CMLでArista vEOSを使う
【概要】
CML(Cisco Modeling Labs)では、利用可能なプラットフォームは、標準で用意されているものに加えて自分で定義して利用することも可能です。
この手順はユーザガイドに示されています。
またArista EOSでは、仮想マシン及びコンテナで利用可能なvEOS/cEOSが提供されています。
本記事作成時点では、ユーザ登録をすれば誰でもダウンロード可能になっており、各種ネットワークシミュレータに組み込んで利用する例も紹介されています。
Setting up EVE-NG, CloudVision Portal and vEOS
vEOS/cEOS GNS3 Labs
Running vEOS in GNS3 1.5
CMLでの利用にトライしている例も確認できます。
Using Arista with CML
Importing Arista Devices into Cisco CML
今回は以前構築したESXiホストにインストールされたCML 2.2.3の環境で、EOS 4.28.1Fのセットアップを試みたところ、利用を開始できる状態となりました。
以降はその記録となります。
【詳細】
vEOSの入手
- Arista社のサイトから入手
- https://www.arista.com/en/support/software-download
- vmdkのvEOSファイルをダウンロード
- 今回は64bitではない方を選択
- "vEOS-lab-XXXX.vmdk"
Nodeの定義
- TOOLSからNode and Image Definitionを選択
- Node Definitionタブを選択されていることを確認し、ADDボタンを押下
- General欄で以下の情報を選択/入力
- ID:今回はveos
- Nature:今回はswitch
- User Interface欄で以下の情報を選択/入力
- Prefix:今回はveos-
- Icon:今回はswitch
- Label:今回はArista vEOS
- Linux Native Simulation欄で以下の情報を選択/入力
- Domain Driver:KVM
- Simulation Driver:server
- Disk Driver:IDE
- Memory:今回は2048
- CPUs:今回は2
- CPU Limit:今回は100
- Network Driver:E1000
-
Interfaces欄で以下の情報を選択/入力
- Loopback name:Loopback0
- Number of serial ports:1
- Default number of physical interfaces:今回は9
- interface 0:Management1
-
Interfaces欄でADD INTERFACEボタンを押下し、以下の情報を入力
- interface 1:Ethernet1
-
Interfaces欄でINCREMENT LAST INTERFACEボタンを、Default number of physical interfacesで指定した数が表示されるまで押下
-
Boot欄で以下の情報を入力
- Timeout:今回は480
-
Boot欄でADD BOOT LINEボタンを押下し、以下の情報を入力
- localhost login
-
CREATEボタンを押下
Imageの定義
- TOOLSからNode and Image Definitionを選択
- Image Definitionタブを選択
- MANAGEボタンを押下
- Upload New Image File欄のChoose a fileを選択し、vEOSファイルを指定
- UPLOAD IMAGEボタンを押下
- Uploaded Images欄に指定したファイルの表示を確認した後に、CREATE NEW IMAGE DEFINITIONボタンを押下
-
General欄で以下の情報を選択/入力
- ID:今回はveos-4-28-1f
- Label:今回はArista vEOS 4.28.1F
- Disk Image:アップロードしたvEOSファイル
- Node Definition:定義したNode
-
CREATE IMAGE DEFINITIONボタンを押下
動作確認
登録されたノードを使ってラボを作成したところ、起動に成功しました。
また、隣接ノードと通信できていることが確認できました。
【補足など】
今回の作業では、Abootファイルは利用しませんでした。
またqcow2への変換作業も行いませんでした。
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