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初心者は知らないけど経験者は常に使っている、ターミナルのおすすめコマンド

2021/05/13に公開

プログラミング初学者の方であれば、CLI(Command Line Interface)
いわゆる例の黒い画面で作業する機会が必ずあります。
その際に、知っていると作業効率が爆速になるコマンドがあるので、共有します。
意外とこの辺のtipsはググラビリティが低く、先輩エンジニアから教えてもらえるまで気が付かないというケースがよくあるため、この記事をたどり着けた方はぜひ活用してみてください!

ちなみに本当に最低限のコマンドたちなので、もし気になる方は「ターミナル tips」とかで検索してみてください!

検証環境

ProductName: macOS
ProductVersion: 11.3.1

基本的にmac, linux系であれば記載するコマンドは全部使えると思います

おすすめ度 ★★★★★ [↑]

これだけは覚えておいて欲しいという必須のコマンド(操作)がです
あなたのお使いのキーボードの↑を押していただくと、過去に使用したコマンドが最近使った順で出てきます。

↑を押しすぎて自分の探してたコマンドを通り過ぎちゃった!
みたいなことがあったら↓で戻れます

ちなみにお使いのターミナルとちょっと見え方が違うかもしれませんが、気にしないでください
気になる方はこちら
https://zenn.dev/pictogram/scraps/a656509168afb0

おすすめ度 ★★★★★ [tab]

tabで文字の補完ができます。tabを押すとシステム側がいい感じに予測変換を出してくれるというものです。
とても長いファイル名/ディレクトリ名がある場合に、一括で出力してくれるのでとても便利です。
touchで作成した、ファイルを予測変換で一発で出してみます。

ちなみに途中まで同じ名前のファイル/ディレクトリがある場合は、途中まで予測変換で出してくれるのでtabで補完した後に文字を入力してからtabを入力すると、予測変換を連続でしてくれます。
文字だと説明が難しいので、gifを貼り付けます。

作業手順としては

  1. lsでaabbbbb,aacccccというファイル名があることを確認
  2. catと入力した後、tabを押下(このときに、補完でaaまでは自動で出ます)
  3. bを入力してtabをもう一度押すと、残りの補完をもう一度行ってくれます。

これにより同じディレクトリ内部に途中まで同一のファイル名/ディレクトリ名があって、補完を一発で行ってくれないという場合でも、補完を行ってくれます。

ちなみにtabを2回押すと、補完可能なファイルが一覧で表示される機能もあります。
こちらも便利なので使ってみてください!
先程のディレクトリでaabbbbb/aacccccというファイルがある状態でtabの補完をおこなって見ます。

これで補完が途中で止まったけど、ファイル名全部覚えてない..!
みたいな場合でも安心です。

ちなみに

基本的このコマンドの使い方としてはディレクトリ上にファイルが2つ以上あるケースで、ファイル名を一文字入力してtabで補完するというケースがよくあります。

おすすめ度 ★★★★ [control + a]

これはカーソルを一番先頭に持ってくるコマンドです。WindowsだとHomeでできます。
例えばvimで編集したファイルをcatでみたい、などの場合に便利です。
ちなみに組み合わせでFn + Deleteもおすすめです。WindowsだとDeleteでいけます(backspaceではないです)
これは自分のカーソルの後の文字を削除するコマンドです。

vimで修正したものをcatで出力して結果を確認する、といったケースなどで重宝します。

おすすめ度 ★★★★ [clear]

これはTerminalをきれいにするコマンドです。Macだと control + lでも可能です
コマンドをたくさん使って一回まっさらにしたいときに使いましょう

おすすめ度 ★★★ [control + r]

検索コマンドです。かなり前につかったコマンドで↑を押しても全然出てこないときに使います。
Windowsでのやり方は..すみませんパッと見つかりませんでした..

注意点としては検索したあとにreturnを押すとコマンドが実行されてしまうので、実行したくない場合はescを押してください。

最後に

ここに書いたものは普段自分が業務で使っているものです。
快適なターミナルライフをお過ごしください!

もし他にもこれ便利だよ、みたいなコマンドがあればコメントいただけると!

参考
https://qiita.com/shizuma/items/86470203ac8ea6b4d53f
https://dev.classmethod.jp/articles/terminal-reverse-i-search/

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