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Python Venvメモ (Linux上)
Windows上はこちら
Venvとは
・pip (Pythonのパッケージ・ライブラリ管理システム)をプロジェクトごとに仮想環境として独立して管理できる
・メリットとして依存性の解決がしやすくなる
・venvは「virtualenv」がPython 3.3より標準機能となったもの
・別途ソフトウェアをインストールせずに使用できる
ドキュメント
venv --- 仮想環境の作成 — Pythonドキュメント
環境
Ubuntu 22.04 LTS - Python 3.11.9
WSL Ubuntu 20.04 LTS (Windows11) - Python 3.8.10
仮想環境の作成方法
本記事では以下の通りとする
ディレクトリパス: ~/test
venv名: test_venv
-
ターミナルでフォルダへ移動
ターミナルを開き、仮想環境にしたいディレクトリ(フォルダ)へ移動して仮想環境を作成する
$ cd ~/test
-
仮想環境を作成
~/test$ python3 -m venv test_venv
-
フォルダの確認
コマンドの実行後、フォルダtest_venvが生成されることを確認
(以下より..で表示を一部省略)~/test$ ls test_venv
-
仮想環境の構成確認
フォルダtest_venv内には以下が含まれる
~/test$ cd test_venv ~/test/test_venv$ ls bin include lib lib64 pyvenv.cfg share
仮想環境のアクティベート
作成しただけでは仮想環境へは入れていない
以下のコマンドで作成した仮想環境へ入る
仮想環境がアクティブ化されると、左側に仮想環境名 (test_venv) が表示される
~/test/test_venv$ cd ..
~/test$ source test_venv/bin/activate
(test_venv) ~/test$
仮想環境のディアクティベート
仮想環境から抜ける場合は以下のコマンドを実行する。
(test_venv)~/test$ deactivate
~/test$
仮想環境内でのパッケージ管理
仮想環境へ入る
~/test$ source test_venv/bin/activate
(test_venv)~/test$
仮想環境に現在インストールされているモジュールを確認
(初期段階ではpipとpkg-resources、setuptools のみ)
(test_venv)~/test$ pip3 list
Package Version
------------- -------
pip 20.0.2
pkg-resources 0.0.0
setuptools 44.0.0
必要なモジュールをpipでインストール (例:opencv (拡張モジュール群入り) )
(test_venv)~/test$ pip3 install opencv-contrib-python
インストールされたものを確認 (依存関係に基づいてモジュールがインストール)
(test_venv)~/test$ pip3 list
Package Version
--------------------- ---------
numpy 1.24.4
opencv-contrib-python 4.10.0.84
pip 20.0.2
pkg-resources 0.0.0
setuptools 44.0.0
仮想環境を抜けて仮想環境内でインストールが完結しているか確認
(test_venv)~/test$ deactivate
~/test$ pip3 list
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