「これ、何のためにやってるんだっけ?」
Social Databank Advent Calendar 2024 の 13 日目です。
これ、何のためにやってるんだっけ?
仕事や日常の中でふと、「これ、何のためにやってるんだっけ?」と思うことってありませんか?(私はよくあります)
私はチームリーダーとしても、エンジニアとしても、そして一人の人間としても、よく「Why(なぜ)」を考えています。
Why を考えることで、単なる作業や出来事が「目的」を持つ行動に変わります。これがあるだけで、タスクの進め方や判断基準が明確になるし、時には新しい発見に繋がることもあります。
ということで、今回は Why を考えると世界がちょっとクリアになるよという話です。
意外と見失いがちな Why
忙しい日々の中「何のためにやってるか」は、見失いがちではないでしょうか?目の前の「What(何をやるか)」や「How(どうやるか)」に集中してしまって、気づいたら毎日時間だけが過ぎていく...なんて経験ありませんか?(あるある)
例えば、プロジェクトで「操作を簡単にする」「効率を上げる」といった要件が挙がったとします。それ自体は大事なことですが、これだけだと「To-Do リスト」にしか見えません。でも、「これってなんでやってるんだっけ?」と考えると、「ユーザーがスムーズに使えるようにする」「チーム全体の負担を減らす」「ユーザーが〇〇を達成できる。」といった具体的な目的を抽出できるんです。
Why の考えかた
Why を考える時(特にお作法はないんですが)例えば以下のように整理できます。
1. 誰のために?
このタスクや行動が終わったとき、誰が助かるのか、誰が喜ぶのかを考える。具体的な相手をイメージするだけで、不思議と方向性が見えてくる。
2. どんな価値を生むのか?
その行動がどんな結果や価値を生むのかを考える。「この改善で誰かの時間が節約される」とか、「もっと便利に使えるようになる」とか。
3. やらないとどうなるのか?
逆に、もしこれをやらなかったら、何が起きるのか?を考えると、本当に必要なことかどうかが見えてくる。
Why を考えると何がいいの?
1. 判断がしやすくなる
Why が明確だと、何を優先すべきかが自然と分かる。やるかやらないかの判断がスムーズ。
2. チームで共有しやすい
自分だけでなく、チーム全体で Why を共有できると、1つの目的に向かって動きやすくなる。「この作業がこういう結果を生むよね」と共有するだけで、全員の足並みが揃う。これはとても大事。
3. 意外な発見がある
Why を掘り下げると、時には新しいアイデアや改善案が浮かんでくる...こともある。
4. モチベーションが上がる
向かっている方向が分かると、自ずと現在地も見えてくる。モチベは高い方がいい。
まとめ: Why はいいぞ
この記事の内容としては特に新しいことではないと思うんですが、大切なことなので n 回言ってもいいだろうと思います。
Why を考えて、世界がちょっとクリアになって、視野が広がって、物事をより大局的に捉えられるようになって...楽しい(エンジニア)ライフを送りたいですね。
※補足
もちろん、プライベートは別です。常に Why を考えてしまうと暮らしが無味乾燥になるので注意。
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