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MagicLeap開発 : Zero Iterationの導入手順

2020/10/06に公開

こちらの記事はMagicLeapでランタイム生成した空間メッシュ上をVRMモデルに移動してもらう本のチャプター3( 無料公開チャプター )と同じ内容です

開発環境

SDK等 バージョン
OS Windows10
Unity 2019.3.7f1
LuminOS 0.98.11
LuminSDK 0.24.1

Zero Iterationを利用できるようにする

The LabにはZeroIterationという便利な機能があります、アプリをいちいちビルドしなおさなくてもUnityでPlayModeに移行したときにMagicLeap実機上で動作を確認できるようになりますのでこれを利用しない手はありません

シーンの構築

まずはテストするためのシーンの構築を始めます

Assets > MagicLeap > Core > Prefabs からMain Cameraプレハブをシーンに配置し、シーン上に最初からあるMain Cameraは削除します

その後、テスト表示でわかりやすいようにCubeを配置します、Cubeのサイズは自由に設定してもらっても大丈夫です、今回のサンプルではスケールを0.1( 10cm )で2メートル前方に配置しています

シーンの構築は以上です

Zero Iterationを利用できるようにする

既にZeroIterationを利用できる人は飛ばしてもらっても構いません

The Lab側のセットアップ

まずZeroIterationを利用するためにThe Labから Zero Iteration(ZI) Lab ModuleとZero Iteration(ZI) Runtime、Virtual Room Generatorをインストールします

ZeroIterationはPackage Manager > The Lab Module

ZeroIterationRuntime、VirtualRoomGeneratorはPackage Manager > Common Packageにあります

インストール後はThe LabでのZero Iterationの初期化のためにThe Lab上で一度Zero Iterationを起動します、この際のTargetはSimulator、Deviceどちらでも大丈夫です

Zero Iterationの起動はThe Labの左のメニューかトップのメニューから行えます

ZeroIterationのTargetはSimulator,Deviceどちらでも可、今回は松本の実機をTargetとしています

起動すると↓の画像のようになります

起動を確認したら一度Zero Iterationは止めます

Unity側のセットアップ

UnityエディタのAssets > Plugins > Luminまで移動し、Editorフォルダを一旦削除

Edit > ProjectSettings > PlayerのPCの項目のOther Settings 欄にあるAuto Graphics API for 各種OSの部分のチェックをすべて外し

OpenGL Coreを追加し一番上に設定します、この時エディタを再起動する旨のダイアログが表示されるのでエディタを再起動します

設定後はこうなります

そのあと、UnityのメニューからMagic Leap > ML Remote > Import Support Librariesを選択します

最後にEdit > Project Settings > XR Plug-in ManagementのPlug-in ProvidersにあるMagic Leap Zero Iterationにチェックを入れます ( 慣れてる人でも割と忘れて詰まるので忘れずにチェックを入れましょう )

MagicLeapの項目もチェックを入れましょう

動作確認

The Lab上でZero Iterationを起動しMagicLeapの実機上で↓の画像のようになっていれば正常にThe LabのZero IterationとMagicLeapの同期が出来ています

その後Unityのシーンを再生しシーンに配置したCubeが表示されていればZero Iterationの設定は完了です

これにてZero Iterationが利用できるようになりました

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