freee 技術の日 2024に参加してきた (本祭)
TL;DR
- freee 技術の日 2024 に参加してきた
- チームでセッション参加するとそのチームの雰囲気・色みたいなものがめっちゃ伝わってくるので会社アピールからの採用につなげるみたいな観点だとメリット大きそう
- CTO と CPO の話、話題がいろいろあってどれも参考になる感じだった
はじめに
長くなりそうだったので 2 つに分けておきます。。。
Sweee ちゃんが立体でグリーティングができたので一発写真撮っておきました!
前夜祭は freee 技術の日 2024に参加してきた (前夜祭) です。
去年のは freee 技術の日 に参加してきた です。
Day2 (本祭)
ということでこちらは本祭、2024/06/01 (土曜日) に開かれた方のやーつです。
ちょっと眠かったので後半あんまりついーとしてなくて、そうだね、って感じのが多かったかも、へー!ってのが少ないというか!
運用負荷削減にPdM・エンジニア・デザイナーが三位一体で取り組んだ話
- 外部サービス連携プロダクトマネージャー 嶋野 美歩 (mihoi) さん
- プロダクトデザイナー 木林 将也 (kiba) さん
- 外部サービス連携エンジニア 襲田 絢香 (osso) さん
内容以前に、このセッションの 3 人がめっちゃいい感じ、仲良いし、信頼関係あるし、めっちゃいい雰囲気だった、とてもよい。。。
- PdM と PD、Eng が 3 人いらっしゃって登壇、今年の freee 技術の日を象徴するようなメンツ構成
- 連携先が銀行なり API なり 2,300 くらいあって大変
- でもその変更にいち早く追従していくのもまたプロダクトの価値につながっていく
- ユーザーからサポート、サポートからエンジニア、全体のスループットを上げていく
- mihoi さんとして工夫したこと
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- 自分がやらなくていいことも、ときにはやってみた、実際にはかなりやったらしい、redash で書いた query、100 本超えてるって
- 3. めっちゃ任せた
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- kiba さんとして工夫したこと
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- UI の変更だけで解決しない、そもそもそのユーザーの操作が不要 (自動) な方が優れた経験である場合が多い、経費精算しなくてもお金戻ってくるみたいな
- 3. めっちゃ任せた
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- osso さんとして工夫したこと
- 3. めっちゃ任せた
なんかもう全部がいいんだよな、Role & Responsibility (R&R) を超えて、全員が信頼しあって、できるところは精いっぱいやるし、できないところ、タイミング的につらい時には他人にお願いする、そのバランスというか、最高のチームができてる、めっちゃいい
- 全員が めっちゃ任せてる、これが一番強いんよ
- 心理的安全性爆高、って言ってみたい
記帳チームにおけるスクラムの応用と協同作業の実践
- エンジニア ogawa takahiro (ogawa) さん
- QAエンジニア 若林 幸治 (wb) さん
- プロダクトマネージャー 當間 智盛 (toma) さん
- プロダクトデザイナー ひろみつ さん
雰囲気的にはちょっと固め、まじめそうーな感じのセッション。
- freee ではバグの severity を重篤度、と呼ぶらしい、へぇ
- 実例マッピング、ってのがツールとして紹介されていて、それを使ってうまくいった、という紹介っぽい
- それを FigJam でやってみた、って言ってた気がする
やりたいことを仕事でやる技術
- エンジニア hachi さん
記帳~ を中座して、聞きたかったこちらに、たぶん途中から聞いてる。
たぶん去年も hachi さんの話を聞いた気がする。
- やりたいことを仕事でやるために、自分のできること、やりたいこと、周りから求められていることをあらいんしていく
- あえて共有する、みたいなところにも通じるところがあるんじゃなあないですかね
- 必要に応じて自分のスキルを上げていく
- やりたいことを求められることに近づける
- 数字、共感など会社にとっての必要性を示すとか
- よく考えてみればプロダクト開発と似てる部分が多いよね、みたいなところで最後駆け足な感じに
