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macOS Monterey(Apple M1)zshでpyenv/Python環境構築
M1チップ搭載MacBookでPython環境構築
Apple M1チップ搭載のMacBookにPython環境を構築する機会があったので、手順をメモしておきます。
| デバイス | OS |
|---|---|
| MacBook Pro (13-inch, M1, 2020) | macOS Monterey バージョン12.3.1 |
pyenvのインストール
複数バージョンのPythonに対応するため、pyenvで環境構築します。
pyenvはHomebrewを使ってインストールします。
Homebrew未導入の場合は、以下コマンドでインストールしておきましょう。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
Homebrewを最新にアップデートした上で、pyenvをインストールします。
% brew update
% brew install pyenv
shellの環境設定
続いてpyenvコマンドのパスを通すための設定を行ないます。
今回はzsh環境なので.zprofileと.zshrcにパス設定を書き込みます。
% echo 'eval "$(pyenv init --path)"' >> ~/.zprofile
% echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zshrc
bash環境の場合や、pyenvリポジトリをフォークしたgit checkout経由の場合は、書き込み対象の設定ファイルやパス指定の内容が異なります。詳細は公式のREADMEを参照しましょう。
shell設定の反映
sourceコマンドを実行してshell設定を即時反映させます。ターミナルの再起動でも構いません。
% source ~/.zprofile
% source ~/.zshrc
設定反映後にpyenvコマンドが実行できない場合は、前述のshell設定を見直しましょう。
指定バージョンをインストール
pyenv install -lでインストール可能なPythonバージョンを確認します。
% pyenv install -l
Available versions:
2.1.3
...
3.10.1
3.10.2
3.10.3
3.11.0a6
3.11-dev
activepython-2.7.14
...
stackless-3.7.5
今回は本記事執筆時点での安定版であるバージョン3.10台の最新版をインストールすることにしました。
% pyenv install 3.10.3
使用バージョンの切り替え
使用するPythonバージョンを切り替えます。
% pyenv global 3.10.3
pyenvバージョンの確認
pyenv versionsで、インストールしたバージョンに切り替わっているか確認します。
% pyenv versions
system
* 3.10.3 (set by /Users/unsoluble_sugar/.pyenv/version)
先ほどイントールした3.10.3に切り替わっていますね。
Pythonバージョンの確認
最後にpythonコマンドを実行してバージョン確認。
% python --version
Python 3.10.3
以上です。
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