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Go Conference2025にGoルドスポンサーとして参加しました | Resilire Tech Blog

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サプライチェーンリスク管理クラウドサービスResilireでエンジニアをしている西田@bbbar326 です。
Resilireではエンジニアとして、機能開発やシステム運用やプロジェクト推進などを幅広くやっています。

9月27日・28日に開催された、Go Conference2025にて、弊社はGoルドスポンサーとして参加させて頂きました。
昨年のシルバースポンサーから1ランクアップしての参加となり、ブースも大幅にパワーアップしました。
この記事ではGoルドスポンサーとして参加させて頂くにあたって準備したことや、当日のスポンサーブースの様子、そして隙間時間に聴講できたセッションについても語らせて頂きたいと思います。

resilin

Goルドスポンサーに当選!!昨年からのランクアップ!

弊社は昨年に引き続きスポンサーのGoルドプランに応募し、見事当選しました!
今回のGo Conferenceの総応募数は77社と、昨年の54社から大幅に増加し、競争率もさらに激しくなっていました。

スポンサープランの内訳は、

  • プラチナGoルドプラン:2社
  • Goルドプラン:2社 ← 弊社はここ!
  • シルバープラン:18社
  • ブロンズプラン:多数

7/1の抽選会の動画配信をエンジニアメンバーでワイワイ見ておりまして、Goルドプランで「株式会社Resilire」という文字を見た時、昨年以上の歓声が上がりました!77社中わずか2社というGoルドプランの狭き門を見事突破できました!

昨年のシルバースポンサーから念願のGoルドスポンサーへのランクアップ。今年も引き続きGoコミュニティを盛り上げていきたいという思いで参加しました。

ブース出展の準備 - 昨年の反省を活かして

5月ごろ、社内でブース準備の作戦会議が始まりました。
昨年の反省点である「ブースに来てくれた人と盛り上がるための仕掛けが薄かった」という点を改善すべく、今年は以下のような構成にしました。

goconf_booth

ブースデザイン

  • 大型バックスクリーン
  • テーブルクロス
  • サイドバナー2枚
  • プロダクト紹介のモニター(動画ループ再生)
  • テックスタック紹介パネル

ブース企画

  • ADR(Architecture Decision Records)公開
  • オリジナル漫画の配布
  • 事業理解クイズ(クッキー&マカロン配布)

特にテックスタック紹介パネルは、弊社で使用しているGoを中心とした技術スタックを視覚的にわかりやすく展示。来場者の方との技術談義のきっかけとなりました。

ADR(Architecture Decision Records)の公開

今回の新しい取り組みとして、弊社のADR(Architecture Decision Records)を公開しました。
ADRとは、アーキテクチャに関する重要な意思決定とその理由を記録したドキュメントです。「なぜその技術選定をしたのか」「どのような課題があったのか」といった背景を含めて公開することで、来場者の方々により深く弊社の技術への理解を深めて頂けました。

オリジナル漫画で事業をわかりやすく

Goルドスポンサーの特権を活かし、今年はブーススペースが昨年の2倍になったため、より多くの展示物を用意できました。
特に力を入れたのが、弊社の事業やサービスをわかりやすく説明したオリジナル漫画の制作。事業の内容を親しみやすい形で伝えることができ、多くの方に手に取って頂けました。

クイズ企画で盛り上がり演出

昨年の反省を活かし、ブースに来てくれた方とのコミュニケーションを促進するため、弊社の事業やプロダクトに関するクイズを実施しました。
参加賞としてクッキーを、2問正解でマカロンをプレゼント。多くの方に楽しんで頂きながら、弊社の事業やサプライチェーンリスク管理について知って頂く良い機会となりました。

image

当日の様子

2025/09/27(土)・28(日)の2日間、Go Conference2025は、今年もサイバーエージェントさん本社のAbema Towersで開催されました。

abema

昨年同様、各社趣向を凝らしたブースが並んでいました。
クイズやゲームなど、来場者が楽しみながら各社の技術や事業について学べる企画が多く、どのブースも大盛況でした。一例を紹介します。


