『DMMボイス』を見て最初に気になってしまったのはカスタムドメイン設定だった
個人開発におけるカスタムドメインの必要性
前の記事でchatGPTのsearch機能について記事を書いてみました。
この記事とも関連するのですが、私自身が現在個人で開発を進めている中で、カスタムドメインの設定について考えることがあったので、その内容をまとめてシェアできればと思っています。
またこの記事を書こうと思っていたタイミング(2024/11/01)でちょうどサービスリリースされた 『DMMボイス』 のサイトが、まさにこのテーマをシェアする際のよい題材になりそうだったので、そちらについても記載しています。
はじめに
こんにちは、生成AIを活用しながら留学中の空いた時間を使って開発の勉強をしているニートです。
細かい自己紹介は初回の記事に書いてあります。これは3本目の記事になります。
拙い文章かもしれませんがぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
カスタムドメインとは?
ドメインという言葉が様々な文脈で使われますが、ここではインターネット上の住所を表すものを指しています。
以下のサイトが非常によくまとまっていると思います。
いまあなたが見ているこのWEBpageであれば、ドメインはzenn.devになります。
このドメインというものは企業はもちろんのこと、個人でも取得/所有することができます。
.comなど有名どころはやや高い値段設定がされていたり、最近ではAI関連のサービスは、.aiというドメイン名も多くあるように思います。
ちなみに、ブログサイトのnoteなんかは、note.comのドメインを取得するための苦労話などは面白かったので、興味のある人は読んでみてください。
ドメインはサイトの信頼度に割と影響がある
WEB検索における検索順位に関しては、そのWEBサイトの中身と検索キーワードとの関連はもちろんですが、WEBサイトの信頼度、権威性も重要だと言われています。SEO対策とよく言われているものです。
そしてこの信頼度に関して、カスタムドメインは一役買っています。
無料ドメイン(ホスティングサービス提供者などが簡易ウェブサイトの立ち上げ用に提供しているもの)や
共有ドメイン(zennもそうですが、プラットフォームとしてドメインを提供しているもの)などでも情報発信はできますが、
自分でドメインを管理して情報発信しているということが評価の項目なのでしょう。。。たぶん。。。
DMMボイス
ここでタイトルおよび冒頭でも話したDMMボイスのサイトについて話したいと思います。
DMMは皆さんご存じの企業だと思いますが、そのDMMから生成AIサービスを展開することを主としたグループ会社がAlgomaticです。
そんなAlgomaticが11/01にベータ版をリリースしたのがDMMボイスというサービスです。
サービスそのものも注目されているのでぜひ見てみてほしいのですが、私はサイトを見た際にまず気になったのがドメインでした。
上記の2つのページは要するに以下のような形になっています。
- WEB検索からの自然流入ではまず、dmm.comの安心感のあるLPに流入させて
- 実際のお試しサービス提供ではホスティングサービスを提供するvercelのvercel.appのドメインをそのまま利用
内部でどの程度調整があったかは分からないですが、マーケティング観点では適切にdmm.comドメインに乗せて、サービス提供画面ではまだドメインの管理を厳密にしない、
という方針は変化の激しい時代におけるよいアプローチのように思えます。
DMMボイスと検索した結果
一方で前回の記事でも載せている各種検索サービスの表示順位は少し微妙です。
-
google検索
検索順位1位にLP、3位に直接サービス提供サイトにアクセスできるようになっています。
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Perplexity
ファーストソースはyahooニュースによるリリース記事になっています。
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Genspark
Gensparkはgoogleの標準検索結果順位にかなり近いですね。
-
Felo
そしてFeloもファーストソースはyahooニュースによるリリース記事になっています。
-
chatGPT search
本当に残念なのがchatGPT searchであり、回答としてこの新しいサービスを回答できていないです。
完全に別サービスの回答をするとともに、参照先サイトも正しくとれていないですね。
こういった検索サービスの多様化も踏まえると、どのようにサービスリリースを展開するかは悩ましいところですね。
個人開発者がどこまでカスタムドメインにこだわるべきか?
では、個人開発者はどこまでカスタムドメインにこだわるべきなのでしょうか?
私としては、個人で何か開発をしていくのであれば、カスタムドメインを持つことに賛成です。
まずデメリットは明確です。
- デメリット
- コストがかかる(私の場合は月1500円ぐらい)
- 慣れないうちは管理が大変
一方で、メリットは割と間接的な要素が多いです。
- メリット
- 自分のドメインってまずかっこよくない?
- ブランドの統一、SEO対策にもなる
- スケールした際にホスティングサービスなどを変更させてもユーザ側には同一のドメインを提供し続けられる
- そのうち企業で働くことになっても、どの企業もカスタムドメインの管理はやっているはずなので重要な知見になる
- GA4などの分析ツールもこれらのドメインと密接に関係している
正直にいえば、なくてもいろいろな開発は進められますが、経験しておいて損はないと思います。
個人で進めるドメイン設定
ドメイン取得について
日本ではお名前.comで取得するのが一番よいと思います。
.comはもちろんのこと様々なドメインを取得することが可能です(すでに取得されていなければ)
費用感としては、レンタルサーバー代が月1500円ぐらいですね。(私の場合はですが、、、)
ドメインの管理について
実際にサイトなんかを自分のドメインを設定しようとすると、ドメイン管理というものが必要になります。
NameServerの設定やAレコード、CNAMEレコードの登録などです。
お名前.comでもドメインの管理自体はできるのですが、私はずっと使ってみたいと思っていたcloudflare を利用しています。
レンタルサーバーやドメインにかかわる費用はお名前.comに支払い続けますが、管理だけcloudflareの無料枠でやるという手法ですね。
お名前.comからのcloudflareへの管理移管も容易ですし、cloudflareの無料枠だけでもかなり機能が充実しており、アクセス分析やアクセス制御なんかもできるのでお勧めです。
ちなみに私のサイトはカスタムドメイン展開後、以下のようにイスラエルやロシアなど現在有事が発生している各国から嫌なアクセスの仕方をされていたので
アクセス元の制御を国を絞ったりもしました。
ドメインの利用について
さて、ではこの独自のドメインをどのように利用していくかについてです。
最近のソフトウェア開発生成AIを活用している勢としては、個人で今人気があるのは以下の3つのホスティングサービスだと思います。
- vercel
- netlify
- github pages
様々な制約はありますが、これらはどれもカスタムドメインを無料で設定可能ですので、是非自身の開発でも設定してみてください。
おわりに
私自身、現在作りたいものが結構あるので、このドメイン管理は重要視しています。
あまりお金もかけずにやりたいので、まずは1つのドメインを管理しながら、サブドメインで幅を広げていきたいな、と構想しているところですが、
正直、staging pageとprod pageなど色々考えると、ドメイン管理もかなり複雑になりますね。。。
記事が長くなってしまったので、一旦ここまでにしようと思います。
時間があるときに、もっと踏み込んだ内容を書いていきます。
以上です。ありがとうございました。
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