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Progate終わったら何をする?

2025/02/07に公開

Progateで一通り基礎を学んだら次は何をすべきでしょうか。
ざっくり言うと、「アウトプット」ということなんでしょうが、どうアウトプットしたらよいか悩む方もいらっしゃると思います。

ということで私なりに3つピックアップしました。少しでも参考になる部分があれば幸いです。
(一番理想なのは楽しいと思えることに取り組むことだと思います。)

車輪の再発明をする

車輪の再発明とは、既に世の中にあって知られている物を、もう一度作ることを言います。
「既にあるものをまた発明する」ということなので、一般的にはネガティブな言葉として捉えられますが、勉強目的であればどんどんやるべきです。

具体的には、

  • ToDoアプリ
  • 単語帳
  • ライブラリ

などなど、Pythonは技術ブログ・書籍・YouTubeなどが充実しているので、題材には困らないと思います。

また、再発明したら自分だけのオリジナル機能を加えるのもいいですね。

業務を効率化する

Pythonを使うことで身の回りの面倒な業務を効率化することができます。

Excel処理

Pythonを使ってExcelファイルを操作することができます。
以下は操作一覧です。

操作名 内容例
ブックの操作 複数ブックの作成、セルの値の取得
シートの操作 シートの移動、削除
セルの操作 指定したブックへ転記、グループ化
行・列の操作 行・列の挿入
見た目の操作 列の幅を調整、セルに色をつける
データの可視化 グラフの作成、表の作成
画像の挿入 画像をブックに挿入する
コメントの取得 セルのコメントを取得する
リンクの作成 ハイパーリンクを作成する
ファイルの操作 複数ファイルを結合する
書式の操作 条件付き書式の挿入
ファイル変換 Excel→csv、csv→Excel変換

物体検出

Pythonには簡単に物体検出ができる yolo というAIが存在します。

混雑状況の把握や在庫管理などに活用することができます。

またyoloとは、「You Only Look Once(一度しか見ない)」
の頭文字を取ったもので、非常に早く物体を検知できるのが特徴です。

興味のある方は是非こちらをご確認ください。

https://arika-blog.com/yolov9/

RPA

RPAとは、PC上で行うマウスとキーボードの操作を自動化する仕組みのことを言い、入力作業・ルーチン業務の自動化ができます。(入力作業の場合、事前のデータ整形にPythonが使えるので便利です。)

タスクスケジューラ(Windows)と組み合わせれば、お昼休みに業務を終わらせておくことができます。

また、ショートカットキーをたくさん覚えるため、普段のパソコン業務も早くなり、一石二鳥です。

以下に基本的な操作をまとめています。
更に詳しく知りたい方は公式ドキュメントをご確認ください。
https://pyautogui.readthedocs.io/en/latest/

関数名 説明
moveTo(x, y, duration=0) マウスを座標 (x, y) に移動する
duration 引数を使用して移動にかける時間を指定できる(秒単位)
dragTo(x, y, duration=0, button='left') マウスボタンを押しながら、座標 (x, y) にドラッグする
duration 引数を使用してドラッグにかける時間を指定できる(秒単位)
デフォルトのボタンは左ボタン
click(x=None, y=None, clicks=1, interval=0.0, button='left', duration=0.0) clicks 引数でクリック回数を指定でき、 interval 引数でクリック間隔を秒単位で指定できる
button 引数で使用するボタンを指定でき、デフォルトは左ボタン
duration 引数でクリックにかける時間を秒単位で指定できる
doubleClick(x=None, y=None, interval=0.0, button='left', duration=0.0) マウスボタンをダブルクリックする
interval 引数でクリック間隔を秒単位で指定できる
button 引数で使用するボタンを指定でき、デフォルトは左ボタン
duration 引数でクリックにかける時間を秒単位で指定できる
write(message, interval=0.0) キーボード入力をシミュレートする
message 引数に入力するテキストを指定する
interval 引数で入力する文字の間隔を秒単位で指定できる
press(keys, presses=1, interval=0.0) keys 引数に押すキーを指定する
presses 引数でキーを押す回数を指定できる
interval 引数でキーを押す間隔を秒単位で指定できる
hotkey(*keys, interval=0.0) キーボードのホットキーを押す
keys 引数に押すキーを指定する
interval 引数でキーを押す間隔を秒単位で指定できる

PDF処理

OCRを使って文字を抽出することができます。
例えば複合機で一括スキャンしたPDFファイルを会社ごとに分割することが可能です。

また、camelotというライブラリを使うと、PDFに残っている表データを抽出することも可能です。

公式ドキュメントより引用
check box (11).png

抽出した表データは、グラフ化したり、Excelに出力したりできます。

フォルダ操作

ファイル名を一括変更したり、ファイル名を取得することができます。

タスクスケジューラ(Windows)と組み合わせて、定期的にフォルダを監視することもできます。

メール処理

OutlookやGmailなどのメール処理を自動化することができます。

フォルダ操作と組み合わせて顧客ごとにファイルを添付することが可能です。

スクレイピング

スクレイピングとは、WEB上の情報を収集することを言います。

収集した情報は、Excelに出力して活用したり、チャットツールに通知することができます。

ひたすらアウトプットする

演習問題や資格試験を利用して、インプットした内容をアウトプットします。

100本ノック

実際に手を動かして理解度をチェックしましょう。
図解マシマシで基礎がまとまっています。

https://zenn.dev/python_academia/books/eabcc6b22afff5

資格試験を受ける

Pythonには、Python3エンジニア認定基礎試験という資格試験があります。

試験内容はPython3の文法基礎が問われるため、取得するとPython3の文法基礎を理解していることが証明できます。

試験概要
試験名:Python3 エンジニア認定基礎試験
(英名:Python 3 Certified Engineer Basic Examination)
資格名:Python3 エンジニア認定基礎試験合格者
(英名:Python 3 Basic Grammar Certification)
概要:文法基礎を問う試験
問題数:40問(すべて選択問題)
試験時間:60分
合格ライン:正答率70%
ITSS:職種:ソフトウェアディベロップメント、専門分野:応用ソフトのレベル1
出題範囲:主教材であるオライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル(2021年9月1日より第四版に対応します)」
受験日:通年
試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
受験料金:1万円(税別) 学割5千円(税別)
Pythonエンジニア育成推進協会より引用

https://zenn.dev/python_academia/articles/d5a378895fa7de

まとめ

Progateはたくさん周回してもあまり意味はないです。分からない部分が残っていたとしても、次に進むことでいつか理解できる時がきます。目標に向かってどんどん進んで行きましょう!

初学者~中級者の方向けに書籍を執筆しています。

Pythonの基礎文法を図解を使って解説(Python3エンジニア認定基礎試験対応)

https://zenn.dev/python_academia/books/6df147d8b82939

Pythonの全組み込み関数(71個)の使い方をマスターしよう!

https://zenn.dev/python_academia/books/e671d97f090c50

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