エンジニア数10人のスタートアップでインターンがテックリードになった話
はじめに
こんにちは、株式会社TechBowlエンジニアインターンのsoheyです。社内ではそうちゃんと呼ばれています。
入社面接時に「裁量が欲しい」と伝えた結果、社員エンジニアの育休期間だけインターンがテックリードになった話をお話しします。
↓社員エンジニア スーさんの育休についての記事はこちら
経緯
大学2年生の時に元々ユーザーとして利用していたTechTrainの運営元である、TechBowlにインターンとして入社しました。
元々、「ただ働く訳ではなく、会社のために色々考えて動いてみたい!」という思いがあったり、3社目のインターン先だったのもあり、調子に乗って入社面接時の逆質問で社員エンジニアのスーさんに「裁量がもらえるか」という質問をしました。
このことをスーさんがずっと覚えていてくださり、仕事に慣れてきたぐらいからある程度裁量のある仕事を任せていただいていました。
そこから1年近く働いていたところ、スーさんにお子さんができたことで育休に入ることを伝えられました。そして、「テックリードをそうちゃんに任せたいんだ」 と伝えられ、面接時に想像していた裁量より大分大きく驚きましたが、承諾し、テックリードになることが決まりました。
普段どんなことをしていたのか
テックリードを1ヶ月間任せてもらう前は、主に以下のことをやっていました。
- バックエンド(Laravel)の実装
- API, レスポンスの設計
- 必要になった場合のAWSにおけるインフラの構築
- 採用業務
上から降ってくるタスクをこなすのではなく、普段から裁量大きく能動的に動く必要のある業務を任せてもらえていました。
代表が、日頃から「基本的に社員、インターン関係なく戦力として見ている」と口にするように、全体的に開発以外にも色々なことをやらせていただいています。
テックリードとしてやったこと
設計や開発、たまに要件定義は普段からしているので、テックリードとしてやったことを挙げると主に次のようなものがあります。
①開発組織のマネジメント
テックリード前からの業務内容の変化が1番大きかったのは、開発組織のマネジメントでした。
主に行ったことは以下のものがあります。
- チームメンバーのタスク管理(Jiraでスプリントを切る)
- チームメンバーからの事業ドメインに関する質問受けのサポート
- ビジネス側からの技術的な仕様の質問受けと打ち合わせ
- 副業でJOINされる方のオンボーディング
- 各メンバーの稼働状況の把握
- 障害対応の際に最終決済者となること
一般的なエンジニアインターンでは経験できないような業務内容で、もちろん経験もなかったため、とても勉強になりました。
反省として、タスク量が大幅に増えてスピードを遅めてしまったタスクもあったため、チームメンバーに頼るということをもっとしておけば良かったと考えています。
②開発フローの改善
この頃のTechBowlは開発フローが充分に整っておらず、社員デザイナーや副業の方と話し合いながら開発フローを改善していきました。
その時点での開発フローの問題点
- Jiraのタスク管理が個々で異なってしまっていた
- ビジネス側からの依頼への対応に無駄があった
- 経営陣やビジネス側へ進捗状況が伝わりきっていないことがあった
これらはそもそも、チーム内でのルール決めやとビジネス側とタスクについて話す場がないということが根本原因だったため、改善するために次のような施策を打ちました。
- Jiraのタスク内容の記載項目の精査及びタスク管理のルール決め
- ビジネス側からの依頼に対する対応フローの決定
- スプリントレビューをし、その内容をビジネス側と共有する場の用意
この改善によって、チーム全体や個人のタスク管理やビジネス側との意思疎通がスムーズになり、サービスの開発スピードが上がったことを実感しています。
このような業務は今までは社員エンジニアのスーさんが最終決済者として行っていました。自分が最終決済者として業務を進める上で特に留意する必要のあることや、マネジメントする立場での視野を得ることができました。
③障害対応
あまりいいことではないですが、障害が起きてしまった時も私が対応しました。
今までは対応はすることがあっても、あくまでメンバーとして対応をしていました。しかし、この時はテックリードだったため障害の責任は私にあり、今までとは違う視点で対応することが必要でした。
このような経験も、インターン先の会社の規模が大きかったり、テックリードのような裁量がない中だとのうちにはなかなかできないことだと思いますし、とても勉強になりました。
学べたこと
まとめると、主に以下3つをテックリードを通して学べました。
これらはテックリードだけではなく、メンバーとしても重要なことで仕事の質を高めることができると考えます。これらも経験を通して実感でき良かったと考えています。
①インターンという立場から見えるもの・見ないといけないものの違い
マネジメント業務や障害対応の中で学び、現在も業務中に意識していますが以前より会社に必要な事柄を考え、取り組めるようになったと感じています。
②視座を高く持ち働くことの重要さ
会社としてだけでなく、上司や経営陣が何を考え、何を望んでいるのかを考えることで本質的な業務に取り組めるようになったと感じています。
③タスク管理の重要さ
タスクの管理方法を改善することで、開発スピードが上がり、チーム全体の生産性が上がったことを実感できました。以前まではあまり考えていなかったため、特に意識をしていこうと思います。
最後に
大変だったものの、学生としてできないことをやることができたので、とても貴重な経験になりましたし、勉強になりました。
インターンの間も今後新卒として働き出した後も活かせる経験ができたので、この経験を活かしてより良い社会人、エンジニアになりたいと思います。
このようにTechBowlでは、インターンや社員など立場に関係なく、様々なことにチャレンジでき成長できる環境が整っています。
ぜひ、インターンが気になる方は以下記事をご覧ください!
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