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三頭身RPG・最終回

2023/08/06に公開

三頭身RPG・目次

拙作『三頭身RPG』(以後は本作)を作るにあたって考えたことなど、つらつら書いて行きます。
今回は最終回、ハロルドチームについて。
もう魔王を倒しているので、実質のエンディングです。

時の迷宮再び

ハロルド君たちのフェーズに移ります。

小麦をキーにしたのはもらったら[大事なもの]に入るけど、入手しやすいということですね。

通行判定が上層☆に設定されているところは、ソフィーやロブが後ろに回るんですが…タイルの切れ目でちょっと変な表示になっちゃんですよね……ま、いっかーと。
ちなみに空飛んでる連中、決定キーを押し続けるとプレイヤーに寄ってきます……特に意味はありません!


アレックスに続いてアルシェス君が…顔グラフィックがない。
昔の人だとわかっていても、王都に墓があるのがちょっと切ないですね。


てな訳で「アクジャ家の小麦」が手に入りましたが、まさかハロルド君も母者人が押し付けてきたとは気づかなかったようです。


せっかく6キャラいてオーブが6つなので、各人に担当してもらいました。

王家の宝珠ことオーブは、最初ひとつだけのような雰囲気で5つあると言われ、結局6つになったわけですが、いきなり6つと言われると多すぎる!途方もない!!と思われちゃうので、小出しに。
まぁ光属性の「日輪のオーブ」が最初に手に入る時点で闇属性のオーブもあるんでしょ、って想像はつくんですけどね。


例によって向こう側に気になる奴がいます。この時の迷宮は上下左右がループしてたり螺旋を描いてたりするんで直感と逆方向に進まなきゃいけなかったりするんですよね。
不思議な気分になってくれたら嬉しいです。

ちなみにこの上にでっかい魔法陣が4つあります。
メンバー4人が魔法陣の上に立って「なんやかんや」するんだろうなーと思って作ったんですが…なんもしなかったです!いい加減だなぁ(笑)


VXのラルフ君も客演…ですがこれも顔グラなし。
メタネタ的にはVXの顔グラそのまま貼って「ちっちゃ!」とかツッコミを入れるのがいいのかもしれませんが…MV・MZに用意されてない画像を用意するの面倒くさくて。
そもそも僕はMacユーザなんで、正規ルートで手に入れるの(多分)不可能なんですよね。
(もしかしたらどっかのグラフフィック素材集に紛れ込んでるかもしれませんが)


意味ありげに置いてる台座ですが「なんか意味ありげなもの置いとけば、後で使うやろ」ぐらいのノリで置いてました。
位置的にちょうど良かったので、乗って飛び地に移動するという荒技に出ました。


ついに魔王を倒した勇者が、勇者の剣を手に入れました!

ピートが最初に抜けるか試してみたり、テレーゼが振り回してみたり、なかなか抜かりがないですね。
これは彼らがアイテムの扱いに慣れてるという表現でもありますが、プレイヤーに勇者の剣の性質を再確認してもらう場面でもあります。

ここが壊れてるのテレーゼのせいだったんだ…みたいな過去に遡ったところでやったことが現在まで残ってるというシチュエーションはタイムトラベルものの醍醐味ですよね!


剣を手に入れたはいいものの送る手段がない!ということでロブに持たせて[大事なもの]に入れます。
一度[大事なもの]に入った紙を書き換えたら、それが向こうに届くという知見から発想された応用です。
ここでロブを[大事なもの]に突っ込むのをエレノアが難なくこなすんだけど、こういう大事なところを確実に成功させるのテレーゼでなくてもエレノアに対する信頼感爆上がりです。

んで残った一行は「このままでは餓死するしかない」という状態に……しかしソフィーちゃんは呑気なこと言って、全然余裕です。


でエレノアがオーブセンシングを行なって下に大岩があることを検知し、アブソリュートゼロで鉱物化した後、岩の中に転送すれば未来に行けるタイムカプセルになる!ということで実行にかかります。

魔法陣を引っぺがしてくる!?我ながらどうかしている設定です(笑)


ここで今まで使ってなかった、でっかい魔法陣を使うことも考えたんですが、レイアウト的にデカすぎて…ご覧の通り小さい魔法陣を使ってます。
ちょうど4つあったのはまったくの偶然です(笑)


エレノアは結構すごいことをホイホイやるわりに自己評価が低いので「自分ができる程度のことは誰でもできる」と思いがちです。

この石像、ホコグラの彩度を0にするだけだから簡単な加工と思ってましたが、意外とそれだけでは石っぽくならず、結局ひとつひとつ色をいい感じの灰色に置き換えるという面倒臭いことをしました。
でまーこの石像はこの祠に突然出現し、紆余曲折を経て「人間ちゃんを飾るのが趣味」のステラのところにやってくるわけですが、ハロルドたちにボコボコにされた経験を持つ両親はこれ買ってきた娘をどう思ったでしょうね(笑)


