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AZ-900時点において感じたAWSとAzureの違い

2023/03/05に公開

こんにちは。深緑です。

先日、AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals - Certificationsに合格しました。
現状AWSを中心にお仕事させており、まだAzureを本格的にやっているわけではないのですが、
AWS認定が揃ったのとAzureの勢いを凄く感じることもあり、今後は各クラウドの違いを語れるようになるといいかなあと思い少しづつ勉強をしている次第です。
というわけで、今回はAZ-900を合格した時点で感じたAWSとAzureの違いをまとめておこうと思います。

Azureのリソースグループの存在

Azureにはリソースを論理的にグループ化するリソースグループというものが存在します。
リソースグループ単位でアクセス制御したりすることができます。
Azure portal を使用した Azure リソース グループの管理 - リソース グループとは

リソースグループはAZ-900にも頻繁に出てきます。
AWSにリソースグループに相当するものがあるか?を調べてみましたが、
バチッと一致するものがなく強いて言うならばCloudFormationのスタックあたりのようです。
ただ、スタックはCloudFormationでできるものなのでやはり完全に一致するものはないように思えます。

Azureのユーザー管理はActiveDirectoryがベースになってる

Azureのユーザー管理はActive Directory (AD) をベースにしています。
AZ-900レベルではユーザー管理はADベースであることだけを把握していればいいようですが、そこ強調するんだ・・・と感じました。
AWSでもAD連携はできるはずですが、Azureの方はADベースなんだとわざわざ試験で言うからにはそこが強みなのでしょう。
AD自体が超強力な製品ですから、そこの親和性がAzureの最大の強みなのかもしれませんね。
今後、理解を深めていけばADベースであることのメリットがより感じられるのではと思います。

Azureはサブスクリプション間で仮想マシンの移動ができる

他の Azure サブスクリプションまたはリソース グループへの Windows VM の移動
個人的に一番びっくりした点です。
サブスクリプション間の移動はAWSで言うとアカウント間の移動になると思います。
仮想マシンの移動はAWSだとAMI取ってを作り直す感じですが、Azureはそのままは移動できちゃうの!?イミュータブルじゃなくてクラウドっぽくなくない!?とびっくりしました。
ただ、ドキュメントをよく見ると「新しいリソース ID が作成される」とあるので、
内部的にはコピーで、一連の処理をまとめたものを移動って呼んでるだけのようにも思えます。

試験の中身の違い

AWSの試験はシンプルな画面でしたが、Azureの試験はGUIが充実してます。
ドラッグアンドドロップを駆使した問題や、実際にアイコンをクリックさせる問題が普通に出てきます。
ここら辺はさすがWindowsの会社と言う感じですね。

問題そのものについてはあまり書けませんが、投資項目や中国市場のことがちょいちょい出題されており、
AWSと違い若干日本向けにカスタマイズされた試験内容になってるのかな?と感じました。
そんなことなかったらすいません💦

AzureとAWSと考えがほぼ一致してるところ

  • 通信コストの考え方
  • リザーブド・スポットインスタンスの考え方
  • 可用性の確保の仕方

これらの考え方はAzureとAWSでほぼ一致していました。
ビジネスモデルが近いのですから当たり前ではありますが。

用語の違いさえ把握すれば大丈夫ですね。

試験体験の感想

体感的に6〜7割くらいはAWSの考え方を転用できました。
復習になりつつ新たな発見も得られてよい体験だったと思っています。
3月4月は本業と情報処理技術者試験に注力したいと思いますが、
その後はAZ-104あたりに挑戦しようと思います。

補足

広島に限った話ですが、AWSとAzureの試験会場は同じピアソンVueでも場所が全然違います。
ピアソンVueテストセンターリスト
AWS系は大体こちらで
広島駅前センター
Microsoft系は大体こちらのようです。
広島八丁堀テストセンター1

場所が徒歩20分ぐらい離れてるので間違えるとそこそこやばいのでご注意を。

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