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ネットワーク(ダイナミックルーティングOSPF編)

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実際に機器を触り設定を行うことができる機会がありました。そこで学んだことについて書きました。間違えている点があった場合、教えていただけると幸いです。

サブネットマスクは/24のように表現されますが、機器の設定では255.255.255.0のように8進数で設定します。
ちなみに、
サブネットマスク(2進数)11111111.11111111.11111111.00000000
サブネットマスク(8進数)255.255.255.0
サブネットマスクは11111111.11111111.11111111.00000000で1が24個なので/24と書く。

OSPFとは

OSPF(Open Shortest Path First)は、TCP/IPのIGP(Interior Gateway Protocol)として使用される、LINK stateアルゴリズムをもつ、ダイナミックルーティングプロトコルです。
OSPFついて

ダイナミックルーティングのプロトコルでOSPFの範囲を指定し、そのエリア内でアドレスを配布することでルーティングテーブルを作成する。他にもRIPなどのダイナミックルーティングプロトコルが存在する。RIPは現在ほとんど使われていないプロトコルです。

ダイナミックルーティングとスタティックルーティングについて

OSPFの設定を行う上で必要な知識

  • OSPFのエリア
  • ワイルドカードマスク

OSPFのエリアは、ダイナミックルーティングでアドレスを配布する範囲です。範囲を設定することで、パケットの送信(Helloパケット)の送信範囲を指定し帯域が圧迫されることを防ぐことができる。

エリア0のみで構成することをシングルモードOSPFという。

ワイルドカードマスクは、サブネットマスクの反対です。

例えば、サブネットマスクが11111111.11111111.11111111.00000000の時はワイルドカードマスクは00000000.00000000.00000000.11111111です。

つまり、ワイルドカードマスクは0の部分のネットワークにアドレスを配布する。また、1の部分のアドレスは無視する。

詳しくはこちら

OSPF(シングルエリア)

シングルエリアOSPFは名前の通り、エリア0のみで構成されるOSPFです。

構成図

設定

今回も上の図にシングルモードOSPFを設定する。

router ospf {プロセスID}

プロセスIDを指定することができるが、分かりやすい設計/管理という観点でネイバールータとプロセスIDを同じにする。

network {IPアドレス} {ワイルドカードマスク} area {エリア}

機器にIPアドレスが割り当てられていてOSPFで通信させたいアドレスを指定する。

R1(config)# router ospf 1
R1(config-router)# network 172.16.10.1 0.0.0.255 area 0

R1の場合はファストイーサネット0の172.16.10.1/24にOSPFのエリア0を設定している。

R2(config)# router ospf 1
R2(config-router)# network 172.16.10.2 0.0.0.255 area 0
R3(config)# router ospf 1
R3(config-router)# network 192.168.0.1 0.0.0.255 area 0

R2、R3もR1と同様に設定する。

DSW(config)# router ospf 1
DSW(config-router)# network 172.16.10.200 0.0.0.255 area 0
DSW(config-router)# network 192.168.0.1 0.0.0.255 area 0

DSWには2つのインターフェースにアドレスが振られており、どちらもOSPFエリア0に属すのでそれぞれ設定する。

これでシングルモードOSPFの設定は終了です。

OSPF(マルチエリア)

マルチエリアOSPFは複数のエリアで構成するOSPFです。複数のエリアを設定することでHelloパケットがすべてのエリアに飛ばず、帯域が圧迫されにくくなる。

設定

今回は前回設定した構成にマルチエリアOSPFを設定していく。エリアは4つに分割する。

構成図シングルモードOSPF

コマンドは以下のように入力する。エリアを変更するのみで、特にシングルモードOSPFと異なる点はない。

R1(config)# router ospf 1
R1(config-router)# network 172.16.10.1 0.0.0.255 area 10

R1の場合はファストイーサネット0の172.16.10.1/24にOSPFのエリア10を設定している。

R2(config)# router ospf 1
R2(config-router)# network 172.16.10.2 0.0.0.255 area 20

R2の場合はファストイーサネット0の172.16.10.2/24にOSPFのエリア20を設定している。

R3(config)# router ospf 1
R3(config-router)# network 192.168.0.1 0.0.0.255 area 0

R3の場合はファストイーサネット0の192.168.0.2/24にOSPFのエリア0を設定している。

DSW(config)# router ospf 1
DSW(config-router)# network 172.16.10.1 0.0.0.255 area 10
DSW(config-router)# network 172.16.10.2 0.0.0.255 area 20
DSW(config-router)# network 192.168.0.1 0.0.0.255 area 0

DSWは3つのエリアに属しており、それぞれのアドレスにエリアを設定していく。

172.16.10.1はエリア10

172.16.10.2はエリア20

192.168.0.1はエリア0

これでマルチエリアOSPFの設定は終了です。

以下のコマンドでR1からR3と通信できることを確認してください。以下のように!が出力されれば成功です。

R1#ping 192.168.0.200
!!!!!

最後に

スタティックルーティングに比べダイナミックルーティングの設定の方が簡単に設定することができます。また、図に書き出して設定を行うことで理解しやすくなると思います。


参考

https://www.infraexpert.com/study/ospfz9.html

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