権限管理基盤の開発とQAのいま
- 権限管理基盤チームエンジニアリングマネージャー sentokun さん
- 基盤QAマネージャー harashin さん
認証認可大好物(ry
- といっても権限管理基盤って言ってて、昨日は認証っぽい話、でも今日のは認可ともちょっと違うっぽい
- あとで懇親会でもしゃべったけどやっぱ名前には悩んだっぽい、アクセス制御基盤、みたいな捉え方
- ユーザーにとって、freee の開発者にとって、プロダクトの企画者にとって価値を提供する
- 多様で多層なアクセス制御を提供
- Role-Based Access Control (RBAC) に加えて、freee 独自の概念として Lisence-Based Access Control (LBAC) という考え方
- 実装についてはあまり詳細に深堀しない感じだったけどたぶんなんか proxy 的なさむしんぐっぽい
- つい、その「設定ファイル」は YAML なのかどの形式なのか、が気になっちゃうお年頃
2 人で掛け合いながら話をしているのが親しみやすい、いい感じ。
社内 job hopper いいね、それができる制度設計なのもいい。
数字で見るfreee、組織の変化と働くリアル
- Engineerサクセスチーム マネージャー elly さん
- エンジニアリングマネージャー sohda さん
- エンジニア karin さん
- プロダクトマネージャー miya さん
- Diversity & Inclusion (D&I) 的な話とか観点とか
- 登壇者はそれぞれキャリアチェンジしてる、エンジニア → EM、マーケター → エンジニア、労務担当 (たしか freee 自体の労務担当) → PdM (freee 人事労務の PdM)、利用者から中の人へ的な
- アンケートに回答してもらって freee の組織を見ていく感じ
- 2030 年までに、男性比率・女性比率をともに 45% にすることを目指しているらしい
- 女性ならではの困りごとってのはほんとにない、強いて言えば、、、くらいみたいなのがちょろっとあるくらいらしい
シークレット イベント (書いていいのか知らんけど)
去年バズった「credential を Slack に書くな高校校歌」のフル尺版、たぶん混声四部合唱だった気がしますが、唐突にお披露目がありましたw
21F と 19F でそれぞれやったみたいですが、普通に上手くて笑いましたww
VPoEが語るfreeeの開発組織作りのリアルな話
- 常務執行役員 VPoE 竹田 祥 さん
- freee が急拡大していた時期、毎年 100 人エンジニアが増える、毎月でいうと 10 人増えるみたいなタイミングで「Engineer サクセス」 っていう組織を作った話
- Customer success の Engineer 版
- 普通に机狭いとかモニター足りなくねみたいなハードの話もあるし、もちろんメンタル含めたソフト面もある
- 今振り返ってみるとこれ作ってないと組織崩壊してたんじゃないか、それくらいの組織への貢献度がある
- 開発チームにおける役割定義の明文化した話
- よくあるロールごとの役割を決めた、みたいな話ではある、Associate ならこれくらい、Middle なら、みたいな
- 純粋に評価に対する納得感を高めるのが目的の 1 つ
- 結果として、今となってはスーパーマンに見える ~ さんってこういうロール・経験を積んできたんだな、みたいなマッピングができた
- 今から VPoE を目指したい!って人への 1 つのキャリアパスの例を示せる副次的なメリットもあった
- 全然時間足りなかったあと倍くらい話聞きたかった
組織のカルチャー大好き おじさん おにーさんとして、この急拡大に伴ってカルチャーを薄めない、そのための努力って想像を超えるものがあるよな、とほんと思う、すごい
カルチャーテックの本気見せてやんよ!俺らの配信Hack everything★
- カルチャーテックエンジニア sakas さん
- ロール名が珍しいですが、配信基盤・機材とかやってるメンバーらしい
- freee 技術の日でも大活躍してるし、入社式 (New 社式) とかでもご活躍
- 今のオフィスだと全社員集まってイベントはできない、キャパ的に
- んじゃ配信機材とかこだわっていこう
- カメラの使い方、音響の使い方、EQ で低音切ることで聞こえやすいように変えてみるデモとか
- slack と zoom を組み合わせた画面の配信、現場での slack 垂れ流し
- ライブ感を大事に、オンラインでもワイガヤしたい
