🚦

🔰初心者向けrbenvの使い方:Rubyバージョン管理をマスターしよう

2024/05/30に公開

はじめに

Rubyのインストールが成功した後、Rubyのバージョン管理を行いたい方を対象としています。

ここでは、rbenvを使用してRubyのバージョンを切り替える方法を詳しく説明します。具体的なエラー解決法についてはこちらの記事をご参照ください。

https://zenn.dev/take_tech/articles/0e6afb8de90077

rbenvを使用してRubyのバージョンを切り替える方法

rbenvを使用することで、複数のRubyバージョン間を簡単に切り替えることができます。以下にその手順を説明します。

1. インストールされたRubyバージョンを確認

rbenv versions

まず、現在インストールされているRubyのバージョンを確認します。

2. グローバルなデフォルトRubyバージョンを設定

rbenv global 3.0.1
cat ~/.rbenv/version  # 結果: 3.0.1

システム全体で使用するデフォルトのRubyバージョンを設定します。このコマンドを実行すると、~/.rbenv/versionというファイルが作成され、その中に指定したバージョン情報が記録されます。

3. ローカルなRubyバージョンを設定

cd /path/to/your/project
rbenv local 3.0.1
cat .ruby-version  # 結果: 3.0.1

特定のディレクトリ(プロジェクト)内で使用するRubyバージョンを設定します。このコマンドを実行すると、そのディレクトリに.ruby-versionというファイルが作成されてバージョン情報が記録されます。

4. シェル内で一時的にRubyバージョンを切り替える

rbenv shell 3.0.1
env | grep RBENV_VERSION  # 結果: RBENV_VERSION=3.0.1

現在のシェルセッションでのみ使用するRubyバージョンを一時的に設定します。
このコマンドは、RBENV_VERSIONという環境変数にバージョン情報をセットします。

5. 設定されたバージョンを確認

ruby -v

設定が正しく反映されたかどうかを確認するために、Rubyのバージョンを確認します。

rbenvのバージョン探索の優先順位について

rbenvは、次の優先順位に従ってバージョンを決定します。

  1. 環境変数 RBENV_VERSION がセットされているか?
  2. カレントディレクトリまたはその上の階層に .ruby-version ファイルがあるか?
  3. ~/.rbenv/version ファイルがあるか?

これにより、最初に見つかったバージョンが使用されます。

rbenv version
# 例: 3.0.1 (set by RBENV_VERSION environment variable)

まとめ

この記事では、rbenvを使用したRubyバージョンの切り替え手順とその仕組みについて詳しく説明しました。rbenvの使い方を理解することで、プロジェクトごとに異なるRubyバージョンを管理しやすくなります。

参考

https://github.com/rbenv/rbenv

https://zenn.dev/blendthink/articles/f0964e3642d33b

https://mogulla3.tech/articles/2021-07-10-understanding-rbenv-3/

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回の記事が良かったと思ったらぜひ「いいね」を押していただけると嬉しいです 🎉

noteでも記事を執筆していますので、ぜひチェックしてみてください。
https://note.com/take_lifelog/n/n58df7ce7af6f

他にもこのようなことについて記載しているのでお読みいただければ幸いです。

https://zenn.dev/take_tech/articles/275e5f4242973d

https://zenn.dev/take_tech/articles/374817f256ec9d

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

Discussion