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Visual Studio Codeで.NET 4.7.2のWPFアプリケーションを開発する手順
この記事では、Visual Studio Code(VSCode)で.NET 4.7.2のWPF(Windows Presentation Foundation)アプリケーションを開発する手順を説明します。Visual Studio 2022 Community Editionをインストールできない場合には、MSBuildをポータブルでダウンロードして使用する方法も含めます。
以下参考ソース
前提条件
- Visual Studio Codeがインストールされていること
- .NET Framework 4.7.2がインストールされていること
- (オプション)Visual Studio 2022 Community Editionがインストールされていること
手順
1. MSBuildの設定
1.1 Visual Studio 2022 Community Editionがインストールされている場合
MSBuildのパスを通します。Visual Studio 2022のMSBuildのパスは以下の通りです:
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\MSBuild\Current\Bin
このパスを環境変数PATH
に追加します。
1.2 Visual Studio 2022 Community Editionがインストールできない場合
MSBuildをポータブルでダウンロードして使用します。
- MSBuildのポータブルバージョンをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍し、任意の場所に保存します。例えば、
C:\MSBuild
に保存します。 -
C:\MSBuild\MSBuild\15.0\Bin
を環境変数PATH
に追加します。
2. VSCodeで新しいWPFプロジェクトを作成
-
VSCodeを開き、空のフォルダーを作成または開きます。
-
新しいWPFプロジェクトを作成するために、以下のコマンドを使用します。
dotnet new wpf -n MyWpfApp -f net472
上記のコマンドに失敗する場合は以下を参照
3. VSCodeの設定
3.1 タスクの設定
VSCodeでビルドタスクを設定します。
-
.vscode
フォルダーを作成し、その中にtasks.json
ファイルを作成します。 - 以下の内容を
tasks.json
に追加します。
注意: MyWpfApp.csprojを変更すること
{
"version": "2.0.0",
"tasks": [
{
"label": "build",
"command": "C:\\Program Files\\Microsoft Visual Studio\\2022\\Community\\MSBuild\\Current\\Bin\\MSBuild.exe",
"type": "shell",
"args": [
"${workspaceFolder}/MyWpfApp.csproj",
"/p:Configuration=Debug"
],
"problemMatcher": "$msCompile",
"group": {
"kind": "build",
"isDefault": true
}
}
]
}
注意: MSBuildをポータブルバージョンで使用する場合、
command
のパスを以下のように変更します。
"command": "C:\\MSBuild\\MSBuild\\15.0\\Bin\\MSBuild.exe"
3.2 デバッグの設定
VSCodeでデバッグ設定を行います。
-
.vscode
フォルダーにlaunch.json
ファイルを作成します。 - 以下の内容を
launch.json
に追加します。
注意: MyWpfApp.exeを変更すること
{
"version": "0.2.0",
"configurations": [
{
"name": ".NET Framework Launch (WPF)",
"type": "clr",
"request": "launch",
"preLaunchTask": "build",
"program": "${workspaceFolder}/bin/Debug/net472/MyWpfApp.exe",
"args": [],
"cwd": "${workspaceFolder}",
"console": "internalConsole",
"stopAtEntry": false
},
{
"name": ".NET Framework Attach",
"type": "clr",
"request": "attach",
"processId": "${command:pickProcess}"
}
]
}
4. プロジェクトのビルドとデバッグ
4.1 プロジェクトのビルド
-
VSCodeでターミナルを開き、以下のコマンドでプロジェクトをビルドします。
dotnet build MyWpfApp
4.2 プロジェクトの実行とデバッグ
- VSCodeでデバッグビューを開き、デバッグ構成として「.NET Framework Launch (WPF)」を選択します。
-
Run and Debug
ビューでF5
キーを押してデバッグを開始します。これにより、アプリケーションがビルドされ、VSCode内で実行されます。
4.3 実行中のプロセスにアタッチする
- WPFアプリケーションを通常通り起動します(例:
dotnet run
など)。 - VSCodeでデバッグビューを開き、デバッグ構成として「.NET Framework Attach」を選択します。
-
Run and Debug
ビューでF5
キーを押すと、実行中のプロセスのリストが表示されます。 - デバッグしたいプロセスを選択すると、VSCodeのデバッガがそのプロセスに接続されます。
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