スタジアムの開発チームの現在とこれから
こんにちは、株式会社スタジアムで取締役CTOをしている小林です。
スタジアムは、2023年1月に設立したばかりの新しい会社で、オンラインコミュニティプラットフォーム FANTS を 企画・開発・運営している会社です。
この度、日頃お世話になっているエンジニアコミュニティへのフィードバックを目的に、エンジニアブログを開設しました。今回は、今後の記事の背景となるスタジアムやFANTSについてお伝えしたいと思います。
スタメンからスタジアムが分社化されるまで
株式会社スタジアムは、2016年に創業して4年半で東証マザーズへ上場した株式会社スタメンの新規事業であったFANTS事業が分社化した会社です。
スタメンは、創業事業として2017年からエンゲージメント経営のための社内SNS「TUNAG」を運営しています。
TUNAGは、様々な業界や規模の会社で利用できるようにSNSとして様々な機能を備え、多くの会社の社内コミュニケーションに利用されていました。
そして、TUNAGのクローズドなSNSとしての機能を活用して、世の中の会社以外のコミュニティの運営に活用できないか。そんなアイデアから生まれたのが、現在スタジアムが運営しているFANTSです。
FANTSは、2020年6月にリリースされて以降、紆余曲折がありながらも成長を続けています。
事業運営する中で、FANTSとして非連続な成長をするためには分社化して、経営と各チームで責任と裁量を得て、より強い事業を作りたいとの考えで分社化することにしました。
分社化の背景や意図は、代表の森山が【株式会社スタジアム設立】 分社化をしました で書いていますので、引用してご紹介させてください。
分社化にあたり2つの大きな狙いを持っています。
1つ目は、事業成長を加速させていくため。この規模で、スタートしたばかりの事業を成長させるということは、言い換えれば事業をする人が成長をすることとほぼ同義です。私を含めて、全員が成長することが今の事業フェーズでは大事なことであり成長への最短ルートだと思っています。事業部から会社に変わることで、必要なことも役割もガラッと変化せざる得ない状況になります。そんな状況下だからこそ成長を促す選択肢としては、分社化における効果は高いと思っています。
2つ目は、FANTSを運営するメンバーはベンチャーらしく20代を中心とした優秀なメンバーばかりです。ビジネス面を引っ張る中心は新卒から成長しているメンバーですし、開発部門も少数精鋭の守備範囲広いチームです。事業を作ることは当然楽しいのですが、何よりもこの優秀なメンバーとともに事業だけに留まらずに会社作りも一緒にしてみたいと思ったことも一つです。とはいえ、まだ生まれたての会社ですので、成長をして結果を残すことでその証明をしたいと思っています。
FANTSについて
FANTS は「世の中に、一つでも多くのコミュニティを創り出す。」をビジョンにオンラインコミュニティに必要な様々な機能を提供しているプラットフォームです。
FANTSでは、私たちエンジニアチームが作るシステムに加えて、プロデュースとディレクターチームがオンラインコミュニティの開設と運営の支援をしており、このシステムとプロデュースの両面から支援するのが特徴です。
FANTSは、下記のような機能を備えており、それぞれのコミュニティの特徴に合わせてカスタマイズできるようになっています。詳細は機能についてをご覧ください。
現在、FANTSブランドサイトのサロン紹介でご紹介しているように、芸能、スポーツ、レジャー施設、オンラインスクールなど、様々なオンラインコミュニティがFANTSによって運営されています。
FANTSで用いている技術
FANTSは大規模で高機能な分、幅広い技術を使って構築されています。
主要な技術として、インフラがAWS、バックエンドが Ruby on Rails、フロントエンドが React と Next.js、モバイルが Swift と Kotlin といった構成です。
また、決済のStripe、画像配信のimgix、バグトラッキングのSentry や BugSnag など各種クラウドも積極的に活用しています。
それぞれの言語やフレームワークの良さを活かし、各分野でのベストプラクティスを積極的に取り入れられるように、モダンさとシンプルさを重視したアーキテクチャを心がけています。
新しい技術やツールの採用にも積極的で、チーム内で議論しながら技術選定しています。最近リリースしたHOME機能では、SwiftUI と Jetpack Compose と GraphQL を採用しました。
プロダクトチーム
FANTSの開発チームは現在5名で、近く入社する1名を加えると6名のチームになります。
前述したように元々TUNAGから派生したプロダクトなこともあり、スタジアムが設立される前は、インフラやモバイルアプリなどの分野は、スタメンの開発チームに依頼し、FANTSの開発チームは、Stripe による継続課金機能の開発など、FANTS固有の機能を開発していました。
2023年1月に、スタジアムが設立し、オフィスも別れたことで、FANTSについてスタジアムで一貫して担当するようになりました。この規模のプロダクトを6名で企画・開発・運営のすべてのフェーズで担当するのは、それなりに大変です。私含めて全員が新しい学びや挑戦をしながらFANTSを開発しています。
下記は、私が採用時のカジュアル面談で利用している図です。前述の通り、事業成長とは人の成長であり、人の成長には適度な筋肉痛が必要です。良い人材が集まって良いカルチャーを作り、適度な筋肉痛で成長しながら、良いプロダクトを提供し、世界を良くしていく。そんな会社・チームにしたいと思っています。
スタジアムのこれから
株式会社スタジアムの社名の由来は、スポーツなどで使われる「スタジアム🏟」です。
スタジアムは、多くのスターやドラマが生まれ、新たな歴史が誕生する場です。そこに筋書きはなく、そのドラマの証人となるために、多くの人が足を運びます。そして、そうした人たちの地響きのような歓声から生まれる一体感が生まれる場所です。
そんな「スタジアム」のような場所を作り出す会社になりたい。そんな想いと信念を込めて、この名前をつけました。
まだ、スタジアムの組織や事業の規模は小さく、世に与えている影響は小さいですが、さらに良いチームを作り、FANTSをもっと良いプロダクトにして、世の中に一つでも多くのオンラインコミュニティを作りながら、スタジアムを走り回っていきたいと思います。
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スタジアムでは、エンジニア や オンラインコミュニティのプロデューサー、ディレクター、セールスやマーケティング、バックオフィス(経理)など、いろんな職種で募集中です。
私 やスタジアム、FANTS について、もうちょっと詳しく聞いてみたいという方、ぜひこちらからお気軽にご応募ください。 いっしょに🏟を走りましょう!
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