詳しい人は最初から詳しいわけではない
TL;DR
- ある分野に詳しくなるためのひとつの方法をご紹介し隊
- 最初っから詳しい人はあんまりいない
- 周りに詳しいと思われると、そのうち本当に詳しくなる
はじめに
昨日の 技術的なアウトプットはえらい はお読みになられましたか、そうですか、ありがとうございます、あんたはえらい。
さて、わたしは Azure Network Connectivity という Technology Area で数少ない Microsoft MVP でして、ExpressRoute とかの Azure のネットワーク系サービスについてなかなか詳しいよ、という感じです。
ただし、最初から詳しかったわけではなく、いつの間にか詳しくなってきた、という感じを改めて書いておこうかなと思います。
まわりに詳しいと思われると、質問が来るようになる
もちろん、そもそもの個人的な興味として、自分のネットワーク系のインフラエンジニア的な経歴から、Azure のネットワーク系サービスには自然と興味はありました。
また、そのサービスの内容も、自分の今までの知識を生かすことで、「なるほどこういうものか」と比較的すんなり理解が進められました。
例えば、blog を書いたり、社内勉強会を開催して、まわりにこの技術について詳しいんだな、と思われるようになると、徐々にそれに関する質問がわたしのもとに届くようになります。
すぐに答えられるようなものもあれば、少し調べたり、検証したりしないと分からないな、というものもいっぱい出てきます。
そうすると少しずつ、また、詳しくなっていくわけですね。
詳しい人はどんどん詳しくなる
というループが回っていくと、プラスのループが回るようになって、どんどん詳しくなってきます。
その結果、わたしの場合は Microsoft MVP という結果につながりました🎉
詳しい人になるためには
逆に考えると、詳しい人になるためには、最初にほかの人よりちょっとだけ詳しくなり、まわりからもそう思ってもらえることが重要です。
ベテランのメンバーは普段のお仕事に忙殺され、新しい Azure サービスに関して貪欲に情報を取り入れることが少なくなることもあり、そこを逆に若手のメンバーがトライしている例もとても身近に目にしています。
「あの件さぁ、~さんが詳しかったじゃん、あれなんだっけ」みたいなコミュニケーションを私がよくしてしまうのですが、その結果としてその方がそれに詳しくなってくれれば、わたしの周りにそれに詳しい人が生まれるので助かるなぁというところもあります。
基礎は重要
これも当たり前の話ではあるのですが、じゃあその新しい内容を理解するためのベースがやっぱりいるよね、というそもそも論になります。
マスタリングTCP/IP 入門編 のような教科書的な技術書をわーっと読むのもよしですし、ちょっと暇そうにしてるベテランさんにわーっと聞くと喜んでいろいろお話してくれるんじゃないかなと思います。
まとめ
何でもは知らないわよ。知ってることだけ - 羽川翼
ということで、詳しい人になるためには、他人よりちょっと詳しくなると、そのうちめっちゃ詳しくなるんじゃあないでしょうか。
参考
- Kazuyuki Sakemi | Most Valuable Professional
- マスタリングTCP/IP 入門編
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