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Glueジョブの出力ファイルを1つにまとめるやつ
AWS GlueジョブでS3に出力する際に、出力ファイルを一つにまとめたいというニーズはよくあることです。この場合、repartition(1)
とcoalesce(1)
のどちらを使うかが問題になります。これらのメソッドはApache SparkのRDDやDataFrameのパーティション操作に使われ、Glueジョブの中でSparkの機能として利用可能です。それぞれのメソッドについて説明し、どちらがより適しているかを考えましょう。
repartition(1)
-
repartition
メソッドは、指定された数のパーティションにデータセットを再分配します。 - データセットを完全にシャッフルするため、大量のデータを扱っている場合は時間がかかり、コストが高くなる可能性があります。
- パーティションの数を増やす場合や、データの分布を均一にする必要がある場合に適しています。
coalesce(1)
-
coalesce
メソッドは、シャッフルを行わずにパーティションの数を減らすため、repartition
に比べて効率的です。 - 主にパーティションの数を減らすことを目的としており、大量のデータを一つのパーティションにまとめる際にもパフォーマンスが良いです。
- ただし、元のパーティションが不均一に分布している場合、
coalesce
を使用してもデータの不均衡が解消されない可能性があります。
どちらを使うべきか
- S3に出力するファイルを一つにまとめたいという目的の場合、パフォーマンスと効率性を考慮すると
coalesce(1)
が一般的に推奨されます。これは、シャッフルを伴わないため、処理時間とコストを節約できるからです。 - しかし、元のデータが非常に不均一なパーティションに分かれており、結果として得られる単一ファイルのデータ分布に均一性が必要な場合は
repartition(1)
を検討する必要があります。この方法はより多くのリソースを消費し、処理に時間がかかる可能性があるため、必要性をよく考えるべきです。
最終的な選択は、パフォーマンス、コスト、およびデータの分布要件を考慮して決定する必要があります。大抵の場合、coalesce(1)
がS3に単一のファイルとして出力する場合の最適な選択肢です。
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