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そんなつもりじゃないのに!つい攻撃になってしまう言葉とその言い換え
つい攻撃的に捉えられてしまう言葉
本人に悪意がなくてもなんか攻撃的だなーと感じる言葉や表現ってありませんか?
特にエンジニアリングの仕事では、タスクの進捗確認やコードの指摘などが誤解を招くことが多いです
誤解、不信感を与えると相手は自分のことを「敵」として捉え素直に動かない、パフォーマンスが下がることがままあるかと思います(敵意帰属バイアスってやつですかね)
忙しくなってきたらなおさらつい言いがちですが、
ほんのちょっとの言い換えで相手のパフォーマンスが上がるのであれば
ぜひ自分の言葉を「チューニング」してみてはいかがでしょうか?
以下例です
1. 「なんでこんなコード書いたんですか?」
- 受け取った側の感じ方: 自分のコードや能力を否定されたように感じる。
- 意図: 単に背景や理由を知りたいだけ。
-
言い換え: 「この部分の意図を教えてもらえますか?」
理由: 理解しようとする姿勢が強調され、攻撃的に聞こえにくくなる。
2. 「このバグはどうして発生したんですか?」
- 受け取った側の感じ方: 自分のミスを非難されているように感じる。
- 意図: バグの原因を知りたいだけ。
-
言い換え: 「バグの原因が何か確認できましたか?」
理由: 問題解決にフォーカスし、責任追及のように聞こえなくなる。
3. 「なんでまだ終わってないんですか?」
- 受け取った側の感じ方: 進捗が遅いことを責められているように感じる。
- 意図: 進捗状況を確認したいだけ。
-
言い換え: 「進捗はいかがですか?何か問題があればサポートできますか?」
理由: 状況を確認し、サポートの提供を示唆することで、攻撃的なトーンを避ける。
4. 「これって本当に正しい実装ですか?」
- 受け取った側の感じ方: 自分の実装を疑われていると感じる。
- 意図: 実装の妥当性を確認したいだけ。
-
言い換え: 「この実装に関して、もう少し詳細を教えてもらえますか?」
理由: 否定ではなく、理解を深めたいという姿勢を示すことで、柔らかい印象になる。
5. 「これは全然違います」
- 受け取った側の感じ方: 自分の仕事全体を否定されたと感じる。
- 意図: 修正点を指摘したいだけ。
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言い換え: 「ここはもう少し修正が必要そうです。どう思いますか?」
理由: 完全否定ではなく、協力的な姿勢を見せる。
6. 「それは前に説明したはずです」
- 受け取った側の感じ方: ちゃんと理解していないと責められていると感じる。
- 意図: 説明を繰り返す必要があることを指摘したいだけ。
-
言い換え: 「前にもお話しましたが、もう一度簡単に説明しますね。」
理由: 相手の理解不足を攻撃するのではなく、再説明を丁寧に行う姿勢を示す。
7. 「これって常識じゃないですか?」
- 受け取った側の感じ方: 自分の知識やスキルが不足していると責められていると感じる。
- 意図: ある程度の知識がある前提で話している。
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言い換え: 「ここは一般的にはこう扱われることが多いんですが、どう思いますか?」
理由: 知識を共有する形で、相手に知識を強要しない柔らかい表現にする。
8. 「もっとしっかりしてくれませんか?」
- 受け取った側の感じ方: 自分の仕事ぶりや態度を批判されたように感じる。
- 意図: タスクの質やスピードを改善してほしい。
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言い換え: 「今後この部分を改善していきたいと思うんですが、一緒にやり方を考えましょうか?」
理由: 攻撃ではなく、建設的な改善案を一緒に探るアプローチを示す。
9. 「なぜこんなに時間がかかっているんですか?」
- 受け取った側の感じ方: 自分の仕事効率が低いと非難されていると感じる。
- 意図: 作業の進捗を知りたいだけ。
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言い換え: 「どの部分で時間がかかっているか教えてもらえますか?何かサポートが必要であれば教えてください。」
理由: 問題解決のサポートを提案する形で進捗確認を行う。
10. 「どうしてこれに気づかなかったんですか?」
- 受け取った側の感じ方: 自分の不注意を責められていると感じる。
- 意図: 問題の原因を明確にしたい。
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言い換え: 「ここの部分について何か見落としがありましたか?どう改善できるか一緒に考えましょう。」
理由: 責任を追求せずに、今後の改善に向けた建設的な会話にする。
まとめ
言葉を選ぶ際、相手の感情や受け取り方を意識して
できるだけ協力的な姿勢や理解を深めるための質問をすることが大切です
特にエンジニアリングの現場では、進捗確認やレビューなどで言葉のニュアンスが重要になるため、
相手にプレッシャーを与えず、サポートする姿勢を示すことで、より円滑なコミュニケーションが取れるのかと思います
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