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スクラム開発において、短期間で成果を出す為にチームで工夫してること

2024/07/02に公開

はじめに

こんにちは!
先日、僕が通っているキックボクシングジムのトレーナーが試合に出るということで、観戦に行ってきました!
トレーナーの方がRISEというK-1に並ぶレベルの団体のランカーということもあり、ハイレベルな試合でした!
リンクを貼っておくのでよかったらチェックしてみてください🙋
https://rise-rc.com/fighter/fujii_shigeki/

ということで本題に入ります!

短期間で成果を出すために工夫してること

弊社では昨年の6月から本格的にスクラム開発を行っています。
弊社のスクラム開発に関しては、noteで記事を公開しているので、詳しくはこちらをご覧ください!
https://note.com/spacemarket/n/ne72d367cfa42

1スプリントを1週間で回しており、毎週火曜日にスプリントレビュー、チームレトロ、プランニング、リファインメントを1日かけて行っています。
また月曜日はテックサロンを行っているため、水木金の実質3日で開発を行っています。

課題感

最近はこれから紹介することを意識しながらスプリントをこなしているので、
毎スプリント、チームとして動く成果物をリリースできていますが、以前はスプリントレビュー時に発表するものがないということがありました。
今振り返ると、以下のことが問題だったのではないかと思っています。

チームで複数のエピックを扱っていた

以前は2つ以上のエピックをチームで扱っていました。
全てのエピックに中途半端に手をつけている状態になっていたため、1週間の間にエピックを完了させることが難しく、スプリントレビューで発表するものがない状況になりがちでした。
複数のエピックを同時に扱っていた理由は、チームメンバーの職能(フロントエンド、バックエンドなど)に合わせて担当を分けていたからです。
その結果、担当していないエピックを進めているメンバーが何をしているのかが分からず、チームとしての一体感が欠けていました。
またプロダクトバックログに優先度順でエピックが並んでいますが、職能という壁があった為、素直に上からエピックを取っていくということが出来ずにいました。

そんな中、6月に他チームのスクラムマスターとフロントエンドのテックリードの方が僕のチームに合流し、チームの状況が一変しました。
お二人が合流してからは、以下のことを意識して取り組むようになりました。

1つの事に集中する

チームが扱うエピックに制限を設けており、最大で2つまで極力1つのエピックを扱うようにしてます。
以前まではチームメンバーが得意としている職能(フロントエンド、バックエンドなど)に合わせて、担当を分けていました。
そのため、チーム内では常に複数のエピックが進行している状態であり、自分が担当していないエピックについては詳しく把握できていないことが多々ありました。
今は極力1つの事に集中するので、チームで行っている内容を自分ごとに落とし込めたり、チームメンバーが職能を横断して施策を進めることができています。

ペアプロを積極的に行う

1つのことに集中するために、僕達のチームではペアプロを積極的に取り入れています。
ペアプロを行うことで、得意分野を超えた知識共有が進み、チーム全体のスキル向上に繋がっています。ペアプロには、特に次の2つのメリットがあると考えています。

  • 得意領域以外の話し合いに参加できるようになる
  • 領域が広がる

得意領域以外の話し合いに参加できるようになる

得意領域以外の話し合いに参加できるようになるという点に価値を感じています。
以前は、自分の専門外の施策についてのリファインメントに参加しても、話についていけずに中々発言できない時がありました。
しかし、ペアプロを通じて少しずつ理解を深めることで、今では特領域以外の話し合いであっても参加できるようになってきています。

領域が広がる

タイトルのままですが、ペアプロを通じて得意領域以外のスキルも身についてきます。
僕はフロントエンドエンジニアですが、バックエンドのタスクをペアプロで行うことで、バックエンドのスキルも少しずつ習得することができ、簡単な改修であればバックエンドのタスクもこなせるようになり、幅が広がりました。

リファインメント時に実装イメージを持てるまで行う

リファインメント時にチームメンバーが実装のイメージを持てるまで行います。
以前までは大まかな理解でリファインメントを終えて、実装時にある程度考えながら手を動かすということをやりがちでした。
チームで極力1つの事に集中するにあたり、チーム全員が実装のイメージを持てるまで時間をかけて行うようにしてます。
こうすることで、実装の解像度が上がり、誰でも同じタスクを取れるようになりました。
リファインメントに時間がかかりすぎてしまうという新たな課題が生まれていますが、とはいえ詳細に洗い出すことで手戻りなく、全員が同じ認識の中開発に臨めるようになりました。

質問を積極的に受け入れる

上記で挙げたリファインメントをする際に、チームメンバー全員が扱うエピックに関する解像度を
高くするために、質問をウェルカムにしています。
(これはチーム内だけでなく、弊社のエンジニア組織全体にも言えるかと思いますが)
誰もが経験したことがある事だと思いますが、質問するの少し抵抗を感じませんか?
こんな些細なこと聞いても良いだろうか?分かってないと思われるの恥ずかしいなど。。
質問する側はこうした心境に陥りやすいですが、チームの有識者が質問を積極的に促してくれるので、気軽に質問できるようになりました!

リモート時はGatherに常駐

弊社のエンジニアは基本リモートワークで週に一度出社をしています。
なのでリモート時はGatherというツールを使い、チームメンバー全員が常にGatherに常駐し、オフラインで開発してる感覚に近い感覚で仕事に臨めてます。
開発期間中に気軽にGatherで声をかけて相談できるのもありがたいです。

最後に

  • 火曜日のリファインメント時にやることを明確にして、3日間は手を動かす時間にする
    • その為分からないことがあれば、疑問を解消するアクションを取る
  • スプリント中は極力1つのことに集中する
    • 並列でタスクを進めない。極力直列で進めるようにする
  • みんなで助け合いながら協力しながら進める
    上記のことをやりながら1ヶ月間過ごしてみましたが、毎週動く成果物をリリースでき、チームとしても一体感が生まれるようになったので、とても良くなったと思います!
    スクラム開発を行っている方がいたら是非参考にしていただきたいなと思っています!

では最後に宣伝です!
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