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【Unity】VsCodeから話題のCursorに移行した話

に公開

はじめに

初めての方も、そうでない方もこんにちは!
現役ゲームプログラマーのたむぼーです。
自己紹介を載せているので、気になる方は見ていただければ嬉しいです!

https://zenn.dev/tmb/articles/1072f8ea010299

Cursorってなに?

Cursorは、AIが統合された次世代型のコードエディタです。VSCodeライクな操作感で、開発の生産性を大きく向上させてくれるツール。AIによるコード補完や修正提案がサクサク使えます。

料金プラン(2025年4月時点)

プラン名 月額料金 特徴
Hobby 無料 2000回の補完
50回の低速プレミアムリクエスト
Pro $20/月 無制限の補完
月に500回の高速プレミアムリクエスト
無制限の低速プレミアムリクエスト
Business $40/ユーザー/月 Proの全機能
【企業向け】チームの管理
【企業向け】管理者向けダッシュボード
【企業向け】SAML/OIDC SSOをサポート

メリット

  • AI統合で開発速度が劇的にアップ
  • VsCode互換があり、プラグインもそのまま使える
  • 予測変換が強力

デメリット

  • 初期設定がやや面倒
  • プラグイン検索が遅いときがある
  • C#補完(Omnisharp)が重め
  • 本格運用するには有料プランが必要

Cursorの使い方

AIの返答を日本語にする方法

CursorのAIはデフォルトで英語で返答しますが、日本語で返してもらうように指示することが可能です。
プロンプトに直接「日本語で返して」と伝えると、それ以降のやり取りも日本語になります。

ファイル・コマンド操作

@コマンド

@を入力すると、fileやcodeといったコマンドが表示されます。
fileの場合、指定したファイルをAI指示の対象として扱えます

  • 例:@GameManager.cs
    → GameManager.cs を開いて編集する、またはそのファイルに対してAIに指示する

/コマンド名

コードや選択範囲に対して、AIに特定の処理を指示できます

  • /explain
    → 選択したコードの意味をAIが解説してくれる

  • /test
    → テストコードを自動生成(ユニットテストテンプレートなど)

  • /refactor
    → コードの構造を改善(リファクタリング)

  • /fix
    → バグの修正を提案

  • /rename
    → 変数名・関数名の変更を一括で提案

Cursorを導入しよう!

ダウンロード

👉 Cursor公式サイトからダウンロード

必須プラグイン

  • C#
    → C#コード補完・構文チェックなどの基本機能を提供する必須プラグイン

  • .NET Install Tool
    → .NET ランタイムを自動インストール&管理するツール
    ※ C#プラグインを入れると自動で追加されることが多い

おすすめプラグイン

非推奨プラグイン

  • Unity
    → Visual Studio 専用のUnity連携用プラグイン

  • C# Dev Kit
    → C#の高度な開発支援ツール

必須設定

  • Omnisharpを有効にする(C#補完のために必要)
Omnisharpの有効手順
  1. Ctrl + Shift + P or F1を押しコマンドパレットを表示します
  2. 検索窓にsettingsを入力し、基本設定:ユーザー設定を開くを選択する
  3. UseOmnisharpと検索して、チェックボックスを有効にする

おすすめ設定

  • 行末改行(insert_final_newline 相当)
行末改行の設定手順

Cursorでは .editorconfiginsert_final_newline = true が効かないことがあります。
その場合、エディタ本体の設定を変更することで対応できます。

  1. Ctrl + Shift + Pでコマンドパレットを開く
  2. 検索窓にsettingsを入力し、基本設定:ユーザー設定を開く (JSON)を選択する
  3. settings.jsonに下記を追記する
"files.insertFinalNewline": true
  • ラインカラー設定
ラインカラー設定手順
  1. Ctrl + Shift + P or F1を押しコマンドパレットを表示します
  2. 検索窓にsettingsを入力し、基本設定:ユーザー設定を開く (JSON)を選択する
  3. settings.jsonに下記を追記する
    "workbench.colorCustomizations": {
        "editorIndentGuide.background1": "#f1d700",
        "editorIndentGuide.background2": "#da70cb",
        "editorIndentGuide.background3": "#1b9fff",
        "editorIndentGuide.background4": "#f1d700",
        "editorIndentGuide.background5": "#da70cb",
        "editorIndentGuide.background6": "#1b9fff",
        "editorIndentGuide.activeBackground1": "#ffffff",
        "editorIndentGuide.activeBackground2": "#ffffff",
        "editorIndentGuide.activeBackground3": "#ffffff",
        "editorIndentGuide.activeBackground4": "#ffffff",
        "editorIndentGuide.activeBackground5": "#ffffff",
        "editorIndentGuide.activeBackground6": "#ffffff"
    }

ちなみに、カラーコードは{}の色と合わせて3色にしていますが、お好みでカスタムしてください~

Unityの設定

Unityの設定手順

Step 1. VSCode Editor パッケージの確認

Unityと外部エディタ(Cursor)を連携するには、Unity側で VS Code 用のサポートパッケージが必要です。

  1. Unityを開く
  2. メニューから「Window」→「Package Manager」を開く
  3. 「Unity Registry」を選択し、「Visual Studio Code Editor」を検索
  4. インストールされていない場合は「Install」をクリック

※ すでにインストール済みならこのステップはスキップOK!

Step 2. External Script Editor に Cursor.exe を指定

  1. Unityのメニューから「Edit」→「Preferences」を開く
  2. 左メニューで「External Tools」を選択
  3. External Script Editor のドロップダウンから「Browse...」を選択
  4. Cursor をインストールしたフォルダから Cursor.exe を選択(例:C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Cursor\Cursor.exe

🧾 Step 3. External Script Editor Args を設定

エディタを開くときの設定です。
slnを開けるようにしていきます。
以下の内容を External Script Editor Args に入力してください

"$(ProjectPath)" -g "$(File)":$(Line):$(Column)

さいごに

Cursor の特徴や導入方法を紹介してきました。
AIを活用した開発環境がますます注目されていく中で、こうしたツールをうまく取り入れることで、作業効率やコード品質をグッと高めることができます。

これからは 「AIを使いこなすエンジニア」 が当たり前の時代になるかもしれませんね。

まずは無料で試してみて、自分の開発スタイルに合うかぜひ体験してみてください

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