「誰も嫌な思いをしない変化」を見て
はじめに
以下の動画を見ていて、数年前の講演だったが今の自分に非常に刺さったのでメモを残す。
50分ほどですが一気に見てしまった。
自分には保育園に通っている子供がいるが、講演者の方が子供との会話を例に出すこともあり、自分にとって非常に分かりやすい内容だった。
全体を通して
「嫌われない勇気」と内容が結構リンクしているなと思った。
ポジティブな意味での「相手に期待しない」とかはまさに。
刺さった言葉
誰も嫌な思いをしない変化
これは「他人から嫌われたくない」とか「人の気持ち」を重視する思いから来るところもあるのかなと思う。自分もその思いは強い。そんな他人の気持ちはそこまで考えずに、一定割り切ってしまってガンガン進めていくやり方もあると思うので、結構人の性格に依るところも大きいと思う。良い悪いという話ではない。
でも「誰も嫌な思いをしない変化」というのは、そういう性格の人にしかできないことだと思うし、できたらめちゃくちゃ凄い。
スクラムは自分たちの現状をテーブルにのせてくる
スクラムは別に問題を解決してくれるわけではない、というのも確かになと思った。自分も一応スクラムで仕事をしているが、めちゃくちゃ上手く行っているということはない。
スクラムは問題を明るみにし、解決するための変化を促すフレームワークであり、変化し続ける勇気が必要なのかと思った。結局は自分が行動するかの勇気しだい。
子供の方がスクラム上手くいくというのも本当にそうかもしれない。子供は無邪気で素直で常に変化する。圧倒的に成長スピードが速い。
相手に期待をしなくなった
相手に期待すると、期待通りにいかなかったことを相手の問題と捉えてしまう。そうなると問題が前に進まない。
期待すると、相手の出来ていないことに目が行き、負の感情も増えてしまう。イライラもしてしまう。相手の出来ていないことを見るということは、「相手ではなく自分の期待を見てしまっている」というのも刺さった。そうではなくて、出来ていることに目を向けるのは良い考えだと思った。
これは仕事だけではなく家族との生活の中でもそうだと思った。例えば「なんでゴミ出ししてくれないの」という感情は「相手にゴミ出しして欲しい」「ゴミ出しぐらいしてくれて当たり前」という期待から来る。なぜ相手がゴミ出ししてくれないのかを観察すると、「新しいゴミ袋がどこにあるかわからない」「単純に面倒くさい」「外に出るのが苦手」「自分はゴミ出し担当ではないと思っている」とか、いろんな原因があるはずで、その根幹の原因を対話を通して改善することが大事。
相手の気持ちを想像しなくなった
「元々相手の気持ちが気になる」というのは非常に共感した。これは性格の話しでもあると思う。前途の本でも、相手がどう感じるかは相手のタスクであり、自分ではコントロールできないというようなことが書かれている。相手の気持ちは相手のものなので、自分は自分の行動や気持ちに向き合う方が良い。一切相手の気持ちを考えないというのも間違いな気がして、「要はバランス」になってしまうのだが、気にしすぎるのも良くないということだと思った。
相手の行動を変えようとしない、気持ちを変えようとしない
結局は相手の行動は変えられないことが多い。前途の本で言うところの「相手のタスク、課題には介入しない」ということと似ていると思う。変えられるのは自分の行動であり、そこを起点に物事の流れを変えるようにする。
流れを見る
どういう力が働いて、こういう状態になっているか、行動に繋がっているか。問題を解決するために一歩前に進めることは少しの力でできるが、問題につながっている流れや原因を見るようにしないとまた問題が再発してしまう。視野を広げて俯瞰して観察するというのが大事なのだと思う。講演者の方は観察が上手なのだと思った。
流れというのは業務のフローであったり、人の気持ちの流れだったり、いくつかのものを包括していると思う。
自分も嫌な気持ちににしない自分の気持ちを無理に変えない
自分も人間なので、嫌な気持ちになったり、嫌になっている自分を更に嫌いになるとか、一種の自己嫌悪になってしまう。なので、無理に自分の気持ちは変えようとせず、ある種の肯定をする。流れを変えて問題を解決するためには、自分の行動を変えれば良い。気持ちまで変えようとしてしまうと、自分が壊れてしまうこともある。
自分が嫌な気持ちになった時には、その気持ちになったのは何故なのかそれまでの気持ちや行動の流れを観察するのが良いと思った。
終わりに
雑に書いてしまったが、めちゃくちゃ参考になる考え方だった。
他にも、タスク管理はPMだけではなくチーム内の得意な人が積極的にサポートしているとか、誰も1人にしないようにバディ体制にするとかも参考になった。
きっとチームで仕事している人には刺さる部分があると思う。
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