AWS認定12冠制覇後の振り返り
こんにちは。深緑です。
2023年1月21日、SAP on AWSの合格を持って2023年1月時点でのAWS認定12冠全て合格となりました。
今回はその過程を振り返ってみます。
AWS認定試験の受験履歴
履歴はこのようになっております。
SAPに合格したのが去年の1月で、おおよそ1年で制覇したことになります。
Specialityの途中でCLFとSAAが挟まってるのは受験料の特典狙いですね。
後に残しておいてよかったです。
実はSAP合格した時点では全部取れるとは思ってなく、忙しかったのもあって放置していました。
6月にDVAを受けたところ思いの他楽に合格できたところで、自分の中にかなり知識が溜まってることを自覚。
もしかしていけるのか?ということで一念発起で走り切った感じです。
6月以降は多忙な中このスケジュールで受験をこなすのは結構身体的負担が高かったのですが、
一気にやり切った方が良い!という気持ちがありました。
受験の順番は概ね正解だったと思います。
ただし、ANSの後のDASでネットワークに対するコストの考え方の違いに戸惑う場面はありました。
ANSの方はコストよりもスループット・可用性重視で、他のSpecialityではややコスト重視になるように感じました。
コスト感覚的にはANSとSAPは近いものを感じたので、
この2つは同時期に受けた方が良かったのかもしれません。
勉強時間について
私は受験こそ去年からですが、AWSの経験自体は5年以上あります。
ここからSAPは約2ヶ月で約100時間、他は2週間で5〜60時間ぐらい勉強して、受験に臨んでいます。
ANSとSAP on AWSは1回ずつ不合格になっており、これらはトータルで1ヶ月強で100時間ぐらい勉強しました。
勉強時間の確保はかなり大変で家族にとても配慮してもらいました。
妻と子供達にとても感謝しています。
通してみると間をおかずに連続で受けたのが良かったのだと思います。
AWS認定は各試験で試験範囲が結構重なっており、連続で受けると効率が上がります。
個人的な感覚で言うと、下手に長いスパンにするともっと勉強時間が必要になる気がしました。
各試験の感想
SAP-C01 Solutions Architect - Professional
スコア:781
この2つを2ヶ月ぐらいかけて何度も何度も読んで解きました。
試験自体に慣れてないのと、この時点では大規模なネットワークは手がけたことがなかったため、
VPCやDirectoConnect周りがなかなか頭に入らず苦労した思い出です。
合格した時は「いけるんだ・・・」と自分でビックリした記憶があります。
DVA-C01 Developer - Associate
スコア:801
こちらの書籍で勉強。
昨年の春ぐらいからCloudFormationやCodePiplineを実務でがっつり使い始めたのですんなりいきました。
AWSでのWEB開発において必須の知識ばかりだったなあという感想です。
ここで「行けそう感」を得て突っ走り始めます。
SOA-C02 SysOps Administrator - Associate
スコア:774
こちらの書籍で勉強。
この試験だけオンラインで受験しました。
これも普段の業務の延長ですんなりいけました。
この試験だけ試験ラボという実際に画面操作する問題がありますが、難易度は問題なし。
しかし、オンラインの試験画面が異常に動作が重くなりワンクリックで数秒かかるるという事象が発生。
試験中に再起動させてもらっても完全には回復せず、もうこのまま行くと腹を括りました。
遅いゆえに操作ミスが一切許されない中試験ラボ問題に突入、訳のわからない緊張感がありましたが何とか合格をもぎ取りました。
これ以降、オンラインはやめてずっと試験センターで受験することにしています。
DOP-C01 DevOps Engineer - Professional
スコア:894
当時この試験の書籍が見つけることができなかったので、TechStockさんの問題集とAWSのサンプル問題で勉強。
DVAとSOAの勉強をしっかりやってたのと、CloudFormationやCodePiplineに没入し始めてたので、普段実務でやってる通りだぜ!という感じで特に苦もなく合格。
TechStockさんの問題集は、ここからここからMLSまでずっと利用し続けています。
DBS-C01 Database - Specialty
スコア:804
ここからSpecialityに突入。
書籍を何度を読みつつ、TechStockさん問題集を3週ぐらい解きました。
とはいえ元々私はDBの専門家な上、RDSやAuroraとずっと向き合ってたので多分いけるんだろうなという感覚はありました。
SCS-C01 Security - Specialty
スコア:816
DBSと同じノリで合格しました。
