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ロジカルシンキング入門(話す技術編)
はじめに
これは前回の続きです。
今回は考えた内容を相手に伝えるための話す技術についてまとめます。
話す技術
話す技術には以下の二つの論理構造があります。
- 並列型
- 解説型
並列型
並列型の論理構造は基本そのもの。結論を頂点にそれを支える複数の根拠で成り立ちます。
重要な点は以下になります。
- 結論が課題に対する答えになっていること
- 縦方向に結論を頂点とした縦の論理(So What?/Why So)が成り立つ。
- 横方向の要素はMECEになっている
どのようなケースで用いるか
- 自分の伝えたいことの全体像を簡単に提示したい時
- 自分の考えに重複や漏れ、ずれがないことを強調し相手に伝えたい時。
解説型
解説型は縦方向に縦の論理(So What?/Why So)が成り立つ点は並列型と同様ですが、横方向には常に三つの要素(事実、判断基準、判断内容)が存在し、決まった順番で並んでいます。
- 事実:結論を導くために相手と共有しておく事実
- 判断基準:結論を導くため事実をどう判断するか
- 判断内容:判断基準をもとに判断された内容
どのようなケースで用いるか
- 自分の思考の流れも含めて相手に結論を示したい時
- 自分の考えに対して意見をもらいたい時
- 結論を複数案から選んだ場合に結論の妥当性を示すとき
まとめ
- 伝える技術には並列型と解説型があり、用途によって使い分ける。
- 全体像を示したい時は並列型、自分の思考の流れを示す時は解説型を用いる
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