*おおっと* 言わずと知れた『ウィザードリィ』です。


「世界は前より ちょっとだけよくなった」というのは、本作のストーリー的なテーマとも言える言葉です。
何か大きなことを成したようでも、世界はちょっとしか変わらない、でもちょっとずつ変えていくのが大事なんだ。ということですね!
本作の全編おちゃらけたムードからはなかなか出てこないテーマです(笑)


世界樹が1000年で初めて咲いた状態です。祝賀ムードが盛り上がりますね。
おや、木の右にいるのは!?そう、ガルーダさん倒してないと、ここに出てきます!
他にも画面端にちょっとだけでてるキャラがいるから探してみてね!!


式典会場はだいたい、左側に人間、右側にその他の種族というレイアウトになっています。
ここに並んでいる人は基本的には国の偉い人なんですけど、この人が?みたいな人も並んでます。


夫婦を多めにしておめでたい雰囲気を出そうと心がけました。
結果的に男女比が半々みたいな感じになってます。

まさかあの人とあの人が結婚するとはねー、みたいなところを楽しんでもらえると幸いです。

アルドくんだけかな魔族側に座ってる人間は。
テレーゼがビキニアーマーだったり、セシリアが常にハロルドのほう向いたり、細かい仕掛けを色々と入れてます。

エンディングは聖水事業で儲けた金で建てたハロルド夫妻の家でやろうかと思ったんですが、突然出てきたマップでは白けちゃうかなというのと、やはりソフィーのことがあるので、ここがふさわしいだろうと。

大勢の出席者に話しかけられるので、ここにセーブポイントを置いておきました。


わざわざオーブ(世界樹の実)の顔グラフィック作りました。
ちなみにここの石像は調べられます。


ユニティちゃんと『RPG Maker Unite』の主人公のクラリスを出しておめでたい感じにしたのに……
Unite は Unity Store でも稀に見る低評価、クラリスに至っては理不尽な戦力外通告により別人に入れ替えられてしまいました……うぉおおい!!!


こうなってくると『RPGツクールMZ』のプリシアを「まだ全然活躍できてないんだから!!」と最後に足したのは趣深いです。

歩きながらスタッフロールが流れるという形式、実のところほぼ全部のツクールゲームで採用してます、僕。

この後、レオナ・プリシア・こはく(ユニティちゃん)・クラリス・ソフィーはフィールドマップに放り出されますが、これは完全なおまけモードでバグりまくります!
なんならテストしてません(笑)

これは現在の『RPG Maker Unite』の惨状を予言していたのだよーっ!
ΩΩΩ<な、なんだってー!!

ソフィーはどうした


ソフィーは結局[大事なもの]に自分で入るの怖くなってその場で待ってたら、結界が解除されて2000年前に出てそのまま暮らしてたようです。

前に書いたように妖精って育つと色んなものに分化していくんですが、アルシェスからは「妖精」と言われているので、まだ小さくて羽根も生えてるものと思われます。
そのあと人間に近い身長になって、ラルフから「霊樹の女神」と呼ばれる状態になってます。
その後、和の里の「鎮樹様」みたいなトレント状になり、1000年ぐらい前にその場に根を張り世界樹になります。

そして1000年経った現在、妖精の実をつけて以前の姿のソフィーが「霊樹の女神」として誕生しました。
ご覧の通り、称号が「霊樹の女神」になってますね。
ただこのソフィー、一旦世界樹に成長してそこから生まれたものなのでソフィーJr.と呼ぶのが正確かもしれません。

2000年の間に空島に戻ったりしたのか、それぞれの時代の勇者と冒険はしたのか、色々気になるところではあるのですが…タイムパラドックスが起きないようにいい感じに運命に翻弄されたんだと思います(笑)

多分、うまく歴史が繋がらなくなるようなことをすると存在が消えかけるみたいなことが起きたりするんでしょう。
それを防ぐために時の迷宮で彷徨っていた自分たちに情報を渡すように勇者を探し、アレックスがやったのと同じ方法で時の迷宮へ送り込んだというスンポーです。

この辺はきっちり決めて話が面白くなるわけでなし、上記の通りふわっとしか決めてません。
もし続編やるとしたら、ソフィーの記憶の設定は慎重にしないといけないですね。
……多分、2000年の間の記憶はないみたいな設定にすると思います、楽なので(笑)

まとめ

いやー、そんなわけで一年にわたる連載を無事(?)乗り切り完結に至ることができました。
この記事が、皆様の制作の参考になれば幸いです。

今回のツクーラー・まいシャさんのリプレイはこちら。
全ての伏線消化で〆 - 新・星門記★

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