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仕事を渡す時の考え方

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人に仕事を依頼したり、移譲したり、人に仕事を渡すことが結構苦手である。
とはいえ、人に仕事を依頼するのは必要なことである。

なぜ仕事を依頼するのが苦手と感じるか

  • 申し訳ないと感じる
    • 「自分がもともと担当していたタスクなのに申し訳ない」「依頼先の人がもともと忙しいのにさらに仕事を重ねてしまう」と感じることがある。
  • 責任感が無いと思われる(と、思ってしまう)
    • 責任感が強い人ほど、自分自身でそう感じてしまったり、周りから「責任感が無いと思われてしまうのではないか」と感じると思う。
  • 自分でやった方が早いと感じる
    • 特にジュニアなエンジニアを仕事を渡す場合はこう感じやすい

気持ちはすごく分かるが、メリットを考えると抵抗が無くなるかもしれない。

仕事を渡すことのメリットを考える

  • 自分が本当にしなければいけない仕事に集中できる
    • 自分がしなければいけない仕事ってなんだよ、と思うかもしれない。例えば実装や不具合調査など、一般的なエンジニアのタスクは自分ではない他のエンジニアがやっても良いケースが多い。「自分が担当していた機能だし気が引ける」「自分がミスしたことによる不具合だし気が引ける」と思うかもしれない。ただ、多くの場合チームで仕事しているはずで、個人の責任で物事を考えるのは良くない。自分が業務委託ではなく正社員である、メンバーではなくマネージャーである、などの場合は特に「自分がやるべきこと」を見極めることが大事である。長い時間軸で考えると、実は目の前のタスクではなく一歩先の仕組みやルールづくり、社内コミュニケーションに時間を割いたほうが良いこともある。人に仕事を渡す理由が何かしらあるはず。
  • 自分がリードするのではなくサポートする腕を磨ける、仕事を説明するスキルを磨ける
    • 自分でガンガン手を動かして仕事をしてきていると難しく感じるが、他の人の仕事をサポートするのは意外に大事である。特に職位が上がると自分の責任範囲の仕事を他の人に渡して、自分が手を動かすことは少なくなる。メンバーの内から他の人に仕事を渡す、それをサポートすることに慣れておくと、いざマネージャーになったときに苦労しないと思う。

仕事を渡す時にはなんらか理由があるはずなので、自分の気持ちとは別で、俯瞰して意味やメリットを整理するとやりやすいかもしれない。

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