Azure Managed Disk Premium SSD v2 運用制約の棚卸
はじめに
AzureのマネージドディスクのPremium SSD v2が2022年10月にGAされて約1年半、東日本リージョンに来て約8か月。性能は良いのですが、運用制約が厳しいというのがツラいサービスでした。
初めて使ってみた時の感想として、本番運用はまだ厳しそうですね…と（偉そうに）私も書いています。
さて、今回その運用制約の大きな一つである「Azure Backupができない」という制約が解除され、サポートされたようです。
ということで、いまどうなってるんだっけという定点確認をした結果を残します。
新旧比較
GA直後（2022/10/31）、東日本リージョン公開直後（2023/6/27）、現在（2024/2/29）における制約の推移をドキュメントから見てみました。
（「○」はドキュメントに記載あり。「△」は一部表現が違うものの記載あり。）
徐々に制約が解除されていく一方、おそらく問い合わせが多かったであろう項目が追加されていってます。
機能の優先順位
おそらく、要望が多い機能から制限が解除されるよう開発されていると思いますが、Azure Backupが解除されたのは大きいですね。一般的なVM運用においてバックアップは必須と言えると思います。Azure Backupが使えるようになったことで、多くの運用環境で実用できるようになったかと思います。
一方でまだ制限のある、ADEやASR対応は一段上の運用要件になると思います。
私の身の回りでも、業務継続性や統制などの非機能要件が厳しい環境（金融など…）では当該機能を検討しますが、クラウドに持って行きやすいシステムはそこまで高い要件ではないことも多いので、ADEやASRは対象外でもまだしょうがないかな…という割り切りができそうです。
おわりに
Premium SSD v2がそろそろ運用に載せられそうだということで、これはだいぶウキウキしますね。
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