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LoRaWAN: Actility ThingPark Communityを使ってみる。
少し昔の話だけど、2020年12月に Actility ThingPark Community Platform (TPCP) がリリースされた。
最近、日本向けの無線プロファイルの動作確認ができたので、まとめてみる。
ThingParkは、超高機能で多くのキャリアでも採用されているLoRaWANネットワークを運用するために必要なネットワーク・サーバを中心としたサービスのこと。
ThingParkの何がすごいって、これまでリリースされてきたLoRaWAN L2スペックの全てに対応していて、国ごとの法規制に従ったプロファイルも多種サポートされている。LoRaWANネットワークの状態を可視化するツールも備わっていて、クラウド版もオンプレ版もある。価格以外は全く文句ない。
トライアルをする時に、この価格がボトルネックになっていたケースが多々あった。
が、TPCPはこれらのサービスをまさかの無料で使うことができるので、この課題をクリアできる。Actilityさん、太っ腹すぎる。
TPCPの制限
- ThingParkに、アカウントが必要。(後述)
- 非営利目的(non-profit use)で使用すること。
- 例えば、STマイクロさんのFUOTAのデモで TPCPが使われていることを考えると、非営利かどうかの判断に迷った場合は、Actilityさんに聞いてみるのがよいかと思う。
- ThingParkのサービスに無料でアクセスできる。
- 無料なので止まっても泣かない。
- SLAが必要な場合は、別のサービスを使う。
- クラウド版のみ。
- 有料サポートなし。
- 有料サポートが必要な場合は、下記へ問い合わせる。
- https://community.thingpark.org/index.php/support-options/
- フォーラムでのサポートがある。
- デバイスは 50台まで接続できる。
- GWの上限は特に明記されていない。
- ダッシュボードを見ると500となっている。
- 500台のGWを個人で用意することは不可能。
次のステップ
まずはアカウントを作ることから始める。
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