truestar、Zenn Publicationはじめました。
はじめに
改めまして、はじめまして!
株式会社truestar プロダクト開発部所属の しんや(shinyaa31) です。
この度、会社としてのブログプラットフォームにZenn活用していくことになり、「Zenn Publication」を開設致しました。下記ページで既に開設済となっており、記事も一定本数展開されている状態になっています。
Zenn Publicationに際してのオフィシャルなアナウンスなどは以下の通りです。
Zenn Publicationそのものの紹介ページは以下をご参照ください。
当エントリでは、簡単ではありますが株式会社truestarとしてZenn Publicationを利用することになった(利用を決めた)経緯と、今後の展開、意気込みについてお話していこうと思います。
Zenn Publication利用の背景
企業としてのブログプラットフォームにZenn(Zenn Publication)を採用しよう、となった理由は大きく3つありました。
執筆者体験の向上
予てからtruestarでは「Tableau-id Press -タブロイド-」という自社ブログメディアで技術的なもの、技術以外のもの、自社における諸活動の報告などを展開・お届けしてきました。
お客様、ユーザーの皆様にはこちらのフォーマットでお楽しみ頂けている一方で、現行ブログプラットフォームで採用しているWordPressにおける「執筆(者)体験」の評判が宜しくないという声も挙がってきていたのは事実としてありました。側面としては大きく以下2つ。
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WordPress上での記事執筆に関する操作感、機能面での不足部分に関する解消が出来ていなかった
- 結果として『ブログを書く作業が面倒』に感じる部分も生まれていた
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WordPress上で記事を管理する際の手間が多く、またプラットフォームとして最新の状況にアップデートしていく事が出来ていなかった
- WordPressをアップデートしていく手間の問題(対応出来るメンバーと時間の確保が出来ない)が解消しきれなかった
- 結果、サービスとしても使い勝手が良くならず(悪くなっていく一方)、1つめの理由にも繋がっていた
Zennに関しては私を含め社内のメンバーも個人的に利用しており、記事執筆に関しては何らストレス無く行えている、また記事の管理についても同様の評価をしていたため、この「執筆者体験については間違いなく改善出来るだろう」という判断がありました。
執筆者体験が良いプラットフォームであれば、「ブログ記事を書く」という行動自体をもっと気軽に取ることも可能になると思っています。
レビュー体制のコスト軽減
2つめの理由背景は「レビュー体制のコスト軽減」です。
企業組織でブログアウトプットを推進していく場合、何らかのガードレール、ルールに基づいた運用が必要となります。ざっと思いつくだけでもこんな感じで目を配るべき箇所は多岐にわたります。
- (全体的に)誤字脱字のチェック
- タイトルやエントリの属性情報(アイキャッチ、トピック、カテゴリ、含める文字情報)の決まりごと
- 本文の内容に関する諸々
- ヘッダやフッタ等に統一して記載、展開する情報の在り方
truestarでも皆様同様に取り組んでは来ていたものの、十分なレビュー体制は敷けていない状況ではありました。こちらもやはり『執筆(者)体験』の項で述べたものと同様に、手間そのものの問題と、その手間を避ける人員、時間的リソースが取れないという問題双方が存在していました。
Zenn Publicationでは、この『レビュー体制をサポートする仕組み』についても対応してくれています。
- 高度なレビュー機能 - Publication Proの機能と管理
- Zenn Publication Proによりレビュー工数削減とガバナンス強化を実現。金融機関の厳格な基準をクリアしたテックブログ運営術 | クラスメソッド株式会社
- Publication Free でもメンバー同士の記事レビューを体験できるようになりました | What's New in Zenn
直近では(まだベータ版ではありますが)下記『AIレビュー機能』に期待しています。
また、シンプルに『ブログを公開したということを関係者が把握する』という部分も叶えたかった部分です。(この部分も通知機能で対応出来るということを確認済)
レビュー周りについては今後Zenn Publicationを活用していく上で色々検証していこうと思っています。この辺についてはしばらくして検証結果として何らか(ブログ上で)報告出来ればと思いますのでお楽しみに!
記事の持ち主、所有権に関する取り扱い
3つめについては記事の所有(権)に関する部分です。会社のプラットフォームで書いた記事は会社のもの?個人のもの?著者(社員)の所属が変わった(転職退職で離れてしまった)場合、それまで投稿されていた記事の扱いはどうする...?といった内容ですね。
この点については、Zennの掲げる「テックブログに投稿する記事を著者本人のものに」というコンセプトがとてもしっくり来ていた部分がありました。Zennユーザーとして「いち個人、いちZennユーザーとして記事を公開する」「会社名義の記事として公開する」を選ぶ事ができ、また「記事公開後もその記事の在り方を変更出来る」柔軟さも良いなと思った点です。
テックブログに投稿される記事を著者自身のものに
私たちは、記事は著者本人の持ち物であり、退職後も本人が管理できるべきだと考えています。 Publicationを脱退した著者は、Publicationに投稿した記事をそのまま残しておくことも、個人の記事に変更することもできます。どちらを選択しても、記事は著者の成果物としてプロフィールに残ります。「それでは会社の資産とならない」と心配する経営者もいるかもしれませんが、この自由がメンバーが記事を書くことを促し、より会社のブランディングや採用につながるのではないかと考えています。
今後の株式会社truestarにおけるブログ展開について
株式会社truestarのZenn Publication開設に伴い、今後は概ね以下の方向性でブログのアウトプット展開を進めていく予定です。
社外向け
- 従来のブログメディアとの棲み分け、書き分けを行います。
- 基本的には技術・任意のサービス等に関する言及記事はZenn Publicationで執筆・公開。
- いちZennユーザーとして公開するか、Zenn Publicationの記事として(truestarの記事として)公開するかどうかは個人の判断に任せます。
- 採用寄り、企業活動報告色強め、その他必要と判断したものに関しては企業ブログ(truestar-Blog / 旧「Tableau-id Press -タブロイド-」)で展開していきます。
- テーマを固定することで、よりtruestarの魅力を伝える形にて展開意思ていく予定です。
- 基本的には技術・任意のサービス等に関する言及記事はZenn Publicationで執筆・公開。
- 執筆者体験としては改善されることが期待出来るので今後はより一層、truestarが取り扱う・取り組んでいる技術、注目しているサービス等に関する記事を投稿していく、増やしていきます。
社内向け
『Zenn』という新しいブログプラットフォームの周知/認知度向上/利用促進、また社内のブログ執筆熱・気運をより一層高めていくために様々な角度、切り口で動いていこうと思います。
- Zennの使い方や機能説明、講習会的なイベントの(定期/不定期)開催
- ブログもくもく会(一定の時間集まって皆でブログを書く)
- ブログ執筆、アウトプットに関する知見やノウハウの共有会
- ブログ執筆、アウトプットに関する(個別)相談会、メンタリング講座
- ブログ執筆を促進するような『アドベントカレンダー系』の企画実施
ということで、今後は株式会社truestarのZenn Publicationにてデータ及びデータ分析に関する様々なエントリを公開・展開していく予定です。何卒よろしくお願い致します!
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