Goセキュアコーディングクイズ(by GMO Flatt Securityさん)

gmo

あなたの「学びのコツ」を教えてください(by 京都芸術大学 株式会社クロステック・マネジメントさん)

kyoto

Ebitengineゲーム(by SNKRDUNKさん)

snkrdunk

アプリケーションのトラブルを教えて(by mackerelさん)

mackerel

ライブラリ当てゲーム(by OPTiMさん)

optim

どのブースも大盛況で、特に技術的な深い議論が活発に行われており、Goコミュニティの盛り上がりを感じました。
LOVOT(by GROOVE Xさん)が時折遊びにきてくれました。くりくりとした目で見つめられたり、ちょこちょこと歩き回る姿がとても愛らしく、ブースにいたメンバーは全員メロメロになりました。

LOVOT

参加してみて

昨年のシルバースポンサーから今年はGoルドスポンサーとして参加させて頂き、より多くの方々と技術的な議論を深めることができました。
特に、クイズを通じて自然な形で事業や技術の会話ができたことで、参加者の皆様にも楽しんで頂けたと感じています。

オリジナル漫画も大変好評で、「内容がわかりやすく説明されている」など、嬉しい感想を多数頂きました。
SNSでも多くの方に取り上げて頂き、2日間で117名もの方に新たにフォロー頂きました。

Goルドスポンサーとして、より大きなブーススペースと充実した企画で、終日多くの方にお越し頂きました。
昨年の「ブースから離れることが難しかった」という反省を活かし、今年は詳細なシフト表を作成。
常時3〜4名体制を維持しながら、エンジニア同士でローテーションすることで、セッションにも参加できました。

次はプラチナGoルドプランを目指して、さらにGoコミュニティに貢献していきたいと思います!

印象的だったセッション

ブース運営の合間に聴講できたセッションの中で、特に印象的だったものをいくつか紹介します。

Go1.24で進化したmap型について理解する by aoさん

Go 1.24で採用されたSwiss Tableによるmap型の内部実装の進化について解説されました。
Extendible hashingやQuadratic probingを用いたクラスタリング抑制、8スロットの一括検証など、パフォーマンス向上の仕組みが詳しく説明されており、普段何気なく使っているmapの裏側を深く理解できました。
弊社のプロダクトでも頻繁にmapを使用しているため、この最適化の恩恵を受けられることに期待が高まりました。

GoのinterfaceとGenericsの内部構造と進化 by Turbofishさん

Goの型システムの内部構造について、interfaceのeface/ifaceの実装やGenericsのdictionaryGcshape Stencilingによる実装方法が解説されました。
Go 1.18から1.25にかけてのGenericsの進化や、どのような場面でGenericsを使うべきか・使わないべきかの判断基準も示されており、実務での型設計の参考になりました。
内部構造を理解することで、弊社のプロダクト開発でもGenericsを適切に活かしていけそうです。

https://speakerdeck.com/ryokotmng/go-type-system-internals

analysis パッケージの仕組みの上でMulti linter with configを実現する by Ken'ichiro Oyamaさん

go/analysisパッケージを使って、設定可能なマルチリンターを構築する方法が実例(gostyle)とともに紹介されました。
設定ファイルによるルールのカスタマイズや、コメントによるインライン無効化機能など、実用的な機能の実装方法が詳しく解説されており、弊社でも独自のコーディング規約を強制するリンターを作る際の参考になりました。

golangci-lintのような柔軟なリンターを自作できる可能性を感じる内容でした。

https://speakerdeck.com/k1low/go-conference-2025

これらのセッションで得た知見は、早速社内で共有し、実際のプロダクト開発に活かしていく予定です。

エンジニア採用強化中

株式会社 Resilire (レジリア) では、サプライチェーンリスク管理クラウドサービスResilireの開発メンバーを募集中です。

https://careers.resilire.jp

今回のGo Conferenceで弊社の技術力とカルチャーに興味を持って頂いた方、ぜひ一度お話ししましょう!
カジュアル面談も大歓迎です。

https://youtrust.jp/recruitment_posts/a7be7a12e041c05b0eb65c67376d18f6

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