React Tokyo ミートアップ #7 イベントレポート: React は次の10年を生き残れるか?
こんにちは!React Tokyoでサポーターをやっている、晴れ井戸 @pal4de です 🌞
2025年7月に開催された第7回のミートアップ 「React Tokyo Meetup #7」 の様子をお届けします 🤲
React Tokyoとは?
React Tokyoは「分からないを分かち合う、広げようReactの世界。」という言葉を掲げ、東京を中心にオンラインとオフラインの両方で活動するReactコミュニティです。
オンラインでは、Discordを通じた情報交換や交流の場を提供し、オフラインではReactに関するイベントを開催します。
初心者から経験者まで、職種や技術力を問わず、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。Reactを学びたい人、新しいつながりを作りたい人、初めてコミュニティに参加する人も大歓迎です!
詳しくは創設者の一人であるdaishiさんの記事をご覧ください 👇
イベント概要
開催日: 2025/7/18(金)
会場: 株式会社ビットキー様 東京オフィス
参加者数: 40 名
「React Tokyoミートアップ」は、Discordに参加されているコミュニティメンバーに参加していただいている方々の親交を深め、オンライン上でも活発な交流ができるような土壌づくりを目指したオフラインイベントです。
今回の第7回までは、2025年1月から月に1回のペースで行われています。
イベントの様子
スポンサートーク
React Tokyoでは、イベントの会場スポンサーや飲食スポンサーを募集しており、特典としてロゴ掲載やノベルティ配布権をご用意しております。
ノベルティ配布の様子
会場・飲食スポンサーLT
そして今回は会場と飲食のなんと両方を株式会社ビットキー様からご提供いただきました!
スポンサーLTでは、ビットキー様の事業内容や当日のコミュニケーションに役立つ情報をお話しいただきました。
ビットキーさんのオフィスはもちろん workhub で管理されてましたよ 🔑
メイントーク
React学習本「りあクト!」の作者でもある 大岡 由佳さんから「React は次の10年を生き残れるか:3つのトレンドから考える」というテーマでお話をいただきました。
「Signals」「Zero JavaScript」などの昨今の技術的トレンドから、現代的なUIライブラリ・UIフレームワークの中で、Reactはパフォーマンス面で劣位にいるのではないか、という分析をお話しいただきました。
Reactはこれまで、パフォーマンスよりもDX(開発体験)を重視する姿勢が支持されてきました。
しかし近年は、React Server Components(RSC)に代表されるように、必ずしもDXの向上に直結しない領域への注力が目立っている――という指摘で話を締めくくられました。
既にはてなブックマークでも総合ホットエントリでランクイン[1]されており、本稿よりも先に資料を知った方も多いかもしれません。
実際の発表はこの資料から感じる以上に重厚感と迫力を感じる内容で、参加者のみなさんも感心されているようでした✨
グループワーク
グループワークでは数人のグループに分かれ、ファシリテータの進行の下共通のテーマについてディスカッションを行います。
今回のテーマは 「今使っているフレームワーク、または興味あるフレームワークは何?」 というものでした。
私の参加したグループでは 「CreateReactAppから始まったプロジェクトでフレームワークっていうフレームワークはなくて、今は強いて言えばViteとTanStack Routerだなあ...」 とか 「Next.jsを使ってます!ただ、アップデートへの追従が大変だ...」 と言ったような声が聞かれました。
React Tokyoミートアップでは時折ライブラリやフレームワーク開発者の方が一般参加されているのも特徴です。Jotai の開発者である Daishi Kato さんが開発されているフレームワーク「Waku」 の成り立ちやこれからについてもお話を伺うことができましたよ ⛩️
LT
Discordの中ではLT枠も募集されます!今回はお三方に発表いただきました☘️
LT 1人目
小笠原京平さんから「ReactでShopifyアプリ開発」というテーマについてお話しいただきました。
ECサイトのプラットフォームであるShopifyは、Shopify App Storeというアプリケーション販売が行えるプラットフォームという側面も持ちます。
個人開発でも、需要を上手に汲み取ることで数百ものストアから利用されビジネスとして成立させることもできる、そんな魅力についてお話しいただきました。
夢が広がります 🛍️
サムネイル画像
LT 2人目
Wonderさんから「Reactで見る!純粋関数で深ぼる副作用」というテーマでお話しいただきました。
「純粋性」や「冪等性」。現代のReactについて勉強していくと必ずこのような言葉に当たりますが、それらの関係性や性質については私も整理ができていませんでした。純粋でも冪等でもないロジックこそがビジネスをさせてくれているのだというt-wadaさんからのありがたいお言葉を聞けたかと思いきや、これらを支えてくれる状態管理ライブラリを生み出してくれたDaishiさんへの感謝の言葉で締めくくられる充実の発表でした。
🎉 ありがとうございました 🎉
LT 3人目
最後はなんとその Daishi Katoさん から、Jotaiエコシステムについてのご紹介をいただきました。
Atomicな状態管理ライブラリ「Jotai」は小さくないエコシステムを持っており、それを俯瞰する発表でした。
jotai-tanstack-query や jotai-trpc などの他ライブラリとの連携を行うもの、 jotai-suspense などの実験的なものなど...ここまで広がりがあるとは思いもしませんでした! jotai-game なんてものもあったぞ!これはなんだろう!
Daishiさんが作ると、誰かが引き継いでくれることもあるそうです。世界的ライブラリ開発者の景色だ!エコシステム!
懇親会
最後にお待ちかねの懇親会。ビールやおにぎりを片手(ないしは両手)に自由に過ごせる時間です。
グループワークの続きを深く語る人もいれば、メイントークやLTの内容について花を咲かせる人、普段の仕事や興味関心について語り人脈を広げる人など、みなさん思い思いに時間を過ごされていました。
おいしいおさけ
おいしいおにぎり
お馴染みの人も初めての人も分け隔てなく交流しています
まとめ
以上、React Tokyo ミートアップ #7 のレポートでした!
私は今回の参加が6回目となりますが、毎回違った人や気づきとの出会いがあり、毎回楽しみにしているイベントです。
もっともっと盛り上がっていくといいなあ!!!
イベント開催にあたり、会場、飲食のご支援を頂きました 株式会社ビットキー様、そして日頃よりコミュニティをご支援いただいているコミュニティスポンサーの 株式会社キッカケクリエイション様、 Dress Code株式会社様、 株式会社Rebase様、 株式会社カケハシ様、 株式会社ALGO ARTIS様、 MOSH株式会社様、 株式会社オプティム様、誠にありがとうございました。
そして運営をサポートしてくださった、React Tokyo サポートチームの皆様、本当にありがとうございました。
React Tokyo では、今後もオンライン・オフラインでのイベントを企画していきます。
興味を持っていただけた方は、ぜひ React Tokyo の Discord にご参加ください!
それではまた次回のイベントでお会いしましょう!
Discussion