🖼️

【初心者でもできる】GoogleColaboratoryでStableDiffusionのWebUIを動かす

2023/05/07に公開

以前、こちらの記事で、GoogleColaboratory(以下、Googleコラボといいます)上でStableDiffusionを実装する方法についてご紹介しました。
https://zenn.dev/robes/articles/8ea32494d40f06

正直、画像の精度はそれほど高くありませんでしたが、テキストを入れるだけで、AIが様々な画像を生成してくれることが大変驚きでした。

時は過ぎ、今(2023年5月時点)のStableDiffusionは、画像の精度が、ほぼ写真と言っていいくらい、かなり高くなっています。

また、Googleコラボを操作することに変わりはないのですが、プロンプト、画像サイズ、ステップ回数やseedなど画像生成にかかる条件設定の入力はWebUIを使って行うのが主流のようです。

ここでは、Googleコラボを使って、最新のStableDiffusionのWebUIを動かす方法について、ご紹介していきます。

プログラミングがほとんど不要なので、Python初心者でも簡単に実装できます。

★AUTOMATIC1111ファイルをダウンロード

  • AUTOMATIC1111とは、StableDiffusionのWebUIパッケージになります。
  • StableDiffusionをWebアプリケーションのように使うことができます。
  • Githubから、AUTOMATIC1111を起動させるためのGoogleコラボファイルをダウンロードしてきます。
     

1. Githubにアクセスします

https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/wiki/Online-Services
 

2. LastBenをクリックします

 

3. Googleコラボのファイルが現れますので、「ドライブにコピー」を押して、自分のGoogleドライブに保存します

 

★モデルのダウンロード

  • 高精度な画像を生成するためには、生成したい領域に特化したモデルが必要です。
  • civitaiというサイトには、特定の領域にかかる画像を学習させて構築されたモデルが多数、あります。

https://civitai.com/

 
今回は、こちらのモデルをダウンロードしてみましょう

https://civitai.com/models/18208/rmadart-sd15

右上のDownloadボタンをクリックして、自分のGoogleドライブにモデルを保存します

★AUTOMATIC1111ファイルの実行

1. Googleドライブに保存しておいたAUTOMATIC1111ファイルを開きます。

2. ダウンロードしたモデルを読み込むために、Googleドライブをマウントしておきます

3. Model Downloadのセルで、さきほどダウンロードしたモデルが入っているパスを入れます

4.セルを上から順番に実行します

4.最後のStart Stable-Diffusionのセルを実行してしばらく待つと、Running on Public URLがでてきます。こちらをクリックします。(赤囲み部分です)

★WebUIを動かす

URLをクリックすると、WebUIが立ち上がります。
promptなど、画像生成の条件を入力して、createボタンを押してみましょう

ここでは酒場にいるキュートなスパイダーマンを出力してみました

さいごに

いかがでしたでしょうか。

様々なpromptを入力してみて、生成される画像がどう変わるか、いろいろ試していただければと思います。

こうやってWebUIをいじっていると、有益なpromptを生み出すpromptエンジニアが重宝される理由が分かる気がします。

ではまた😄

Discussion