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開発サイクルタイム短縮への小さな一歩: 朝会で未レビュープルリクエストを眺める
はじめに
最近、私たちの開発チームはOffers MGRを導入しました。
Four Keysの分析などを行うことができ、チームの開発生産性を高めるための手がかりを見つけようとしています。
まずは改善しやすそうな開発サイクルタイムの「プルリクエスト作成からレビュー作成」までの時間を短縮することに取り組み、素早い勝利(Quick Win)[1]を達成することができました。
実施した取り組み
朝会で未レビュープルリクエストの一覧[2]を30秒も掛けずにチームメンバーで眺めました。
・・・以上です!笑
簡単に始めることができて、簡単にやめることもできる取り組みを実施しました。
数値改善
実施前後 | PR数 | プルリクエスト作成からレビュー作成[3] | サイクルタイム[4] |
---|---|---|---|
実施前 | 589 | 24時間21分 | 145時間30分 |
実施後 | 179 | 11時間7分 | 134時間19分 |
プルリクエスト作成からレビュー作成までの時間は 約54% 短縮し
サイクルタイム全体も 約8% 短縮することができました。
その他の改善
- 眺めた際に目についた気になるプルリクエストをレビュアーにアサインされていなくても見に行くことが増えた
- プルリクエストが作成されたことで、機能リリースが近いことを把握できるようになった
数値改善のみを狙っての取り組みでしたが、思いがけず他にも良い効果が生まれていてよかったです。
メンバーの声
- 朝会後にアサインされているプルリクエストをレビューする習慣が付いた
- 数値の大幅な改善があり、効果があったんだなと実感した
- レビューの量がはっきり確認できるので、多い時はみんな自身の開発が忙しいかもしれないなどチームの何となくの状態がわかる
- すごーい!!
などなど・・・
特別な負担を強いることなく、効果を実感できたため、メンバーからは好意的な声が多く聞かれました。
まとめ
実施した取り組みが小さなものだったにもかかわらず、意外にも大きな効果を実感し、良い成功体験を得ることができました。
開発サイクルタイム短縮は、基本的にはボトルネックの移動になると思うので、その点には注意しつつ、何を意識しての取り組みなのかを考え続けたいと思います。
今後もチームに影響を与える取り組みは、可能な限り小さく始めて、素早い勝利(Quick Win)を積み重ねていくことを心がけたいと思います。
参考文献
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