【Steamでゲーム,AWS】MacからWindowsのリモートデスクトップ利用
概要📝
この記事では、AWSを利用してMacからWindowsへのリモートデスクトップ接続を行う方法について書いています。具体的には、AWSの設定、Microsoft Remote Desktopの設定、およびMacPCからWindowsリモート環境への接続方法について書いています。
私はAWSエンジニア(といっても初心者)なので、比較的触り慣れているAWSを選んでしまいましたが、様々な方法があると思います。
対象読者🔖
SteamでWindows対応のゲームをやりたいが、Macしか持っていない方
リモート接続について自分でやってみたことがない方
AWSでのコスト管理が自分の責任でできる方(EC2の停止など)
目的、気持ち🔥
Potion Craftがすごくやりたい!! Steamでポチッ...あっ...Windowsでしか起動できず...
で、調べてみるといろんな方法が出てきたんですが、勉強にもなるしと思いその時の気分でAWSでやってみることに...
リモート接続を別の方法でやる方も、「リモート環境内の設定」の部分は少し参考になるかもしれません🙇♂️
さらっとChatGPTに聞いてからStart🦊
コスト💰
AWS料金概算表 - 東京リージョン
円レートは140円としました。
また、月10時間くらいプレイできればいいかな〜と思いました。
サービス名 | 種別 | 要素1 | 要素2 | ドル/月 | 円/月 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
EC2 | c6i.4xlarge | 0.856 | 10 | 8.56 | 1198.4 | 時間単価*稼働時間 |
EBS | gp2 | 0.12 | 30 | 3.6 | 504 | GB単価*GB(停止時も課金) |
ゲームの起動に成功するまではもったいないのでt2.microなどの安いインスタンスタイプで対応しました。
しかしt2.microではPotion Craftの起動に時間がかかりすぎて、その後ちょっとずつスペックを上げても動きがぬるぬるだったので、どどーんとc6i.4xlargeにしてみたところいい感じで動きました🍤
EBS料金は停止中もかかるので注意💸
それから、ゲームやり終わったら必ずEC2を停止、しないと、、ボンッ📈...だぜ?
作業内容⚙️
AWSの設定⚙️
・AWS管理コンソールにアクセスし、EC2の画面で、Launch Instances
下記のように値を設定しました。記載されていない設定値はデフォルト値としました。
タイトル | 値 | 備考 |
---|---|---|
Name | 任意 | |
Amazon Machine Image (AMI) | Microsoft Windows Server 2019 Base | |
Instance type | c6i.4xlarge | |
Key pair name | 任意 | 持っていなければ、Create new key pair
|
Configure storage | 30GB, gp2 | EBS Volumeです。このAMIでは30GB以下にできなかった |
起動完了しました🍔
・Connect
>RDP client
を確認
この画面の下の方に書いてありました。
上記画面からは、
User name
-
Password
※Get Password
で表示した瞬間1度しか見られません。EC2のキーペアが必要です。
それに加えて、先ほど起動完了を確認した画面で、
Public IPv4 address
をメモります。
・Security Groupの設定を確認(任意)
さきほどのAMIを選んで、デフォルト設定で進んでいると、以下がうまいこと作られていました。
RDP接続用のポートも開いてますが、Sourceが0.0.0.0/0なので、自分のIPアドレスのみ指定した方がセキュアですね💯
Microsoft Remote Desktopの設定⚙️
Microsoft Remote Desktopをダウンロード
Microsoft Remote Desktopからダウンロードしました🍎
新しいリモートデスクトップ接続を設定
・Microsoft Remote Desktopを開いて、+
>Add PC
下記のように値を入れました。
タイトル | 値 | 備考 |
---|---|---|
PC name | AWS EC2のPublic IPv4 address | EC2は停止→起動するたびにIPアドレスが変わるので、次回の接続時はまた更新する |
User account | 先ほどメモしたUser nameとPassword入力 | Add accountを選んでおくと毎回入力せずに済む |
Devices & Audio | Redirect: Microphoneにチェック、Play Sound: On this computer | リモート接続した後に手元のPCから音を出すため |
手元PCからリモート環境への接続⚙️
・ひとつ前の作業で追加されたものをダブルクリックすると接続できる
これはContinue
でOKでした。
開通じゃい🍻
リモート環境内の設定⚙️
再起動しないとうまく反映されないことがあるので、注意🎲
また、リモート環境内の再起動中はしばらくアクセスができない🥖
- 言語設定
スタートメニューから、歯車をどーん!
Time & Language
>Language
>Add a Language
Englishよりも日本語が上になっていることを確認しつつ、インストール完了待ち
- キーボード設定
Devices
>Typing
>Advanced keyboard settings
Japanese - Microsoft IME
を選択
- オーディオ設定
日本語インストール待ちの間にやっているので、英語表記のまま進めました。
System
>Sound
>Sound Control Pannel
Yes!!🌼
Yes!🌼 Yes!🌼
SoundのOutputがちゃんと設定されていますね!
※これできるのに数時間さまよいましたww Volumeの大きさをいじっていると、ぷるるるる〜〜〜んみたいな音が鳴って感動しました🎳🎳
- 一旦Edgeをインストール→好きなブラウザへ
一旦、IEしかないので、IE開いて、Edgeをインストール、そしてChromeをインストール
これもめんどくさかったです💣💣
Steamのインストール、ゲームの購入、起動🎮
ここまで来ればもう簡単です...あとはみんなの心の目で見てくれい...ゲームをどうしてもやりたいというその心で...ね...(バタッ
編集後記📝
上記のスペックでもまだちょっとだけゲーム画面のヌルヌル感があります。。まだ試していませんが、g4dnインスタンスを試してみようと思っています。GPU最適化だったかな、、
東京リージョンでは使えない(上限が解放されていない)インスタンスタイプなのですが、AWSに「ゲームしたいから頼む」ってケースを発行したら、あっさり通りました。やさしい。
長時間プレイする人だとネットに落ちているソフトの方が安いのかもしれませんが、ゲーセンで100円入れる感覚で試せるのと、自分でスペックをいじっていく感じがなんか楽しいなぁ〜って思いました。
あまりスマートな方法ではないかもしれませんが、ご興味があれば試してみてください。
Potion CraftがMac対応してくれるのが一番いいですけどね!!!!!!
Discussion