[2024年] スペースマーケットエンジニアに聞いた、おすすめ本(10+7冊)を紹介するよ!後編
みなさんこんにちは 🌞
今回は前回に続く【後編】ということで、で紹介しきれなかった書籍の中から珠玉の7冊を紹介します。
前編のおさらい
エンジニア組織に所属するメンバーおよびマネージャー全員で、2024年に読んだ本の中からジャンルを問わず 良かったと思った本 を自由に挙げてもらいました。
技術書・ビジネス書・小説・漫画など多岐にわたる36冊が集まり、
同率1位には「世界一流エンジニアの思考法」と「システム設計の面接試験」が輝きました 👑
前編はこちらですのでよければご覧ください。
それでは、後編いってみましょう!
🛠 設計・プログラミング
実践ドメイン駆動設計
エリック・エヴァンスが提唱したドメイン駆動設計(DDD)の考え方を、実プロジェクトにどう適用していくかを体系立てて解説した一冊です。
ユビキタス言語やコンテキストマップ、値オブジェクト、エンティティなど、概念からコードレベルのパターンまでを丁寧に扱っています。
入門書として読むにはややハードルが高めなところもあり、ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本やオブジェクト設計スタイルガイドなどで土台を理解してから読むのがおすすめです。
みんなのコメント
- DDDに対しての理解やレポジトリの構造に対してどのようなアプローチが適切かを網羅的に理解することができました。何も知らない新人の僕でも理解がしやすいですし、今後の業務に関して役にたつ内容でした。
詳解 Terraform 第3版
DevOpsやInfrastructure as Code (IaC)の概念から始まり、ステート管理、モジュール利用、シークレット管理など実践的な内容を豊富なサンプルコードとともに詳述しています。
わたしは読めてないのですが、スペースマーケットの場合は本番や開発環境をworkspaceで分けている(非推奨とされている)ため、再設計のヒントになりそうです。
みんなのコメント
- 基礎固めができるため、知識がそのまま業務効率につながるため。
Webエンジニアの教科書
Webサイトやアプリケーション開発に必要な基礎知識から実践的なスキルまでを体系的に学べる指南書です。
HTML/CSS/JavaScriptなどのフロントエンド技術から、サーバーサイド言語、データベースなど一通りカバーしています。
エンジニアを目指す方、あるいは1年目の方にとって基礎を固めるための良い参考書となるでしょう。
みんなのコメント
- 体系的にWebの知識を得られることができました。
📘 読み物系
アジャイルサムライ――達人開発者への道
アジャイル開発を実践するための具体的な手法や考え方をわかりやすく解説した一冊です。
顧客との協力を重視し、価値ある成果を迅速に届けるためのアプローチが丁寧に紹介されています。
プロジェクトの立ち上げからチーム運営、見積もり、TDDやリファクタリングといったプログラミングのテクニックまで実践的なヒントが満載です。
マスター・センセイ(本書の登場人物)「いいかい、アジャイル開発とは旅そのものであって、目的地じゃないんだ。」
みんなのコメント
- LESSが始まる前に一度読んだことがありましたが、スクラム開発の経験を経たあとに再度輪読会で読み直したため、自分と経験と照らし合わせながら読み進めることができ、理解が進みました。あと文章が読みやすいのであっという間に読むことができました!
みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史
2001年に第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の合併から始まり、2019年の完了までに及ぶ「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれたシステム統合の歴史を追ったドキュメンタリーです。
経営陣のIT軽視、積み重ねられてきたブラックボックスなシステム、そして大規模システム障害、統合に向けた各社の思惑など、様々な要因が絡み合った巨額なITプロジェクトの全容を描いています。
ここで描かれているのは、IT業界の現実であり、私たちが直面する可能性のある課題でもあります。
みんなのコメント
- 35万人月4000億台の巨費を投じた刷新と、旧システムが抱えていた闇、そして数々のしくじりはなぜ起きたのか。小さいながらも我々が抱えている問題は同じであり、決して対岸の火事ではないことが身にしみる。
DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門
勘や経験に頼るのではなく、顧客データを分析して改善点を特定し、具体的な施策につなげる重要性を説いています。
特に「一休.com」の成功事例(なんと売上10倍に!)をもとに、売上プロセス、リピートプロセスなど、一休で実際に使用している10の分析レポートを実例として紹介しています。
マネージャーに限らず、ビジネスサイドとコミュニケーションされているエンジニアやデータサイエンティストの方にもおすすめです。
みんなのコメント
- 一休の社長の本。出しているデータが当たり前系のものばかりでそんなに凝らずにこういうデータをこういう視点で見ればよいのかと
💡 思考術・仕事術
私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化
本書は、従来の学習観に疑問を投げかけ、学びの本質を科学的視点から解明しています。
また、私たちが普段何気なく使っている◯◯力とった「能力」について、そんなものはない(虛構)とまで述べています。
教育のあり方や思考力を育むための方法など、キーワードだけでも興味を惹かれる内容で、個人的に読んでみたいと思った一冊です。
お子さんがいらっしゃる方や、マネージャーの方に読んでもらえるといいかもしれません。
みんなのコメント
- 学ぶということの解像度上げに役に立った
まとめ
あなたのチームメンバーは普段どんな本を読んでいるのでしょうか?
自分と異なる観点で選ばれた本を知ることで、視野が広がったり、興味を持つきっかけになったりすることも多いと思います。
また、一緒に仕事をしている仲間の考え方や価値観を知ることができるのも、こういった取り組みの良いところですね。
後編で紹介できたのは、投票された本のほんの一部。
全部知りたいよという方は、ぜひカジュアル面談しましょう!

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