Chapter 06

ChatGPT Plusの概要

ますみ@エンジニア
ますみ@エンジニア
2023.03.30に更新

この記事では、まだChatGPT Plusを使ったことがない方に向けて、「ChatGPT Plusの概要」を紹介します!
この記事を読むことで、メリットとデメリットを知ることができ、あなたがChatGPT Plusを利用するべきか、むしろしないべきか明確になるでしょう。

https://youtu.be/Bbw-HbXxpXA

ChatGPT Plusとは

  • 概要:有料版ChatGPT
  • 金額:月額$20(約2,600円)
  • 特徴
    • ピークタイム(アクセス数が多い時)におけるアクセス性
    • レスポンスの速さ
    • 新機能の優先的な利用

https://openai.com/blog/chatgpt-plus/

ChatGPT Plusの登録方法

  • まずChatGPTにログインして、開いてもらって、左側の「Upgrade to Plus」をクリックします。

  • そして、「Upgrade plan」をクリックします。

  • そうすると、クレジットカードの決済画面が出るため、入力して「申し込む」をクリックします。

  • 登録が完了すると、次の画面になるため、「Continue」をクリックします。

  • そうすると、次のように「ChatGPT Plus」の画面が開きます。

ChatGPT Plusの画面説明

  • 上のボタンでモデルを選ぶことができ、「Default」と「Legacy」を選ぶことができます。
  • 以前までは、「Turbo」があったのですが、最近なくなりました。
  • Legacy Modeは、過去のChatGPT Plusのモデルを採用しています。
  • Default Modeは、最新の速度を優先したモデルになります。
  • ネット上では、扱っているデータの鮮度やモデルの複雑さが異なるなどの情報が飛び交っていますが、公式による発表はまだないため、実際のところは不明です。
  • そのために、この記事では、実際にChatGPTの返答を比較して、考察をします。

ChatGPT(無料版)との比較実験

データの鮮度

  • 「2021年の日本の流行語大賞を教えて」と聞いたところ、どちらも誤った回答をしました(正解は、「リアル二刀流/ショータイム」)。
  • 2021年の流行語大賞は、2021年12月1日に発表されました。
  • そのため、無料版においても、Plus版においても、それよりも古いデータを扱っている可能性があります。
ChatGPT(デフォルト版)
2021年の日本の流行語大賞は、「ワクチン接種」が受賞しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ワクチン接種が注目され、多くの人々が接種を受けることが推奨されました。そのため、「ワクチン接種」が2021年の日本の流行語大賞に選ばれました。
ChatGPT(無料版)
2021年の日本の流行語大賞は、「ワクチン接種」が受賞しました。新型コロナウイルスのワクチン接種が世界的な課題となっていたことから、社会的な注目を集め、多くの人々が口にするようになったことが評価されました。

返答速度

  • 「おすすめのプログラミング言語を教えて」と質問したところ、次のような結果になりました。
    • ChatGPT Plus(デフォルト版):46秒(0.061秒/トークン)
    • ChatGPT Plus(レガシー版):21秒(0.042秒/トークン)
    • ChatGPT(無料版):41秒(0.065秒/トークン)
  • この質問においては、驚いたことにChatGPT Plus(デフォルト版)よりも無料版の方が少ない時間で返答が返ってきました。
    • おそらくChatGPT Plus(デフォルト版)の方が、回答した分量(出力トークン量)が多かったためだと考えられます。
    • 1トークンあたりの生成速度(参考値)で比較すると、ChatGPT Plusの方が速い傾向はあります。

回答の品質

  • 同じプログラミング言語を推奨され、この質問においては、そこまで品質に差はなかったです。
  • 「おすすめのプログラミング言語を教えて」と質問したところ、次のような結果になりました。
    • ChatGPT Plus(デフォルト版):丁寧に説明(トークン数:753)。
    • ChatGPT Plus(レガシー版):簡易的に説明(トークン数:497)。
    • ChatGPT(無料版):デフォルト版とレガシー版の中間的な分量で説明(トークン数:635)。
ChatGPT(デフォルト版)
プログラミング言語の選択は、その言語を使用する目的やプロジェクトに依存しますが、いくつかのお勧めの言語を挙げてみます。

