Re:VIEWで執筆する
PDFが出力できるようになったので、執筆する際の設定について記録していきます。
設定を変更する(config.yml)
「config.yml」でRe:VIEWの出力結果を変更できます。
PDFのファイル名を変更する
「bookname」を変更するとPDFのファイル名が変更されます。
# ブック名(ファイル名になるもの。ASCII範囲の文字を使用)
# bookname: ReVIEW-Template
bookname: PositiveUnrealEngineHandbook
表紙を設定する
# 書名
booktitle: {name: "Unreal Engine Handbook", file-as: "UnrealEngineHandbook"}
subtitle: {name: "ポジティブに学べる!", file-as: "ポジティブニマナベル"}
# 著者名。「, 」で区切って複数指定できる
aut: [{name: "ポジTA", file-as: "ポジタ"}]
# a-pbl, pbl: 出版社(発行所)
pbl: ["ポジTA"]
# 刊行日(省略した場合は実行時の日付)
date: 2024-05-26
奥付(おくづけ)を設定する
「奥付(おくづけ)」は書籍の最終ページ付近にある情報です。
# 書名
booktitle: {name: "Unreal Engine Handbook", file-as: "UnrealEngineHandbook"}
subtitle: {name: "ポジティブに学べる!", file-as: "ポジティブニマナベル"}
# 著者名。「, 」で区切って複数指定できる
aut: [{name: "ポジTA", file-as: "ポジタ"}]
# a-dsr, dsr: デザイナ
dsr: ["ポジTA"]
# a-edt, edt: 編集者
edt: ["ポジTA"]
# a-ill, ill: イラストレータ
ill: ["ポジTA"]
# a-pbl, pbl: 出版社(発行所)
pbl: ["ポジTA"]
# 発行年月。YYYY-MM-DD形式による配列指定。省略した場合はdateを使用する
# 複数指定する場合は次のように記述する
# [["初版第1刷の日付", "初版第2刷の日付"], ["第2版第1刷の日付"]]
# 日付の後ろを空白文字で区切り、任意の文字列を置くことも可能。
history: [["2024-05-26 技術書典 16 初版"]]
# 権利表記(配列で複数指定可)
# rights: (C) 2016 Re:VIEW Developers
rights: (C) 2024 ポジTA
urnidをgitのURLを設定する
urnidにgitのURLを設定します。
# 固有IDに使用するドメイン。省略した場合は時刻に基づくランダムUUIDが入る
# urnid: urn:uuid:https://github.com/TechBooster/ReVIEW-Template
urnid: urn:uuid:https://github.com/posita33/PositiveUnrealEngineHandbook.git
紙面サイズをA5に変更する
デフォルトの設定では「デフォルトはB5・印刷用の設定」になっています。
「A5」の設定の行だけをコメントが外れるように設定する。
紙の印刷版「media=print」と電子版「media=ebook」でPDFの出力結果が変わります。
ページを追加して本を執筆していく
Markdownファイルを取り込む
「panoc」が入っていない場合は「pandoc」をインストール必要があるようです。
詳しい手順は以下のURLを参照してください。
ページの設定を行う(catalog.yml)
ページ設定は「catalog.yml」で設定します。
Markdownファイルは「.md」ではなく「.re」の拡張子を使用します。
PREDEF:
- preface.re
CHAPS:
- article.re
APPENDIX:
POSTDEF:
- contributors.re
章を追加する
「aticles」フォルダに「(ファイル名).re」のファイルを追加します。
「CHAPS」カテゴリにファイル名を追加します。
CHAPS:
- article.re
- article2.re
見出し1~見出し3までの記述を行います。
= 2章のタイトル
== スタート
ここから2章が始まります。
=== さらにスタートします
本当に2章が始まります。
テキストには書いていませんが、自動的に付与されます。
- 2章:CHAPSの順番
- セクション番号: 見出しの順番
見出し3までの情報が自動的に挿入されます。
見出しレベルを調整する