それなりに勉強しましたが、セキュリティ周りもずっと向かい合ってきてたので苦はなかったです。
ANS-C01 Advanced Networking - Specialty
1回目 スコア:703
2回目 スコア:750
個人的には最難関だと思います。
まずはDBSとSCSと同じノリで勉強して受験。
11月に試験内容が変わっており、新しい試験内容はTechStockさんや上記の書籍ではフォローし切れていないのは知っていましたが、新しい試験内容の情報が掴めなかったので仕方なくそのまま受けました。
予想以上に知らないサービスに関する問題が多く惜敗・・・。
大ショックでした・・・。
リベンジしようにも情報がなく困り果て、仕方なくネットワーク系の書籍を読み漁りました。
プロトコルの書籍を読んだのは、問題に知らないプロトコルが出てきたからですね。
これらの書籍は、基礎力の向上にはなりましたが試験対策にはあんまりならなかったですね・・・。
なので、AWS公式のサンプル問題やら公式練習問題集やSkill Builderを頼りにしました。
ここまで世の中に書籍があったのでSkill Builderとかは頼りにしてなかったのですが、
ようやくここで有益なんだなと理解しました。
とはいえ、どうにもAWS公式の情報だけでは足らない感覚があったので記憶を頼りに試験で問われたサービスなどをググりまくって情報収集。
凄い暗中模索な感じでしたが何とか合格。
本当にギリギリでした。
いやー、難しかったです。
DAS-C01 Data Analytics - Specialty
スコア:834
個人的に「ここからは後半戦!アニメで言うとOP変わるところだ!」と思ってました(笑)
データ分析は昔から憧れがあるので、これを機会に手当たり次第読んだ感じです。
データ分析そのものの勉強してからTechStockさんの問題集を何度も解いて合格。
この試験はデータ分析と言ってもデータ分析理論とかの話ではなく、大量データをAWSでどう扱うか?と言う話で、
実はちょっと私が思ってたのと違ってたのですが、それでも内容が面白く楽しく勉強ができました。
「楽しい」で済んだのは、去年実務でFirehose・Lambda・Athenaを使っていたのがとても大きいです。
これらを触ったことがない場合、各サービスの利用イメージを掴むのにもっと時間がかかったと思われます。
MLS-C01 Machine Learning - Specialty
スコア:804
引き続きテンションが上がりきった状態で夢中で勉強(笑)
ネットに「この試験は機械学習そのものの知識がある程度必要だからG検定の勉強をするといい」と言うコメントがちらほらあったのでそのまんまG検定の勉強しました(笑)
テンションに任せてお決まりのTechStockやらAWS公式の公式問題などを解いて、
楽しく合格しました。
いつか機械学習を実務でもやりたいです。
G検定は落ち着いたら本当に受験したいと思います。
PAS-C01 SAP on AWS - Specialty
1回目 スコア:664
2回目 スコア:798
2022年の春から増えた試験区分です。
SAP自体を知らなかったのでまずはSAPの勉強から始めました。
この試験はとにかく情報が少なく問題集も公式以外にはないため、SCSKの大口さんのブログとこちらの動画が救いの光でした。
本当にありがとうございます。
大口さんのブログを熟読しつつAWSのSkill Builderやらサンプル問題・公式問題を解いて、不安はあるけど1月の頭に受験。
結果は不合格、思ったより不合格!!
試験中はこれはイケる!という感覚だったので大ショック!試験直後の結果画面を見てしばらく呆然としてました・・・。
何が行けなかったのか?というの吟味した結果、これらについて誤解していると言う結論に至り再勉強。
- SAPからAWSへの移行する際の手法の使い分け
- データベースにOracleを使った場合のパターン
- ストレージの使い分け
なんとか・・・なんとか合格しました。
安堵です。
ちなみに途中、英語なら問題集があるのでは?と調べましたがあれは良くないですね・・・。
問題も解答もあってるのかそうでないのかよくわからないです。
あれを頼りに勉強してしまうと間違った知識がついてしまいそうです。
ご利用は自己責任で・・・ですね。
最後に
長い道のりですが無事AWS認定制覇できました。
資格だけで実務ができるとは思いませんが、広い知識が得られたのは確かです。
今後はこれを維持しつつ、もっと実際にサービスを触ってスキルを高めて行こうと思います。
余裕があれば今回少し触れたG検定にチャレンジしたり、
GCPやAzureにも触れてAWSとの違いを話せるようになりたいと思います。
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