンドを実行してバージョン確認。

% python --version
Python 3.10.3

以上です。

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