# 目次として抽出する見出しレベル
toclevel: 2
# 採番の設定。採番させたくない見出しには「==[nonum]」のようにnonum指定をする
#
# 本文でセクション番号を表示する見出しレベル
secnolevel: 2
「secnolevel」でセクション番号を挿入する見出しレベルを調整できます。
「toclevel」で目次の見出しレベルを調整できます。
記法
記法はこのPDF「Re:VIEW Starter ユーザーズガイド」を随時確認するのが分かりやすそうです。
使用した記法について書いていきます。
見出し : =
見出しは「=」の数で見出しレベルを設定できます。
目次とも連動しているので、目次レベルを
= 見出し1
== 見出し2
=== 見出し3
リンク : href
@<href>{(URL)}
強調 : @<ttb>{(文章)}
「@<ttb>{(文章)}」で文章を強調表示できます。
@<ttb>{ここから2章が始まります}
List : *
「 * 」を先頭に書く複数行はListとして変換されます。
先頭に半角スペースが必要です。
* List1
* List2
* List3
入れ子構造にしたい場合はコチラのURLを参照してください。
改ページ : //pagebreak
「//pagebreak」で改ページできます。
//pagebreak
章は自動的に入ってしまうので、章が書かれたページを改ページで強制的に1ページにして、Actobat Proで章ページを差し替えるといったことができそうです。
= 2章のタイトル
章があるページ
//pagebreak
== スタート
ここから2章が始まります。
=== さらにスタートします
本当に2章が始まります。
画像 : //image[(ファイル名)][(図の説明)]
画像ファイルは「articles」フォルダの「images」フォルダに追加します。
画像「sample_image.png」を文章内に挿入するには以下のように書きます。
画像はポジTAロゴです。(@<img>{sample_image})
//image[sample_image][ポジTAロゴ][scale=0.5]{
//}
フッターの引用://footnote[(Key)][(引用の文章)]
フッターに引用情報を書く場合は「//footnote」を使用します。
「@<fn>{(Key)}」とfootnote[(Key)]でKeyの文字を一致させることで引用情報を追加できます。
画像はポジTAロゴ@<fn>{posita_logo}です。(@<img>{sample_image})
//image[sample_image][ポジTAロゴ][scale=0.5]{
//}
//footnote[posita_logo][これはポジTAのロゴです。]
コラム:===[column] (文章)===[/column]
ちょっとしたお得な情報を提供するコラムを追加できます。
===[column] コラムを書いてみよう!
コラムについてのサンプルです。
ちょっとしたお得な情報を書いてみましょう。
===[/column]
強制改行と空行:@<br>{} //blankline
通常、空行を入れないと段落としてみなされてしまい、改行できません。
「@<br>{}」で強制改行できます。(brを小文字にするとZennも改行してしまうので、大文字にしています。)
空行を入れたい場合は「//blankline」を挿入します。
文章を@<br>{}改行します。
一行空行を入れないと改行改行されません。
空行を1行入れることで段落が変わります。
//blankline
blanklineで強制的に空行を入れられます。
プログラムリスト
- //list[識別子][キャプション][言語指定]{ 〜 //}
- 通常のリスト。言語指定は省略できます。
- //listnum[識別子][キャプション][言語指定]{ 〜 //}
- 通常のリストに行番号をつけたもの。言語指定は省略できます。
- //emlist[キャプション][言語指定]{ 〜 //}
- 連番がないリスト。キャプションと言語指定は省略できます。
- //emlistnum[キャプション][言語指定]{ 〜 //}
- 連番がないリストに行番号を付けたもの。キャプションと言語指定は省略できます。
//list[][HLSLカラー]{
/*
コメントブロック
複数行のコメントができる
*/
// 1行コメント
float3 blue = float3(0.65, 0.85, 1.0); // 青
// 戻り値で青の値を返す
return blue;
//}
関連URL
参照URL
Re:VIEW Starter ユーザーズガイド
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