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Devin Searchによって広がった新たなDevin活用法

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はじめに

こんにちは、株式会社スマートラウンドtsukakei1012です!

弊社ではDevinを早期から導入しており、日頃から多くのタスクをこなさせています。

我々が導入してからもDevinの進化は著しく、その中でも3月終わりに発表されたDevin Searchは今までの開発体験を大きく変え、よりDevinの活用度合いを広げた新機能でした。

この記事では、弊社が実際にDevin Searchを活用した事例についてご紹介したいと思います。

(Devinに興味のある方はこれらの記事もぜひお読みください!)

https://zenn.dev/smartround_dev/articles/cd6c1e168b4f79

https://zenn.dev/smartround_dev/articles/66c0796dc2002c

Devin Searchとは

Devin Search is a new tool built to rapidly answer questions about your codebase. Use Devin Search for one-off questions like “Figure out where the auth backend endpoint is defined” or “Find the commit that introduced the new support functionality,” or use it to map out the initial spec for a task you want Devin to execute.
(和訳)Devin Searchは、あなたのコードベースに関する質問に迅速に答えるために作られたツールです。Devin Searchは、認証バックエンドのエンドポイントがどこで定義されているか調べて新しいサポート機能を導入したコミットを見つけてといった単発の質問に使用したり、Devinに実行させたいタスクの初期仕様をマッピングするために使用したりすることができます。

Devin Searchは事前に設定済みのレポジトリにあるコードベースに対して調査を依頼することができる機能です。
他のAIツールだとAskモードと言われるものに該当します。

弊社では、この機能を活用することで今まで以上にDevinの活用幅を増やすことができましたので、それを実際の事例とともにご紹介します!

https://docs.devin.ai/work-with-devin/devin-search

Devin Searchで広がる活用法

実はDevin Searchで一番効果的だったのは、調査結果をもとにDevinプロンプトを自動生成してくれる機能です。

これによって、Devinに何らかのタスクを依頼する際に、「OOについて調べて」→「その結果をもとにXXして」というように、タスクの抽象度が一段階上がり、人の介入する手間が減りました。

私の実際の活用事例としては、

  • 「XXの上限値っていくつに設定されている?」 → 「それを全部XXに変更してもらえる?」
  • 「XXの他に上限値がZZのものってある?」 → 「それを全部XXに変更してもらえる?」
  • 「Composition APIで書かれたVueコンポーネントのうち、XXが指定されていないものを教えて!」 → 「それに全部XXを指定してくれる?」

というように、網羅的な調査から一貫した実装までを任せることができるようになりました。

Devin Searchによるコードの民主化(デザイナー活用事例)

実はDevin Searchによる恩恵は開発者だけのものではありません。
Devin Searchが真にもたらしたのはコードの民主化だと思います。

今まではPdM・デザイナー・CSが開発者に「XXってどういう仕様になっていましたっけ?」「XXの実装ってどうなっていましたっけ?」という質問が時々開発者にされていました。
こういった依頼は基本開発者の手が空いた時にしか対応されないため、①回答を急かしづらい②そもそもちょっと依頼するのが申し訳ないといった側面がありました。

それが今ではDevin Searchを活用することで、それぞれが好きなタイミングでコードについての知識を得ることができます。
(補足:GitとCursorを使えば同様のことはできると思いますが、それはハードルが高いと個人的には考えています。)

今は特にデザイナーが積極的に活用しており、デザインルールを整理する際に既存実装の洗い出しを行ったり、旧UIが使われている箇所を網羅的に調べたりするのに使っているようです。

このように開発者だけでなく、プロダクトに関わる全員が実はDevin Searchで恩恵を受けられるのです。

おわりに

Devinの新機能Devin Searchについて、開発者による更なるDevin活用法と、開発者以外のプロダクト関係者による活用法を紹介しました。

もしDevinを始めてみようかなという方がいたらこちらのリファラルリンクをご利用ください!

https://app.devin.ai/invite/KngtgoKGYVyWf3kf

弊社ではDevinに限らず、様々なAIツールを用いて業務を推進しております。
開発者に限らず、ぜひ弊社にご興味を持っていただけた方はお気軽にご連絡いただけますと幸いです!(カジュアル面談お待ちしております!)

https://jobs.smartround.com/

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