⑤[Android][Kotlin][Vuforia][AR]Vuforia11.4.4の公式サンプルコードを動かしてみた。
第1回 VuforiaでARの初めの一歩
第2回 Vuforiaのサンプルコード(Image Targetのみ)を動かしてみた。
第3回 動画再生を板ポリ上で実行するサンプルコードを作ってみた。
第4回 Vuforiaで動画再生ARを実装してみた。
第5回 Vuforia11.4.4の公式サンプルコードを動かしてみた。
お薦めしません: 第6回 VuforiaのVuMarkを動かしてみた。
お薦めしません: 第7回 Vuforiaで独自VuMarkを作ってみた。←挑戦中 ←無理ゲーすぎた
第8回 Vuforia(Image Target)を独自マーカーで動かしてみた。
第9回 Vuforia(Image Target)を独自マーカーの複数検出させてみた。
ココの記事を受けて、11.4.4 動かしてみた。

※マーカーもモデルも変わってないので変化が見えないけど一応。公式サンプルだしね。
第5回目 Vuforia11.4.4の公式サンプルコードを動かしてみた。
Abstruct
- Vuforia 11.4.4の公式サンプルコードを動かしてみた話。
(そのままじゃ動かなかったので修正点とか) - Vuforiaのバージョンは 11.4.4。
※Vuforiaには3Dモデルを認識するModel Targetと、画像を認識するImage Targetってのがあって、この記事はImage Targetの話になります。
背景
Vuforiaバージョン11.3.4で頑張ってたら、つい先日11.4.4がリリースされまして。仕方ないので動かしてみようかと。
11.4.4の変更点
11.4.4の変更点をCopilot君に聞いてみた。 Image Targetしか使わない僕にはあまり関係なさそう。
🆕 主な新機能と改善点
- On-Prem Advanced Model Targets が Android に対応
Androidでもオンプレミスの高度なモデルターゲットが利用可能に。SDKにプラグインが統合され、別途追加不要。Android対応にはデータセットの再生成が必要。 - オンプレミス簡略化(Enterprise向け)
モデルのジオメトリをローカルで簡略化できる新しいジェネレーターが登場。クラウドへのアップロード不要。 - Unity Android 16KB対応
Unity 6000.0.38f1 における16KBメモリ制限に対応。 - クラウドライセンスとデータベース管理の改善
Cloud Database に紐づくライセンスやアドオンを、ポータル上で直接変更可能に。 - バグ修正とパフォーマンス向上
⚠️ 廃止・非推奨のお知らせ
- Unity AR Foundation のサポート終了
今後は Vuforia Engine と並行して使用不可。 - Magic Leap 2 のサポート非推奨
今後のリリースで削除予定。継続開発には 11.4 以前を使用。 - Intel製Macのサポート非推奨
今後のバージョンで削除予定。
準備
- android端末
- 開発用PC(Android Studioのインストールは済ませておく。)
- android端末をつないで、デバッグができる様にしておく。
- 公式SDKと公式サンプルコードをダウンロード
- Vuforia SDK: https://developer.vuforia.com/downloads/sdk
- Samples: https://developer.vuforia.com/downloads/samples
- vuforia-sample-android-11-4-4.zip
- vuforia-sdk-android-11-4-4.zip
- Vuforiaのアカウント作成 前回の説明の準備1をやっておく。
- Vuforiaのライセンスキー取得 前回の説明の準備2をやって取得しておく。
解凍
ダウンロードした vuforia-sample-android-11-4-4.zip と vuforia-sdk-android-11-4-4.zip を同じフォルダに配置し解凍する。

Android Studioでプロジェクトを開く。
サンプルプロジェクトをAndroid Studioで開く。

修正する。
エラーになるはず。
エラーでビルドが通らなかったり、実行時エラーになるので修正する。
- (appの)build.gradle
vuforia-sdk-android-11-4-4 をパスに追加
- def VUFORIA_ENGINE_PATH = '../../../..'
+ def VUFORIA_ENGINE_PATH = '../../../../vuforia-sdk-android-11-4-4'
- CMakeLists.txt
これも vuforia-sdk-android-11-4-4 をパスに追加
- set(VUFORIA_ENGINE ${CMAKE_CURRENT_LIST_DIR}/../../../../../../..)
+ set(VUFORIA_ENGINE ${CMAKE_CURRENT_LIST_DIR}/../../../../../../../vuforia-sdk-android-11-4-4)
認証情報を設定した後ビルド → そのまま起動するはず。
Android Studioで、"AppController.cpp"を開き、licenseKeyに、準備2でコピーしたライセンスを貼り付け。

※もし、この手順を飛ばしたら、アプリ起動時に下記エラーが発生します。

起動

↓

出来た!!
よし次。VuMarkやるぞ!
「誰かの役に立つと思って」
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