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PMP試験に合格した話

2024/06/06に公開

マネジメント

資格試験

pmp

idea

はじめに

この記事では、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナル（PMP）認定試験に合格するまでの記録と、効果的な勉強方法について共有します。

PMPとは

PMP® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
PMP® 試験は、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。
専門知識を有していることを証明するために、米国PMI本部が資格認定を行うものであり、法的な資格、免許ではありません。
PMP® 資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。

所謂プロジェクトマネジメントに関連する資格のグローバル・スタンダードに位置づけられる試験です。
資格保持者をプロジェクトに参画させることが入札条件にもなっていたりします。

受験資格

PMPを受験するには2つの要件を満たす必要があります。

プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験

大卒の場合：
プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。

それ以外の場合：
プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、60ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。
35時間の公式研修の受講
PMIより認められた公式研修の受講を証明する書類の提示が必要となります。

35時間研修

私は以下のUdemyの講座で対応しました。

申請方法

以下の流れで申請します。
すべて英語での対応が必要となります。

PMIへのアカウント登録
受験者情報の入力（学歴等）
35時間研修の受講歴の入力
プロジェクトマネジメント経験の入力

私の場合はプロジェクトマネジメント経験を36か月分記載するのに6プロジェクト分作文しました…

監査

すべての必要事項を入力して申請します。
その後PMIにて監査が行われます。（5日くらいで承認されます。）
監査にはいくつかパターンがあるようです。

通常の監査：入力事項をPMIが確認。内容に不備がある場合は別途連絡あり。
ランダム監査：受験者の数%を対象にランダムでの監査を実施。学歴やプロジェクトを証明する手続きが必要となる。

私は見事にランダム監査に選ばれました！

ランダム監査対応

ランダム監査対応には以下の手続きを踏む必要があります。

学歴を証明する書類の提示
学歴の証明には卒業校の卒業証明書（英文）が必要となります。
私はこんなこともあろうかと事前に入手していました。
証明書をPDF化して所定のフォームからアップロードするだけです。
プロジェクト管理経験の証明
これはプロジェクトごとに上司または同僚にDocuSignでサインしてもらう必要があります。
例えば前職のプロジェクトを記載した場合は前職の上司にサインが必要なので注意が必要です。
私は6プロジェクト分現職の上司に対応していただきました。
35時間研修の受講証明書
前述のUdemy講座より受講証明書がダウンロードできます。
それをそのまま添付するだけでOKでした。

上記対応後に再度PMIによる確認が行われます。
私の時は5日後に監査にパスした連絡が来ました。

勉強

以下のコンテンツで勉強を進めました。

Udemy
前述のUdemyをメインに学習しました。
こちらは基礎知識の他PMIの考え方（マインドセット）が理解しやすくRedditでもよく言及される定番の講座です。
PMP Certification Exam Prep Course 35 PDU Contact Hours/PDU

YouTube
PMBOK6のプロセスを理解するうえで役立つ動画です。
こちらもよくRedditで言及されるものですね。
PMBOK® Guide 6th Ed Processes Explained with Ricardo Vargas!

プロセスマッピングゲーム
これはおまけですね。
プロセスの理解度をゲーム形式で理解するためのものです。

公式問題集（PMI Study Hall）
PMI Study Hall Plusに登録しました。

Udemyと公式問題集をやっていれば合格できるかと思います。
特にUdemy講座のマインドセットの章が何より重要です

また、公式問題集はPMIの考え方を理解することができるのでちょっとお高いですがPlusに登録するといいかと思います。
本番より難易度が高い問題も多いので模試の点数が低くても落ち込まなくて大丈夫です。
下記のように難易度Expertを除いて7割程度正解できていれば十分合格圏だと思います。

勉強時間はおよそ150時間でした。（試験会場の空きがなかなか確保できず勉強期間が延びたので多めの時間になっています。）

試験当日

試験問題：180問
試験時間：230分
その他：60問解答毎に合計2回10分以内の休憩が取れます

試験時間が長いのでそれなりに疲れます…
休憩中は飲み物とお菓子等でエネルギー補給をするのがおすすめです。

試験結果

全区分Above Targetで合格しました。

感想

所謂KKDでマネジメントをしていた部分があったので体系的に学べたのはよかったと思います。
実際にマネジメントを行う上で役立つことも多く受験してよかったと思います。

LinkedInやビズリーチでのスカウトも増えたので転職市場においても強いアピールになると思います！！！