1. Python:Pythonは、初心者にもわかりやすい、シンプルで読みやすいコードを書けることで知られています。また、データサイエンスや機械学習、Web開発など多岐にわたる分野で使われています。
2. Java:Javaは、大規模なアプリケーションを作成するのに非常に適しているプログラミング言語で、ビッグデータやWebアプリケーション開発にもよく使われています。また、Androidアプリケーションの開発にも使用されています。
3. JavaScript:Web開発に特化した言語で、フロントエンドの開発に必須です。JavaScriptは動的でインタラクティブなWebページを作成するために必要不可欠な言語です。
4. C++:高度なアルゴリズムやシステムソフトウェアの開発に適しています。とくにゲームや組み込みシステムなどのパフォーマンスが必要な分野で使われます。
5. Swift:iOSやMacアプリケーションの開発に使用されます。Swiftは安全で高速な言語で、Apple社のプラットフォームでのアプリケーション開発において重要な役割を担っています。

以上の言語は、それぞれ特定の分野でよく使われている言語です。どの言語を選ぶかは、個人の興味や目的によって異なりますので、自分の目的に合った言語を選んでください。
ChatGPT(レガシー版)
これは人それぞれ好みがあるので、具体的な用途やスキルレベルなどに応じて異なりますが、以下は一般的に人気のあるプログラミング言語です。

1. Python: 数値計算やデータ分析、Web開発など、様々な用途に使われています。学習もしやすく、コミュニティも活発です。
2. Java: 企業向けのアプリケーション開発や Android アプリ開発などに利用されています。安定性が高く、長期的なサポートもあります。
3. JavaScript: Web開発に不可欠な言語で、フロントエンドからバックエンドまで幅広い分野で利用されています。
4. C++: システムプログラミングやゲーム開発など、高速な処理が必要な用途に利用されます。
5. Swift: iOSアプリ開発に特化した言語です。簡潔で読みやすい文法が特徴です。

これらはあくまで一例ですので、自分のスキルや興味に合った言語を選ぶことが大切です。
ChatGPT(無料版)
プログラミング言語のおすすめは、その人がやりたいことや興味を持っている分野によって異なりますが、一般的には以下のような言語が人気があります。

1. Python: シンプルで読みやすく書きやすい言語で、データサイエンス、人工知能、Web開発、自然言語処理などに広く使われています。
2. JavaScript: Web開発に不可欠な言語であり、フロントエンド、バックエンド、モバイルアプリケーション開発などに使われます。
3. Java: 汎用的な言語で、ビッグデータ、Androidアプリケーション、Webアプリケーション、ゲーム開発などに使用されます。
4. C++: パフォーマンスが重要なアプリケーションやシステム、OS、ゲームエンジンなどの開発に使用されます。
5. Swift: Appleのプラットフォーム向けの開発言語であり、iOSアプリケーション、macOSアプリケーション、watchOSアプリケーション、tvOSアプリケーションの開発に使用されます。

これらの言語は、現在もっとも人気があり、仕事の機会やコミュニティのサポートが豊富です。しかし、これら以外にも多くの言語があり、それぞれの言語には長所や特徴があります。自分の興味や目的に合った言語を選ぶことが重要です。

比較実験への考察

  • データの鮮度
    • 無料版でも、Plus版でも変わらない可能性が高いです。
    • 少なくとも、「ChatGPT Plusでは2022年以降の最新データを学習している」という可能性は低いです。
  • 返答速度
    • 今回の実験においては、無料版の方が時間はかかりましたが、理由はおそらく回答した分量(出力トークン量)が多かったためだと考えられます。
    • このことから、回答の「内容」や「分量」によっては、必ずしもChatGPT Plusの方が早いとは限らないことがわかります。
  • 回答の品質
    • ChatGPT PlusのDefault版おいて、丁寧な回答が返ってきましたが、これは質問の内容に依存するため、いつでも丁寧かはわかりません。
  • その他
    • 少なくとも、無料版よりも悪いモデルを使用していることは考えづらいため、ChatGPT Plusの方がは高くなることが期待できます。
    • しかし、今後モデルが複雑になることにより、十分に学習が進まず、計算量が増えた結果、「返答速度」と「回答の品質」も下がってしまう可能性は考えられます。

ChatGPT Plusが向いている人

  • ここまでの話を聞くと、「では無料版でも良いのではないか?」と思うかもしれません。
  • 確かに、月額$20掛かってしまうため、「回答の品質」や「返答速度」への高い期待をしている人には強くオススメしませんが、次のような方はChatGPT Plusにしても良いと思いました。
  1. ピークタイムにおけるアクセス性の良さが欲しい人。
  • ターゲット①:ChatGPTが業務プロセスにおいて、必要不可欠な人。
  • ターゲット②:お金で時間を買いたい人。
  1. 新機能の情報を迅速に取得したい人。
  • ターゲット③:ChatGPTの情報を発信する人(インフルエンサーや記者など)。
  • ターゲット④:最新技術や機能を追いかけるのが好きな人。

参考文献

https://youtu.be/Bbw-HbXxpXA

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamaguchikenta/20230214-00337018