Zenn本『AppSheetでアプリ開発入門』を書きました
Zenn本『AppSheetでアプリ開発入門』を公開しましたので、紹介させてください。
本のコンセプト
Zennの記事を普段から読んでいるような人は、いわゆるエンジニア系の人が多いと思います。が、この本はそうでない人、非エンジニアの「普通の人」を主な対象として書きました。
コードはなんだか呪文みたいでわからない。開発の概念や流れも用語もほとんど知らない。
そういう人がアプリ開発にデビューできるような、アプリ開発を通してデータベースとアプリの連携の仕組みが少しでもイメージできるような、そんな本にしたつもりです。
全体で4時間前後の学習時間で、2つのアプリ(メモ帳アプリとToDOアプリ)を作りながら学んでいく「開発デビューの最初の最初」の部分をガイドするものになっています。
この本は、一般大学生向けの独学教科書として書いたものをベースにしていますので、特に前提知識は必要ありません。しいて言えば「Excelをある程度使ったことがあると、理解がよりスムーズかも」ぐらいでしょうか。Excelの数式や関数みたいなものを書く場面が少し出てきますし。
なぜ非エンジニア向けなのか
本の最初のChapterにも書いたのですが、非エンジニアの普通の人って
- 一般的なアプリはどのような画面構成でできているのか
- アプリの画面表示とデータはどのように連動するのか
- アプリ開発の基本的な概念や用語にはどんなものがあるのか
といった知識がないことが多いと思います。筆者も最初のころはそうでした。
AppSheetのようなノーコードツールを使えば、確かにコードを書かなくて済みます。その代わり、本来コードを書いて実現する作業は、画面上のボタンを押したりプルダウンから選んだりして行うわけです。ただ、上に挙げたような知識がないと、その操作の意味がわからないんですよね。何をどう設定すりゃいいの?ってなってしまう。
粘り強く調べ試行錯誤を重ねていけば、だんだん慣れて英語の壁も突破して、それなりのアプリが出来上がるんですが、その前に挫折してしまう人も多い気がします。それではもったいないから、サポートをしたいと思いました。
この本では、何から何まで詳細に説明するようなことはしておらず、むしろボリュームが増えすぎないよう項目は最小限にしていますが、類書よりも丁寧に、少しでも多くの納得感を得ながら一歩踏み出せるよう、意識して執筆しました。
この本で初めてのアプリ開発にチャレンジしてもらえると嬉しいです。
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