freeeのeng採用、全部見せます!engが無意識の思い込みに向き合い続けた話
- DEI lead mio さん
- エンジニアリングマネージャー mura さん
- SREエンジニアリングマネージャー kawamura さん
- HR の方と部署側の採用担当の方のセッション
- mura さんがとっても丁寧にしゃべってる印象が残ってる
- Unconscious Bias の話
- ステレオタイプバイアス、正常性バイアス、とかとかいろいろ
- いや分かるんだけど逆に Unconscious Bias 警察みたいな感じになるのもたるいから塩梅難しいよなと思う
- 採用面談とかってどうしても 1 対 1 でクローズドな環境になりがちだしそのクオリティも人によってばらばらになることが多い
- カジュアル面談のために資料用意して、一定のクオリティを必ず保つようにしている
- こんなにいい会社なのにみんなに知られていないんじゃないか (という思い込みの一つ)
- クソデカ Sweee ちゃん「まじでみんな見る目ねーな」が笑えるw (と思ってた、って話)
生成AI活用の現在地と未来
- AIプロダクトマネージャー keii さん
- 流行りものってことでお客さんもいっぱい入ってた
- 先日人工知能学会で発表してきたらしい、ガチ研究者の方
- STAP 細胞のタイミングで理研にいたらしいw
- 生成 AI を使った bot から、社内の申請の自動化、というか雑な文章から申請の起票とか
- P/L の説明とか
- 契約書に危ないことがないこと書いてないかのチェックとか
- プロンプト エンジニアリングとしての工夫している点、逆質問とか
- RAG は使いたいんだけど、プロダクトが多すぎるので、agent で知識領域を分けた形でいい感じに
- LLM アプリケーションを容易に構築できるように基盤を作ってるそうな
1 つずつ着実に、って感じ。
うっわぁすげぇーーーみたいなものは無かったかなー。
スモールビジネスを、世界の主役に。
- 取締役 CTO Chief Technology Officer 横路 隆 さん
- 取締役 CPO Chief Product Officer 東後 澄人 さん
- 司会のてららさんの大事な出番がなくなる事件w (マイクが不調でイントロトークができなかった)
- 東後 さん、CxO を 3 つ歴任してる (COO → CFO → CPO)、日本のスタートアップ界隈ではかなり珍しいのでは
- 起業のタイミングからの技術的な変遷とかをざーーーっと振り返る話
- ソシャゲやってた人たちが入ってきてくれたタイミングもあるみたい
- 統合 flow っていう最近始めてるやつの話
- お願いいらずの communication flow よさそう、催促しなくていいみたいな、この観点では最終的なユーザーは顧客の社内、期限までに申請できないやつとかいるじゃん
自分だよ - 今までの freee にたまったデータを使ったリアルタイム与信みたいなのは面白そう
- お願いいらずの communication flow よさそう、催促しなくていいみたいな、この観点では最終的なユーザーは顧客の社内、期限までに申請できないやつとかいるじゃん
- 「良いプロダクトとは?」という内容に関するディスカッション
- 「一緒に夕陽を見る」共感が大事
- Platform Engineering もそうだけど、基盤部分の enablement にこれから力を入れていこうとしているらしい
- 社内基盤を作る、でも強制はしない、んで採用されなかった場合にそれを社内だけど「失注」って捉え方をして、どう改善していけばいいのかを考えていく
- 去年もそうだったけど半分社内向けのセッションな気がするw
最後 Sweee ちゃんが皆さんにご挨拶に来てくれました!
- スクショタイム
- よちよち歩いててかわいい、カニ歩きもできるらしい
水兵さん、見たことある顔だったな
まとめ
去年と違って、tech 全開ではなく、PdM、EM、PD といったロールの人たちも登壇して、チームそれぞれがどんな感じにプロダクトを開発しているのか、イメージがわくようなセッションが多かった。
その中でも、チームの「色」がとってもよく出ていて、掛け合いがとても仲よさそうなチームもあるし、少しお堅そうなチームもあって三者三様、みてて面白かった!
組織の作り方、みたいな話に最近興味があるので、VPoE の方の話もめっちゃよかった。
本祭の懇親会で EM の sentokun さんといい話、楽しい話、苦労話がいっぱいできた。。
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