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M5Burner v2の使いかた

2021/07/24に公開約10,200字

M5Burner画面

1. 概要

M5Burner は M5Stack 製品にファームウェアを書き込むためのツールです。2022 年 5 月 22 日現在の最新版は 2.5.1 です。

私は M5Burner を Windows 11 環境で使用しています。

2. 対応機種

M5Burner で対応している機種は以下のとおりです。

3. 事前準備

M5Stack BASIC/GRAY/M5GO/FIRE を使う場合は,使用する OS 用の CP201X ドライバ(CP201x_VCP_Windows.zipCP201x_VCP_MacOS.zipCP201x_VCP_Linux.zip)をインストールしてください。

M5StickC/M5StickC Plus や ATOM Matrix/Lite/Echo の場合は USB ドライバをインストールする必要はありません。

M5StickV/UnitV の場合,また M5StickC や ATOM Matrix/Lite/Echo ででうまく動かない場合は,使用する OS 用のFTDI ドライバをインストールすると動くようになります(環境によってはドライバを 2 回インストールしないと有効にならない場合があります)。

4. 入手方法

Developer Toolsメニュー

M5Stack サイトのメニューから「SOFTWARE」にマウスカーソルを合わせると(①),下に新たなメニューが現れるので,「Developer Tools」を押します(②)。

Developer Toolsページ

左にあるメニューの「M5BURNER」を押します(③)。

M5Burnerダウンロード

使用している OS に対応する M5Burner をダウンロードします(④)。

5. インストール

5.1 Windows 版

ダウンロードしたM5Burner.zipを展開し,適当なフォルダ(C:\ProgramData\M5Burnerなど)に移動します。

6. M5Burner の起動

6.1 Windows 版

インストールしたフォルダ(C:\ProgramData\M5Burner)にあるM5Burner.exeをダブリクリックして実行します。

7. M5Burner の更新

M5Burner更新通知

M5Burner を起動したときに,右上の設定アイコン(歯車のアイコン)に赤いマークが付いていることがあります。これは M5Burner の新しいバージョンが公開されていることを表します。

M5Burner設定メニュー

歯車アイコンを押すと,左側に設定(Preference)メニューが現れます。バージョン(Version)を見ると,現在(Current)インストールされているバージョンが 2.2.9 で,最新(Latest)が 2.3.0 であることがわかります。すぐ横にある「Update」を押すと,最新版に更新することができます。

M5Burner更新確認

「Yes」ボタンを押すと更新が始まります。

M5Burner更新中

100%になるのを待ちます。

M5Burner更新完了

アップデートが完了すると更新を有効にするために再起動するか聞かれます。「Yes」ボタンを押すと,M5Burner が終了し,新しいバージョンの M5Burner が起動します。

8. ファームウェアの書き込み

ここでは,M5Stack BASIC にUiFlowのファームウェアを書き込む方法を説明します。

8.1 機種の選択

M5Burner製品メニュー

画面左側に M5Stack 製品の機種を選ぶメニューがあります。ここでは BASIC が含まれる「CORE」をクリックします。CORE に対応するファームウエアの一覧が表示されるので,UiFlow の BASIC 用ファームウェアである一番左の「UIFLOW(CORE)」に注目します。

8.2 ファームウェアのダウンロード

UiFlowファームウェアメニュー

右にあるプルダウンメニューで書き込むファームウェアのバージョンを指定できます。ここでは UiFlow v1.8.1-en を選び,「Download」ボタンを押すとダウンロードが始まります。

緑で「official」と書かれているのは,M5Stack 社が提供しているものを表します。official がついていないものは一般ユーザが提供しているものです。左下の作者(Author)に作者名が表示されています(official の場合は M5Stack)。

右下の雲のマークと「24.0k」と書かれているのは,ダウンロードされた回数を表します。この場合は約 24,000 回(k は 1,000 を表すキロから来ている。24.0 \times 1,000 = 24,000)ダウンロードされていることを示しています。

UiFlowファームウェアダウンロード完了

ダウンロードが完了すると,「Remove」(ダウンロードしたファームウェアの削除),「Burn」(ダウンロードしたファームウェアを焼く=書き込む)ボタンが表示されます。

ダウンロードしたファームウェアによっては他のボタンが追加されることもあります。UiFlow のファームウェアの場合は「Configuration」(設定)ボタンも追加されます。

8.3 シリアルポートの設定

UiFlowシリアル設定

M5Stack BASIC が接続されている COM ポート番号(Windows の場合)と転送速度(Baudrate:ボーレート)を設定します。転送速度は 1500000(1.5Mbps,bps はビット毎秒(bit per second))で問題ありませんが,書き込みに失敗する場合は速度を落とします。

8.4 ファームウェアの書き込み

UiFlowファームウェア書き込み

「Burn」(書き込む)ボタンを押すと,WiFi の設定を聞かれます。

UiFlowファームウェアWiFi設定

接続する SSID とパスワードを入力して「Start」(開始)ボタンを押します。

UiFlowファームウェア書き込み開始

書き込んでいる様子が表示されます。

UiFlowファームウェア書き込み完了

Burn Successfullyと表示されていたら書き込みが成功しています。右下の「Close」(閉じる)ボタンを押してください。

書き込みが失敗する場合は,転送速度を落として再度書き込んでみてください。それでも失敗する場合は,ファームウェアを一度消去してから書き込むとうまくいくことがあります。「9. M5Stack に書き込まれたファームウェアの消去」を参照してください。

8.5 設定の書き込み

書き込むファームウェアによっては,「Configuration」(設定)ボタンという設定を書き込むためのボタンがあります。例えば,UiFlow 用のファームウェアには,起動モードやブートメニューを表示するかなどの設定を書き込むために「Configuration」(設定)ボタンがあります。ここでは UiFlow の「Configuration」(設定)について説明します。

UiFlowファームウェア書き込み完了

まず「Configuration」(設定)ボタンを押します。

UiFlowファームウェア書き込み完了

設定を変更して「Save」(保存)ボタンを押します。

UiFlow設定書き込み完了

「Success」(成功)と表示されれば設定がうまく書き込めています。「OK」ボタンを押して設定の書き込みを終了します。

9. M5Stack に書き込まれたファームウェアの消去

M5Stack の電源を入れても反応がなかったり,ファームウェアを書き込もうとしてもエラーになる場合は,一度 M5Stack 製品に書かれているファームウェアを消去して,再度書き込むとうまくいくことがあります。

ファームウェアの消去

ファームウェアを消去するには,右上にある「Erase」(消去)ボタンを押すと,指定した COM ポート番号(Windows の場合)に接続された M5Stack 製品のファームウェアを消去します。

ファームウェアの消去完了

Erase Successfullyと表示されていたら消去が成功しています。右下の「Close」(閉じる)ボタンを押してください。

10. シリアルモニタの起動

シリアルモニタの起動

右上の「COM Monitor」ボタンを押すと,指定した COM ポート番号(Windows の場合)に接続された M5Stack 製品のシリアル出力を見ることができます。

シリアルモニタの出力

下のボックスに文字を入力して「Send」(送信)ボタンを押すことで,シリアルに書き込むことができます。

終了するときは右下の「Close」(閉じる)ボタンを押します。

Discussion

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