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Google Domains から Gandi へドメイン移管する

2023/08/20に公開

2023/8/16 に、お客様の Google Domains アカウントに関する重要な変更 - Squarespace がドメイン登録サービスの買収を発表 というメールが来て、そういえばこれどうにかしないとな、とふと思い、移管事例を探してみました。
「Google Domains へ」はちらほら見かけるものの「から」があまりなかったので、ちょっとやってみたことを書いておきます。という記事です。

移管先は、正直最近知ったのですが、Gandi にしました。

Gandi のサインアップ

情報少なかったのですが↓を参照しました。

https://zenn.dev/northeggman/articles/9194968d5d084c

「遠い」からなのか、サインアップ時や API Key 生成の時など、何度か失敗しました。
いくらか、何回かのエラーを気にしない粘り強さが必要なのかも?
(回線速度はそんなに遅くないはずだし計測してもそれなりだったのでクライアント側には問題ないはず・・・)

エラー、こんな感じ

支払い情報を早速設定したのですが、設定名の途中にスペースは入れられないことがわかったりしました。日本語文字の使用は可能。
後になって、移管時に支払い情報設定もできるとわかり、しかも、組織の情報になってなくて、まあ、同じのを3回登録して余計な2つを消しました。ハハハ。

Google Domains から Gandi への移管

ドキュメントの通りに進めれば完了しました。
唯一、Google Domains からの移管を承認しても、画面の状況がなかなか変わらなかったので、「いつになったら承認完了するんですが?」と問合せを投げてしまったんですが、間もなく、Gandi から [GANDI] Final transfer status for the domain ... というメールが来ました。ハハハ。

https://support.google.com/domains/answer/3251178?hl=ja

https://docs.gandi.net/ja/domain_names/transfer/index.html

経過のスクリーンショットたち (1)

Google Domains 管理画面操作


01.GoogleDomains管理画面で AuthCode 取得

経過のスクリーンショットたち (2)

Gandi 管理画面操作


02.ドメイン移管開始


03.移管ドメイン指定・移管可否チェック


04.連絡先確認


05.移管設定入力

  • 自動更新を ON に変更しました。
  • Try our mailbox offer は OFF にしました。


06.契約書確認(・・・)

  • 契約の確認。大事なんだけど熟読は諦めました(ある程度は読んだ・・・)。
  • この次が支払いの画面なんですが、方法に「暗号通貨」があったことを言及しておきます。クレジットカードとかPayPalは普通にあり。銀行振込も。
  • そういえば、税金が ¥0 だったので、帳簿を「不課税」に直しました(ゆうて云百円ですが)。


07.手続き完了画面

経過のスクリーンショットたち (3)

メールで来た「移管リクエストを確認する」


08.「移管」を押した


09.承認した

Gandi 管理画面の様子を見る...


10.1時間ちょっとこの状態でした。

1時間後くらいに移管が完了してました。

以前、お名前.com から Google Domains に移管した時はカスタムネームサーバーの設定を Google Domains 側で手動対応する必要があった記憶ですが、今回の Gandi への移管では不要でした(ネームサーバーも自動で変わっていた)。

このドメインはこれで移管成功だと思っています。
DNSSECを設定してるドメインとかはそれらの再設定も必要だと思います。

Terraform で管理したい

と、これだけでは記事の価値があまりないので、ネームサーバー情報を terraform HCL 形式(?) にインポートしてみました。

import用に準備したコードはこんな感じです
.terraform-version
1.5.4
main.tf

terraform {
  required_providers {
    gandi = {
      source = "go-gandi/gandi"
      #version = ">= 2.2.3"
    }
  }
}

provider "gandi" {
  key = var.gandi_api_key
  #sharing_id = var.gandi_sharing_id
}


import {
  to = gandi_domain.first_domain
  id = "<移管したドメイン>"
}

variables.tf
variable "gandi_api_key" {}
#variable "gandi_sharing_id" {}

最初よくわからなかったのでコメントアウトしてますが、sharing_id は今はたぶんコレだろうな、というのが目星つきました。

terraform.tfvars
gandi_api_key = "<Developer API Key>"
import 実行 -> 成功しました
(zsh)
❯ terraform plan -generate-config-out=domain.tf

provider はこちらを利用
https://github.com/go-gandi/terraform-provider-gandi/

DNSSEC を設定するときは Terraoform でやれると良さそうです。

API リファレンスを見る感じでは、移管もできそう(やらないけど)。
トランスファーロックとかも管理可能に見えます。
https://api.gandi.net/docs/domains/

この記事が何かの役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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