私の仕事
はじめに
社内外の人に自分の仕事が正しく認知されていないかも知れないと感じることがあるので、まとめたいと思います。なお、ここに記載されている内容は2022年6月6日現在の話です。また、本人も忘れてることもあるかもしれません。
個人ブログでも良さそうですが、Zennはポエムやキャリアについても書いて良いとのことなので、書きやすくてアップデートしやすいのでZennにしました。
まず、現在の所属は株式会社メルペイのエキスパートチームです。主に社内外における技術コミュニティへの貢献を行っています。
技術コミュニティへの貢献
貢献というと何だか偉そうですが、自分の好きな技術のコミュニティを盛り上げるという形です。このあたりの活動は人類Gopher化計画にまとまっています。主に以下のような活動をしています。
- 一般社団法人Gophers Japanの代表理事
- Go Conferenceの運営
- Google Developers Expert (Go)としての活動
- 勉強会やカンファレンスでの登壇
- プログラミング言語Go完全入門などの学習教材の作成
Merpay Tech Fest 2021では技術コミュニティとの相互作用というタイトルでこのあたりの話をしました。
コミュニティ活動は社外からみても分かりやすい活動なので知ってる方も多いと思います。社外の方と一緒にやってるものも多いです。
採用
メルペイ社内では採用にも携わっています。詳しく書けないところもありますが、まぁ割とやってるよってことです。もちろん、採用に関することはHRやEM、バックエンドエンジニアなどの関係者と協力しながらやっています。
認知向上
新卒採用や中途採用向けの施策をいくつか担当しています。基本的には能動的に立案していることが多いです。関係部署の協力があるので助かっています。コンテンツは内容を濃くし、参加者が満足感が得られるように設計しています。
新卒採用向けの施策
新卒向けの施策は以下のようなことをやっています。
- 春や夏のインターンシップ施策の計画・運営
- Step up Goなどの新卒や第2新卒向けのイベント施策
- 法政大学での講義
コンテンツ作成は主に私が担当しており、インターンシップではマニアックでハードル高めな課題をやったり、Step up Goというイベントでは年間を通じて幅広い方に学んでもらえる機会を提供しています。
新卒入社したバックエンドエンジニアのうち、私の企画したインターンシップまたはStep up Goに参加している人はそれなりの割合でいるらしいです。必ずしも直結はしてませんが、一定の寄与はしていると思っています。メルカリを志望しているから参加したのか、参加したからメルカリを志望したのかは良くわかりませんが。
中途採用向けの施策
中途採用向けの施策は以下のようなものがあります。
- mercari.goの運営
- Gopher道場の運営
- カンファレンスにおけるスポンサー
- Merpay Tech Festの運営
mercari.goは開始当初からあえてメインのオーガナイザーからは外れていますが、アドバイスをしたり登壇者を推薦したりしています。現在はチームで回っているので良い循環ができているようです。
Gopher道場は、メルペイの施策として始まりましたが、Slackのワークスペースの参加者も2000人を越え、1つのコミュニティになっています。採用の文脈からはあえて切り離して運営をしていますが、他の会社主催の採用目的の勉強会やイベントより採用効果は高いようでした(肌感なのでちゃんとした計測してない)。
Go Conferenceなどのカンファレンスにおけるスポンサーブースの運営も行ったりします。最近はカンファレンス自体の運営も忙しいので、他の社員におまかせすることはありますが、コンテンツの提案や当日のゲリラ的なコンテンツの提供も行ったりします。
中途採用Onlyという訳ではありませんが、メルペイの技術カンファレンスであるMerpay Tech Festの運営も行っています。
社員の対外活動支援
私だけが対外活動しても会社の認知向上にはつながらないので、社内メンバーにも声かけて対外にアウトプットをしてもらってます。以下のような施策をやってました。
- 勉強会やカンファレンスでの登壇
- Software Designの連載
当たり前ですが、Go Conferenceへの登壇を優遇したりはしてません。背中を押したり、プロポーザルのネタに相談に乗ったりしてます。発表資料のレビューや練習などもお手伝いすることがあります。
2年間Software Designで連載を持っていましたが、私が書くだけではなく社内メンバーにも振ったりしていました。特に執筆経験の少ない、新卒入社メンバーやインターンシップの学生などにも話を振って書いてもらいました。
採用フローの改善
ここは正直あんまり書けることは無いんですが、技術課題の設計、採用フローの整備や改善、運用などに寄与しています。
社内研修・勉強会
社内のGo力の向上を目指し、以下のような施策を担当しています(していました)。
- 中途向けのGo講座
- 新卒研修
- Go Fridayなどの社内勉強会
メルカリがマイクロサービス化するに伴って、社内のPHPエンジニアにGoを教える機会があり、研修のようなものを行っていました。現在のGopher道場の原型となっています。
新卒研修は毎年担当しており、最近はモブプログラミングを行うような研修が多いです。社外にも勉強会として公開しています。
Go Fridayなどの社内勉強会を継続して運営しています。最近は私が参加しなくても誰かが参加して回してくれているので、運営らしいことはしていません。たまに社外の方を招待したり、オープンに開催したりしています。
開発
プロジェクト
近年は直接プロジェクトに配属されてはいませんが、過去には以下のようなプロジェクトを担当しました。
- メルカリ アッテ(すぐに異動しました)
- メルカリ カウル
- バナーツール
- メルペイのリリース前のヘルプ
ライブラリやツールの開発
公開されているものもありますが、主に静的解析ツールの開発やコード生成ツールの開発などを行っています。あまり纏まった時間は取れないので、大きなものはあまりありません。
- 社内向けツールで使用するライブラリ
- 静的解析ツールの開発
- zagane(Spanner向けの静的解析ツール)
- gostaticanalysis(静的解析ツールをまとめたオーガナイゼーション)
- 社内向けのコード生成ツール
将来の展望
いくつか方向性がありそうですが、この先どの道に進むかはあんまり決めてません。実はあえてどの方向にも特化させないのが強みだったりするのかもしれません。
- 開発バリバリの方に戻る
- EMやマネージメント
- 組織づくりや採用にシフト
静的解析周りに興味あるので、その当たりを生かした開発は良いかもしれませんし、教育などの経験を生かしてエンジニア教育の分野もありかもしれません。
5年後、10年後のキャリアを考えるのって難しいですね。
まとめ
私の仕事を会社としての側面でみると以下のようになるのかなと思っています。
- Goコミュニティを盛り上げることにより、社内外での知見の増加、Goエンジニアの増加などに寄与
- 「日本でGoといえばメルカリ」の認知度向上に寄与
- 社内外のエンジニアのGo力(Goに関する技術レベル)の向上への寄与
- 静的解析ツールなど、複雑なツールやライブラリの開発
興味がある方は、YOUTRUSTやMeetyでアクセスしてみてください。
Discussion
講義内容を伺っても良いでしょうか?
講義について触れられてなかったので気になりました!🙋
シラバスはこちらになりますー!
資料は https://tenn.in/toybox で見れます。