【Logseq】使い方を学ぶとできることを考える

私たちは毎日、膨大な情報やアイデアに囲まれています。
SNSで得た気づき、読書中に浮かんだ考え、仕事のメモ、目標や反省――。
この「思考の断片」を再び手繰り寄せ、つなげて育てていくためのツール。
それが**Logseq(ログシーク)**です。
本記事では、Logseqの使い方を通じて「考える時間」を取り戻す方法を紹介します。
ノートではなく「思考の地図」を描く

Logseqは、一般的なノートアプリとはまったく違う発想で作られています。
ノートを「保管庫」ではなく、「思考がつながる場」として設計しているのです。
私たちはメモをとるとき、ついカテゴリで分けようとします。
「仕事用」「学び用」「日記」など。
ある日の読書メモが次の仕事のヒントになったり、
過去の悩みが今のアイデアと結びつくことだってあります。
Logseq使い方の本質は、「関連性でノートをつなげる」こと。
時間順でも、テーマ別でもなく、
“思考の流れそのもの”をネットワークとして可視化していくのです。
毎日の記録から始めよう

Logseqを使ううえで難しい設定は必要ありません。
大切なのは、「今日のことをその日のうちに書く」こと。
たとえば、
- 今日感じた小さな発見
- 誰かの言葉で心に残ったこと
- やってみてうまくいった/いかなかったこと
これらを一行でもいいので書き留める。
それがLogseqの第一歩です。
後からそのメモに関連する言葉を加えるだけで、
Logseqは自動的に「過去とのつながり」を示してくれます。
考えを「育てる」感覚で使う

多くの人がノートを「完成させよう」とします。
しかし、Logseqの魅力は「未完成でいい」という点にあります。
思いついたまま書き、
あとで別の考えが浮かんだときにつなげる。
Logseqを続けていると、ふとこんな瞬間が訪れます。
✓ 「あ、このテーマについて、前にも書いたことがある!」
✓ 「あのアイデアと似ているなぁ」
それが、思考が再び呼び起こされる瞬間です。
自分の過去の思考が、未来の自分に再び語りかけてくる――。
それを実感できるのが、Logseqの面白さです。
知識を「管理」するのではなく「つなげる」

一般的なノートアプリは「整理整頓」に向いています。
しかし、Logseqは「創造」に向いています。
Logseqでは、ページ同士をリンクさせることで、
まったく別のジャンルのメモが自然と出会います。
たとえば、
「読書メモ」と「ビジネスアイデア」
「健康記録」と「時間管理」
これらが偶然交わることで、
新しい発想が生まれてきます。
この一点を理解するだけで、ノートがまるで“生きている”ように感じられるはずです。
完璧を目指さない「ゆるい運用」

最初からすべてを整理しようとするのは、続かない原因になります。
Logseqはむしろ、カオスな状態からの発見を楽しむツールです。
- 書き散らしてOK
- 読書メモも仕事メモも混在してOK
- 日付やタグを気にしすぎない
この「ゆるさ」こそがLogseqの魅力。
ある程度書きためてから関連づけをしても十分機能します。
続けていくうちに、自然と自分なりの型(テンプレート)ができあがり、
それが日常の知的ルーチンになります。
ノートが「自分を映す鏡」になる

使い続けるうちに、Logseqは単なるメモではなく、
自分自身の思考の履歴になっていきます。
- 「あのとき、何を考えていたか」
- 「どんな視点で物事を見ていたか」
それが年月を経ても再発見できる。
過去の自分と現在の自分をつなげる装置。
それがLogseqです。
最初は小さなノートでも、
1年後には「自分の哲学が詰まった知識データベース」になっています。
続けるコツと習慣化のヒント

Logseqを継続するコツは、目的をつくらないことです。
- 「毎日10分だけ書く」
- 「思いついたときにすぐ書く」
この程度のゆるさで十分です。
目的を設けると、「書けなかった日」がストレスになります。
しかし、思いついたときに書くスタイルなら、自然に続きます。
また、「書く内容がない日」は、
「今日は何も書くことがなかった」と書くだけでもOK。
それも立派な記録であり、思考の跡です。
続けるほどに、Logseqはあなたの“無意識の地図”を描き始めます。
ノートを「未来の自分への贈り物」に

Logseqは、ただのツールではなく、自分の未来を助ける装置に変わっていきます。
そんな体験をする人は少なくありません。
このアプリの素晴らしさは、
「情報が積み上がる」ことではなく、
「過去の自分が、未来の自分を支えてくれる」こと。
書くたびに、新しい自分と出会う。
Logseqは、そんな小さな奇跡をくれるツールなのです。
まとめ
Logseqは「書く」よりも「つなげる」ツール
完璧に整理しなくていい。未完成でいい。
書けば書くほど、自分の考えが可視化される
Logseq使い方のゴールは、「自分の思考を再発見すること」。
あなたのノートが、あなた自身を導く“地図”になります。
今日から、たった一行でいいので書き始めてみましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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出来上がり次第、公開いたしますのでお楽しみに!!
著者についてはUdemy講師をしており、国内最速でObsidianの講座をリリースしています。
他にもWebツールを多々研究しています。
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