チームの進捗が一目でざっくりわかる「進捗お天気」のご紹介

本記事はREADYFOR Advent Calendar 2025 3日目の記事です。
はじめに
こんにちは!一昨日の記事を書いた際に、前もって記事を書こうと決意しつつも結局当日の夕方に書き始めているtoyocです。
今日は開発チーム内で進捗確認する際に行っている取り組みについて紹介します。
前提
皆さんはチームで開発してますか? 一口にチーム開発といっても進め方はさまざまかと思います。
私がいるチームでは期間ごとに目標設定をして、その目標達成のためにチームメンバーで分担して開発を進めています。今回の話はそんな自分たちのチームで有効だった話になります。
誰かの遅れに誰も気づけず、気がつけば終わっていないことを振り返っている
毎朝、朝会を開いて前日の進捗がどうだったのかメンバーごとに共有し合うのですが、なんとなく共有しているだけだと、遅れ始めているタスクがあったり、進みが悪くなっているメンバーがいたりすることになかなか気づけないことがあります。
終わってみてからなぜ目標が達成できなかったのか振り返るのですが、いつ何が悪かったのか、思い出せないこともあれば、言った言わないの話になってしまったり、うまく振り返れないこともしばしば。
そうなると、効果的な再発防止になかなか辿り着けなかったりします。
毎朝朝会で何か遅れる兆しが出ていないか集中して聞くようにする、わずかな遅れもアラートを出す、など対策を考えるのですが、人間の努力に依存しない、仕組みで解決できるやり方が欲しいところです。
「進捗お天気」コーナー
Ver.1
ということで導入したのが、この「進捗お天気」です!

各自が自分の担当分の進捗をお天気で表現して、朝会の前に毎日記録し、朝会の進捗共有時に一緒に眺めます。これによって、朝会の際に今開発が順調なのかどうかがパッとみてわかるようになりました。
また、振り返る際にどの時点から進捗が悪化し始めたのか、チーム全体ではどんなペースで開発を進められていたのか、というのも一目でざっくりわかるようになりました。
Ver.2
実際に使っていると、休んでる時や会社全体の予定が入っていることも表現したくなりました。

Ver.1より何が起こっていたのか振り返りやすくなりました。さらに、曇りマークをつけたときはそこにコメントをつける運用にして、より経緯を把握しやすくしました。

Ver.3
一方で、この取り組みを続けていくうちに、個々人の進捗は改善できたものの、チーム全体の目標が未達に終わることもしばしばありました。そこで、チームメンバーがより全体の目標達成を意識できるように、進捗お天気にゴール列をさらに追加しました。

個々人の天気はあらかじめ各自が入力できますが、ゴール達成については全員の進捗を確認して認識を揃えてから出ないと天気を設定できないので半ば強制的にチーム全体のゴールを意識できました。
これによって、想定外のタスクが発生した時にゴール達成が怪しくなったことを全員が認識できたり、そもそも無理な目標になっていないか、ゴール設定の精度を改善することもできるようになりました。

まとめ
今回は自分たちのチームで有用だったTipsとして「進捗お天気」を紹介してみました。
こうした仕組みを考えて実践して改善していくのは、普段の業務内容であるプロダクトづくりにも共通するところを感じられ、学びになりました。
チーム開発に関わる方の何かヒントになれば幸いです!
さて、明日は READYFOR Advent Calendar 2025 4日目、 kecyさんによる記事です。お楽しみに。
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