BIMと繋がる技術を探せ! [BIMとDXの備忘録 その0]
あけましておめでとうございます。前回、hironさんが主催したAEC and Related Tech Advent Calendar 2020に参加させて頂き、BIMとクラウド をテーマにRevitファミリの最近の動向を軽く紹介を書きました。
今年はBIMとDXの備忘録をテーマに、BIMをこれまで以上に活用するためにBIMと繋げられそうな技術について書いていこうと思います。
今回は手短に、このテーマを行うきっかけとなったブログ記事の紹介をします。その名もStudy highlights BIM’s ‘isolation’ in knowledge and research。BIM+というメディアの2017年9月の記事ですが、「BIMは他の知識や研究から『孤立』している」 という調査結果です。
内容はいたってシンプルです。Design Buildings WIKIに掲載されている5000の記事を読者の関心から分析し42のテーマに対するヒートマップを作成したところ、「BIMだけが他のテーマと相関を持たなかった」。このヒートマップの上部にあるBIMと書かれた丸い部分が、まさにBIMが他のテーマと接続されていないことを示しています。
ただこの記事が出てから3年が経ち、だいぶ状況が変わってきているように思います。前回の記事で紹介したようにBIMモデルをクラウドを用いてソフトウェア以外でも参照/管理できるようになり始めましたし、BIMとその他の技術が繋がり始めたのが2020年だったのではないかと思います。2021年はさらにBIMとBIM以外の技術の融合が進んでいくことになるとすれば、そもそも現代社会、特に建設業以外で利用されている新しい技術を知ることがBIM活用と直接関係してくることでしょう。
次回からはいろいろとBIMと繋がりそうな技術を紹介していければと思います。まずは前回の記事の続きでクラウドの深堀りからですかね。よろしくお願いします。
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