GoogleWorkspaceを契約していると利用できるサービスにGoogle Workspace Flowsというものがあります。
このGoogle Workspace Flows(以下、Flows) は、Google各サービスとGeminiで自動化ができるノーコードのワークフローアプリです。
このFlowsでは、ワークフローの実行結果をGoogle ChatやGmailで送信できますが、
GMOペパボではSlackをチャットツールとして利用しています。そのため、実行結果をSlackに送信したい場面があります。
社内ではアドベントカレンダーの通知を行うためにFlowsとSlackを連携したメッセージ送信を行っています。これを実現するための方法を紹介します。
Flowsの利用にはアルファプログラムへの登録が必要
Flowsは以下の2点を満たす必要があります。
- Google Workspaceのビジネススターター以上への加入
- Geminiのアルファプログラムへの登録
このページに詳細がまとまっています
Webhookを使って、Slackに転送する
このFlowsにはWebhookで外部サービスへ送信できます。
このWebhookを利用して、FlowsとSlackを連携します。
実際の連携の仕方
今回は、前日の未読のメールを要約してSlackに通知するワークフローを作りながら説明します。
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Flowsで、新しくワークフローを作成
StarterにはOn scheduleを指定して、定期実行を行うようにします
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Recap unread emailsで未読のメールを要約するステップを追加します。
Slackに送る際には、jsonで送信するため* 出力は制御文字含めたプレーンテキストという指示を追加しておきます
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Slackのワークフローを新規に作成し、トリガーにWebhookを設定します。
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変数を設定するボタンをクリックして、キー名(画像ではtext)を入力します。データタイプはテキストのままにします。
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webhookの設定が終わると、ウェブリクエストのURLが発行されのでコピーしておきます。その後はチャンネルやユーザーにメッセージを送信する処理を追加します。変数を挿入からwebhookで入力したキー名を選ぶことで、Flowsで送信されたテキストがその部分に埋め込まれます。
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Slackで発行されたウェブリクエストのURLを、Flowsのwebhookのステップにペーストします。payloadはjsonで指定します。
これを実行することで、
画像のようにSlackにメールを要約した内容が送信されます。
終わりに
Googleの各サービスと連携が簡単なため様々な応用が効き、便利なツールだと感じています。
Geminiも使えるため、今日の渋谷天気、イベント情報を収集して教えてなどという指示を入れて毎日通知するといった使い方もできます。
ちなみに、ペパボのムームードメインでは、Flowsの利用に必要なGoogle Workspaceも取り扱っています
以上、FlowsとSlackの連携方法でした！次のアドベントカレンダーもお楽しみに！
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